
(前ブログ、動画編集について、いろいろありがとうございました)
(表題写真、和歌山のメガーヌ乗りに撮っていただきました。純正チョイ下げ程度の車高、見ていただくとわかると思います)
いろいろ気付きもあったので、忘れないうちに書いておかないと、と思います。
まず、端的に自分の結果から。
今回は諸般の事情により、6日日曜のみのコース走行
午前中の2回の試走
午後イチの本戦1本目 そして15時ごろからの2本目予定でしたが
強烈な雨雲が接近中という事もあり、アクシデントも起きていたことから危険と判断し、2本目は中止。
1本目でリザルトを出し、表彰して早めに解散、という事になりました。
これは決断としては的確で、帰り道の猛烈な豪雨を考えれば、強行していれば何が起こっていたかは想像がつきます。
つまり、この2本目の中止決定の瞬間まで誰も「1本目だけの1発勝負」になるとは夢にも思っていなかったわけで、
そのあたりの考え方もこの1本目の結果には反映していた可能性があります。
また、このリザルトに書かれているタイム、順位といったものはそういった状況の違い
車両のパワーやコンディション、といったものに大きく影響されるわけで、何も早いから偉い、遅いから偉くないなんてことは全くありません。
古い車の一番小さい排気量のクラスにはフィアットの小型車に乗る面々が多く居ますが、かなり前(御嶽の後だったから5年ほど前?)
みんなで南港のレーシングカート場へ練習に行ったことがあって。
同じ条件だったら全く追いつけない人たちです。
でもリザルトの上ではタイムも不利だし、順位だって下位グループです。
でも、すごい人たちなんです。
リザルトは決して優劣をつけるためにあるのではなく、その時点でのある種「ものさし」を僕たちに与えてくれています。
そういう事なんです。 あくまでも「ものさしは自分にあてる」ってことです。
今回何がどう変わって、どう準備して、どう結果が出たのか、出なかったのか。
今回のこのコースは2年前のコースとほぼ一緒です。
若干スタートゴールの地点の切り方とパイロンの立て方が違う程度。
おそらく、走行距離は同じくらい?
という事はその2年前のタイムを出してきましょう。
2018 ハチ北
1本目 1分50秒02
2本目 1分49秒79
2020 ハチ北
試走1本目 1分48秒40 (動画からストップウォッチ計測)
試走2本目 1分44秒80 (動画からストップウォッチ計測)
そして本戦1本目 1分41秒21 (公式光電管計測)
(YOUTUBE設定1080でご覧ください)
その差 約8秒半です。
これをドライバーの進化と見るのかクルマの進化と見るのか?
とりあえずドライバーの進化はあまりない・・・・
では、車はどう変わったのか?
タイヤ 06Dは実は全く同じタイヤ むしろ摩耗が進んで終わりが近い。
エンジン 変化なし。 フィルターだけが変わってるが大差ないはず。
あとは
土壇場になって同じクラスのエントリー車両を見て軽量マシンばっかりという事実に愕然として
リアシート外して約27キロの軽量化(笑)
ドライバーも2年前に比べ5キロ減量。
あわせて32キロ う~~~ん焼け石に水。
(なにしろ他車は300キロ~500キロも軽いのだ)
燃料半タン作戦は前回もやってるから、その部分はイコールコンディション
あとは、アレしかない。 足回りです。
実はこの2018年春のハチ北で「この足回りじゃダメだ。だいいち車検にも受からない」
と思い立ち、今の「戸田レーシング」の全長式車高調に交換したのでした。
前回車検の直前。2018年の夏。
現状より車高を上げれる、であってなおかつ減衰を強めれる。バネも強い。 というのがポイントでした。
その前はアイバッハのストリートSというので、車高は上げれない、ヘタってきてて車高が落ちてきて底こする。
ズン、と嫌な感じの底付きをする、もうこれじゃ駄目だと観念したのがこのハチ北2018年の2本目走り終えた後だったのです。
交換して車検に出しました。その時車検対策と考え、車高を上げ目のセッティングにしました。
純正よりは下がってますが、いわゆる車高調での車高よりは高め。
これが個人的にはヒットで、峠道を走るのが楽しくなった。
少々のギャップはダダダダと越えていける感じがする。
車高は上がってるのに旧の足回りより明らかにクイックでしかもしなやかでストロークもある。
いつもの裏山テストコースってのがあるのですが、軽いジャンプポイントがあるのですが、飛んだあとの着地がしなやかに着地する。
https://youtu.be/2xw0OZ8i_24 (←限定公開動画です。削除するかもです)
以前のドッカ―ンっていうのがない。フワッ→フワッって感じで。
そういう部分のちょっとした違いというのが、少しずつのアクセル開度の違いにもなって、ちょっとずつの積み重ねで
8秒短縮になったのでは?と思います。
エンジンは何も変わってなくて出力も変わらないのだから、大きくは変わらないはず。
もちろんいい事ばかりではなく。
ストップ&ゴーでのペダルの踏みまちがい(ブレーキを足裏真ん中で踏めていない)なんかは
「根本的に運転者としてどうよ」
「もはや老化」
と思うべきですし、その原因は着座姿勢がちゃんとしてるのか?とか
営業車でブレーキ操作とアクセル操作を同時にやっちゃう癖があったりして足の置き場をきちんとする癖づけをしないとなあ・・・とか思っています。
あと、ギャラリーコーナー~最終コーナーでは踏み切れていない感があり、完全燃焼に至ってない感覚。

まあ、でもここは過去そして今回もいろいろと起っている場所でもあり、安全策を無意識に取ったのだという言い訳もできます。
このへんの改善点で多分1秒~2秒は詰まると思います。 あと、もう少し気合を入れて走ることになるでしょうから、2本目は30秒台に入っていたのかもしれません。
ただ路面コンディションは悪化の一途でありましたし、2本目の中止はやむを得ないし、最善手だったと思います。