たかし＠Z33のブログ一覧

　ＵＦＣ参戦以来１５連勝、そして１０度の連続防衛成功。５年以上、王座に君臨し続けている。

　この記録が破られる日は必ず来るのだが、今は想像ができない。

　もはやＭＭＡは、この３７歳となる王者に征服され尽くしたかに見える。それでは王者の次の目標はなんだろうか？　私のなかでは４つある。

　一つ目は、ミドル級にとどまって、タイトル防衛を続けることだ。

　日本時間７月１２日の試合でマーク・ムニョスがクリス・ウェイドマンを倒せば、彼は次の対戦相手の候補となるだろう。（※試合はウェイドマンが勝利）。そしてヘクター・ロンバードだが、彼はまずティム・ボッシュを下す必要がある。また、マイケル・ビスピンとブライアン・スタンの勝者もここに名前が挙がる。このように、この階級では名前がたくさんあがるのだが、アンデウソンが彼らと対戦することでモチベーションを保てるかどうかは微妙だ。

　二つ目は、史上初の二階級制覇を狙うことだ。

　そのためには、一階級上でジョン・ジョーンズを倒す必要がある。しかし、これはジョーンズがダン・ヘンダーソンに勝利すればの話ではあるが。

　多くの人がアンデウソンの相手としては、ジョーンズがベストだと思うだろう。しかし、もしヘンダーソンがジョーンズを下せば、アンデウソンにとってヘンダーソンは一度勝った事のある相手であるため、この挑戦の魅力は半減してしまうだろう。この場合、アンデウソンが勝利する可能性は高い。

　三つ目の選択肢は引退だ。

　アスリートはそのキャリアのトップで引退すべきと思う人もいるだろう。前例はいくらでもある。

　アンデウソンは３７歳、そのキャリアは終焉（しゅうえん）に近づいている。彼は身体能力を武器にしているので、それには必ず限界が訪れる。

　もし、彼が今引退しても驚くべき事ではない。特にソネンとの試合を見せてくれたあとならばだ。彼は間違いなく絶対王者であり、一生暮らせるほどの富も手にしている。

　ただ、トップに君臨しているうちに引退を決断できるファイターはそういない。フォレスト・グリフィンは「選手がスポーツを引退するのではない。スポーツが選手を引退へと追いやる」と語った。アンデウソンも、完全なる負けを経験した時に引退を考えるだろう。今はそんな時がくるとは思いたくないが、その日は避けがたく訪れる。

　四つ目はキャッチウェイトでのＧＳＰとの対戦だ。

　この可能性について語られる事がないのには二つの理由がある。まず一つ目は体重差がありすぎるため、アンデウソンにとってジョルジュ・サンピエール（以下ＧＰＳ）に勝ったからといって得るものが少ないからだ。たとえ秒殺ＫＯをしても、「当たり前」だと思われてしまう。そして二つ目に、ＧＳＰ自身もリスクを負う必要がない。ＧＳＰは彼の階級で未だ倒すべき相手がたくさんいるからだ。

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デビッド・ヘイが応戦「早いラウンドでディレック・チゾラをKOする」

復活の「ヘイメイカー」はタフな「問題児」を退治することができるか？
劇的な復活を果たしたデビッド・ヘイとパワーで相手をねじ伏せるディレック・チゾラが激突する2012年最大の遺恨マッチが直前に迫ってきました！KO必至のイギリス人対決にテンション上がりまくりです。
7月14日（日本時間7月15日）に拳を交えるデビッド・ヘイとディレック・チゾラが、最終記者会見を行い、それぞれ意気込みを語りました。注目は何と言っても、デビッド・ヘイ！2階級制覇の実績を誇る「ヘイメイカー」は因縁の相手をKOすることを力強く宣言しました。
「チゾラは早いラウンドで倒される運命だ。ヤツがバカみたいに突っ込んでくればくるほど、試合は早く終わるぜ。ドイツで売られたケンカにきっちりと終止符を打ってやるからな」
デビッド・ヘイとディレック・チゾラの因縁は2012年2月にドイツで勃発。タイトルマッチに敗れたディレック・チゾラが試合後の記者会見でテレビ解説者を務めていたデビッド・ヘイを激しく罵り、大乱闘に発展しました。
すでに現役を引退していたデビッド・ヘイですが、「問題児」を成敗するため、復帰を決意。クルーザー級とヘビー級の2階級制覇の実績を誇る「ヘイメイカー」のカムバックは、瞬く間に世界中のボクシングファンの話題を独占しました。
一方、ケンカを売ったディレック・チゾラもすでにKO宣言済み。ヘビー級屈指のスピードと強打を兼ね備えたデビッド・ヘイに対して、強気のコメントを連発しています。
「ヤツはオレ様のような馬力のあるボクサーと試合をしたことがないんだろ？これは戦いだ！ちょこまか逃げずに真っ向から勝負してみろよ。オレ様は真っ向から勝負して、ヤツにパンチを叩き込むぜ」
ディレック・チゾラの挑発に対して、デビッド・ヘイも黙っていません。「チゾラを倒したところで、オレの伝説に新しいページが刻まれるわけじゃない。ただ、ヤツをボロボロに打ちのめしたいだけだ」
「チゾラ戦が、オレの最後の試合になる。コンディションも万全で、体に切れもある。チゾラにパンチを叩き込んで、ヤツを痛めつける日が待ち遠しいぜ」と因縁に決着をつけるためだけに復帰したことを告白しました。
ヘビー級屈指のスピードを誇るデビッド・ヘイとヘビー級屈指の馬力を誇るディレック・チゾラが激突する2012年最大の遺恨マッチ。ドイツで勃発した因縁は海を越え、イギリスで決着を迎えます。楽しみすぎる！

ボクシングスタッフの役割

レフェリー

ボクサーが正々堂々、そして安全に戦えるように、試合をスムーズに進行させるのがレフェリーの大切な役割です。

リングアナ

リングアナ（リングアナウンサー）は、リング上でボクサーを紹介し、試合開始へ向けて会場全体を盛り上げる役割を担っています。一声で会場全体を一気にヒートアップさせることができるリングアナはボクシングの試合を盛り上げる上で欠かせない存在です。

【人気リングアナ】
マイケル・バッファ
ジミー・レノン・ジュニア

プロモーター

ボクシングの試合を興行することがプロモーターの役割です。ファンが観たい試合を開催できるかどうかはプロモーターの手腕にかかっています。世界的なプロモーターとしては、個性的なヘアスタイルで有名なドン・キング氏がいます。最近ではオスカー・デラホーヤ選手のようにプロモーターとして活躍している現役ボクサーも増えています。

トレーナー

ボクサーの体調管理から実践的な技術までトータルに教える指導者で、ボクサーを世界チャンピオンに育てることが使命です。ボクサーの練習に深く関わるため、名トレーナーとの出会いがボクサーの戦い方だけでなく、ボクサーの人生をも大きく変えると言っても過言ではありません。名トレーナーになると、何人もの世界チャンピオンを同時に指導しています。

【ボクシング界を代表する名トレーナー】
エマニュエル・スチュワート
フレディ・ローチ

カットマン

試合中、セコンドに付いてボクサーの傷口を治療する専門家です。カットマンがボクサーの出血を素早く止めることができるかどうかで試合の流れが大きく左右されるほど、大切な役割を果たしています。

ジャッジ

ジャッジとは、ボクシングの試合を採点する判定者です。1試合3人のジャッジが採点し、判定になると、3人のジャッジのポイントが多い（支持を集めた）ボクサーが判定勝ちになります。