ジェダイのブログ一覧

時は不景気、２０１１年。

日本は天災による地震と津波、人災による放射能で人々は不安な日々を過ごしており、街には「自粛」「自制」「中止」などの魑魅魍魎が蔓延していた。

そんな日本の片田舎にある北陸の小大名ジェダイは黄金週間の過ごし方を家臣達と話し合っていた。
多くの家臣は魑魅魍魎に取り付かれているかのように、やれ「ガソリンがもったいないから引きこもる」だの「お金が無いから引きこもる」だの喚いていた。

それを見かねたジェダイは一喝して家臣たちの前に地図を広げ自分の考えを述べた。
「今までワシは東海北陸道、長野自動車道を制覇したが、今だ地元を通る北陸道は制覇しておらぬ。よって今回は上越ＪＣＴから北の北陸道を走って北陸道を制覇する」

反論しそうな家臣達に間髪入れず話を続ける。
「自粛、自制、中止など魑魅魍魎がワシの進軍を止める事はできぬ。我が青き騎馬軍団でその暗い闇を切り裂き元気な風を東北へ運ぶのじゃ」

そこまで言われては家臣達も従うしかない。家臣達が「では新潟までの進軍でございますな」と確認をするとジェダイは「お前達の目は節穴か」と突っ込んだ。

「この地図をよく見てみろ。新潟中央ＪＣＴから先は日本海東北自動車道が繋がっておるではないか。その終点の荒川胎内まで行けばこの日で２つの高速道を制覇できる。まさに一石二鳥だｗ」

家臣達は主の考えに感服して平伏した。
ジェダイは立ち上がり「よいか出陣日時までに我が青き騎馬軍団総勢３１７頭、１頭も欠く事無く出陣できるよう万全に準備いたせ。それと、新潟では同盟を結んでいるいろももぱぱ殿と茶会（プチオフ）の予定もしてあるので茶菓子も用意致せ」と言い放ち部屋を後にした・・・。

２０１１年、春。
ついに念願の北陸制覇を成し遂げようとする北陸の小大名ジェダイの前に立ちはだかる物は何も無い。
「北陸道を制覇したら次は・・・フッフッフッ」そう呟き一人愛馬インプレッサに乗り疾風の如く夜の県道へ消えていった。

赤線は制覇した高速道、緑線が今回制覇する予定の高速道