案の定想定外の諸々がありましたが、なんとかNS-1の封印を解くことができました。
まずはバッテリー。
納車時についていたものはCT4L-BSという結構廉価なバッテリー。
そして今回用意したのがYT4L-BS。生産は中国ですが一応ユアサのバッテリーです。
古いバッテリーは端子が腐食&固着していたため配線は一部カットして新しく作成しました。
あとはバッテリー液を注入して準備OK♪
・・・じゃ、ないんですよね^^;
自動車用のバッテリーはお店で買ってきた時点で充電済みなものがほとんどですが、このバッテリーは始めに充電から始める必要がありました。完全なる誤算です。
今思えばバッテリー液も入っていないバッテリーに電気など蓄えられているワケが無いですよね(笑
世界に聞いてみたところガソリンスタンドなどで充電サービスがあるとのことで、最寄りのスタンドへ。
ところが充電器によっては同じ12Vバッテリーでもバイク用には充電できないものもあるらしく、バイク用の充電を行ってくれるスタンドを探すのに少々苦労しました。最終的には芦原庁舎前のJ○でやってもらえることを確認。
その時点で土曜の夕方。充電は10時間かかるとのことでその日に金沢へ向かうのは断念しました。
バッテリーを充電してもらっている間、プラグ交換とオイル補充、そして屋根からの落雪でぶっ壊れたフロントカウルの補修を実施しました。
プラグとオイルは特別面白いことも起こらず終了。
古いプラグは電極が若干丸くはなっていますがいつぞやのエイトのような具合でもないので、とりあえず捨てずに緊急時の予備として積んでおくことに。
問題はフロントカウルです。
右側のカウルステー周辺がごっそり割れてしまっているため、そのまま走行すると風圧でパッカリ逝ってしまうのは必至。しかも亀裂がライトの方へ延びている為、最悪の場合走行中にライトが脱落する可能性も。
そこで、市販のステーを用いてカウルステーを二方向へ延長。カウルの無事なエリアにドリルでビス穴を空けて二カ所で固定。さらに亀裂が入っている箇所には追加でもう一本ステーを使って風圧でこれ以上亀裂が大きくなるのを防止します。
こんな感じ↓
見てくれは最低ですが、こう見えてかなり強固に固定されているのでおそらく問題無いでしょう。
いずれは新品カウルに交換をするつもりですが、いつになるのやら^^;
—そして明くる日曜。
結局土曜はカウル補修したあと暇すぎてゲーセンに行ってしまい、気がついたら午前5時でした。
そして徹夜明け特有のテンションでGSにバッテリーを引き取りに逝ってきました。お値段1,050円也。
疑っているわけではありませんが装着する前にテスタでチェックしてみると、バッチリ12Vを指しており今度こそ半年ぶりの2st臭が炸裂するぜ!
・・・と、思ってたんですけどね。
バッテリーを装着してキーをONにするも、ニュートラルランプやウインカーなど一切の電装系が反応しません。いくらキックしてもエンジンもかかりません。
ヒューズ類を疑うも、どれひとつ切れているものも無く。
この時点で日曜の昼過ぎ。このままではまーた950円払って電車に揺られるハメになります。
バッテリーは間違いなく12V取れているので、それ以降の配線のどこかがおかしいことは分かりますが、配線図が無いのでテスタを色んな所に当てて探りますがどうにも要領を得ません。
こうなってしまっては富山のあの方に助けを求めるより他無く、連絡がつくことを祈りながらメールをしてみると、すぐに電話がかかってきました。
バッテリーは問題無いことを伝え、ヒューズ関係からまた改めてチェックを進めていると、キーシリンダー以降パッタリと電圧が取れなくなることが判明。
NS-1後期では、バッテリーからキーシリンダーに赤の配線で+12Vが供給されます。そしてそこからキーON時のみ赤黒(赤メインに黒ライン)に+12Vが供給されます。よってキーシリンダー内部で接触不良を起こしており、常にキーOFFの状態になっていたわけです。
T氏に言われる通り鍵穴にCRCを軽く吹いてしばらくキーをガチャガチャやっていると、ある一定のポイントで通電しニュートラルランプが点灯するようになりました。しかしキーを回し切ってしまうとやはり通電しないため、そのまま走行することは不可能っぽい。
そこで、いずれ(またかよ)シリンダーの交換をするとして、当面の暫定処置としてキーシリンダーを経由せず常に+12Vを供給するように配線をジャンプさせました。
乗ったあとはバッテリー自体のカプラを外してしまいます。
もちろん常に通電状態ということはキックさえすればキーが無くてもエンジンがかかってしまう状態なので、防犯上心配と言えば心配ですが仕方が無いですね^^;
しかもこの状態ではバッテリーを外してもエンジンは止まりませんから、わざとエンストさせて止めるしかありません。ディーゼルみたい・・・^^;;;;
そしてT師と相談の結果、さすがに毎回エンストさせてたのではエンジンに良く無さそうなので、防水スイッチを買ってきてキルスイッチを作成することにしました。
いやぁ、やっぱり20年近く経っている車体ですから色々ありますねぇ〜
そんな中でもやはり未だエンジンノントラブルってのはさすがホンダといったところでしょうか?
今日も金沢まで何の問題もなく元気に走ってくれました。
バッテリーとプラグのリフレッシュ効果もばっちり体感できまして、何速とは言いませんが今まで6000以下からの加速はかなり厳しかったのに5500から使い物になるレベルにまでなりました(戻ったというべき?)。エンジン音も元気で乗っていて楽しいです。
そして夕方からはRX-8のメンテに入ります。
来週のタカスに向けて、ガチ攻めするつもりは無いにしても最低限のメンテはやっておかないと後々泣きを見ることにもなりかねませんからね^^;
NS-1のように自分でアレコレ出来ないことばかりなので、Attivoでいつものようにすべてお任せ〜
一通りチェックして頂きましたが、エンジンオイルの交換だけでひとまず問題無さそうとのことで安心しました。
前回の車検から注ぎ足し注ぎ足しで熟成されてきたエンジンオイル(通称:老舗の秘伝ダレ)は遂にリフレッシュされ、あとは車内の掃除を残すのみとなりました。
作業中の時間で諸先輩方のタカス車載動画で勉強&イメトレをしていましたが、最終的に「分からん」という結論に至りました。 とりあえず9,500オーバーまで回さないようにだけしようと思います(笑
個人的にめっちゃ羨ましい秘密兵器を隠し持っておられる方もいますから、超久々のサーキットは走り以外にもイロイロ楽しいことが沢山ありそうですねぇ〜^^