先月も2週連続出品を狙ったことがありましたが、その2回目直前に体調を崩したので実現しませんでした。そして再度そのチャンスが巡ってきたのでリベンジ!
1回目は愛知県愛西市で開催された「あいさい模型祭」。
なんと、このイベントは吉田さんというモデラー個人の方が開催者でした。
今年が初めての開催とのことでしたが、開場直後に到着すると、決して広くはない会場に机がひしめき合って並び、ぎっしりと皆さんの作品が並べられています。
ザク違:
展示させていただきたいのですが…
吉田さん:
あー、机がいっぱいなので少し待ってくださいね。
そして別室から追加の机が準備され、無事展示させていただけることになりました。
今回の出品は7月の豊田で出したものと同じ「重巡鳥海」と「捕鯨船団」の2つです。
会場内の作品のいくつかをご紹介します。
※撮影した写真はフォトアルバムに収めましたので、ご覧ください。
R080823 あいさい模型祭
会場の立地はいわゆる繁華街などではなく住宅中心のエリアのため、通りがかった人が会場に入ってくるということはほとんどなく、特に午前中は出品モデラー同士が語り合う場面が多く見られました。
そうした中でとあるご老体と若者の2人組が私の作品をご覧になり、特にご老体の方と話が弾みました。以前はよく模型を作っていたとのことで、艦船のことも一定以上の知識を持っておられる方と感じました。
一緒に話を聞いていた若者に
「模型を作りますか」と尋ねてみると
「では私の作品を見てください」と言われたのでそちらへ移動。
こちらがその作品です↓

彼は飛行機モデラー。特に現用機を多く作っており模型歴は5年目とのことですが、現在弱冠19歳!飛行機を作り始めてまだ4年目だそうですが、↑の機体はあいち航空ミュージアム主催の模型コンテストでタミヤ賞を受賞したのだそうです。
写真では分かりづらいですが、機体を見る角度によって様々な色に変化するというものすごい塗装技術が駆使されており、これが僅か4年目の力なのかと驚嘆しました。
製作期間を尋ねると
「だいたい1か月くらいです」とのことですが、その期間の3/4を塗装に充てているそうです。
もう1機は少々強めのウェザリングが施してありましたが、1/48くらいのサイズだとそのくらいの方がインパクトがあるとの判断があってのことだそうで、実際、素晴らしい出来栄えだと感じました。
以前から飛行機モデラーの塗装技術は素晴らしいものがあると思っていましたが、このモデラーも特別な力量を持った逸材ですね。
数十年前、彼と同世代だった頃の我々は今のような道具や材料もなく、スケールモデルを作るための参考になる資料も書籍や雑誌等に限られており、模型を作り込みたくても一定の限界がありました。
しかし現在は数多くのメーカーから様々な道具や材料が販売されており、100円ショップなどで安価に入手できたり、インターネットの普及などにより多くの資料を居ながらにして見られたり、実際の工作方法もYoutubeなどの動画でリアルに確認できる状況になっていることなどから、非常に恵まれた環境にあると思います。実際、19歳の彼もYoutubeを見ながら塗装の技法を勉強したと言っていました。
その一方で私は数十年前の感覚で作っている部分がまだ残っていたりもすると同時に、あまり勉強熱心ではないので、彼のような水準に到達するのはなかなか難しいだろうな…などと思ってしまいました(笑)
次に会話をしたのはまだ幼い男の子。何年生?と聞くと中1とのこと。しかし
「ぼくはやまとが好きです!」というので
「宇宙戦艦ヤマト、かっこいいよね~」と返すと
「いや、戦艦大和です。大和はすごくかっこいいと思っていて、いま作ってます」と。
驚きました。
艦船モデラーはスケモの中でも絶滅危惧種とされ、特に若いモデラーは大変希少ですが、まさかこんな子がいるとは!
更に質問を続けると、数ある艦種の中でも重巡が一番好きです、重巡は速力、攻撃力、防御力などの点で最もバランスが取れていると思います、大和は他の戦艦と比べると近代的な形をしているのでかっこいいと思います、全ての船の中で北上が一番好きです、なぜなら大量に並ぶ魚雷発射管が強力だと思うからです…などなど、熱い思いが次々と出てきます。
これは楽しい♪
SNSはやっているの?と聞いてみましたが
「親から止められています」と。
残念。
お友達になりたいと思いましたが、ちょっと無理かな…。
これからも楽しくフネを作ってねと言ってお別れしました。
さてぼちぼち撤収の準備をと思っていたところにお父さんと小学生2人の親子連れが私の作品の前に来てくれました。2人の男の子は「おー、かっこいい!」と言ってくれたので、片づけを止めて再度広げ直し、ひとしきり説明をしてあげると興味津々の表情で聞いてくれます。
これまた楽しい♪
ザク違:
ガンプラを2個作ったら何かの台に置いて、庭で拾ってきた石でも置いてみるとジオラマになるよ
男の子たち:
へー、楽しそう!
ジオラマビルダーを育成しました(笑)
といったところでこの日は終了。
子どもを含めた若いモデラーと多くの会話ができたのはすごく楽しかったです♪
再会できるといいなぁ…。
その翌週は愛知県半田市で「ボッチャーズ展示会」に出品しました。
この会は昨年も参加し、現地で出会った光照さんというモデラーとお知り合いになりました。今年も参加されるのかなと思って連絡しましたが、欠席とのことでした。
当日は11時前に現地入り。既に多くの作品が展示されています。

私も前回と同じ作品を展示。
といっても捕鯨船団ジオラマはバックボードを取り付けるとともにネームプレートを設置しました。いずれも仮の状態なので、後日正式なものに取り換える予定です。
設営後は会場内の作品撮影。
そのいくつかをご覧ください。
※撮影した写真はフォトアルバムに収めましたので、ご覧ください。
R080830 ボッチャーズ展示会
会場内では飛行機と車の作品が多くを占めており、ガンプラなどのキャラものや美プラは意外と少なかったです。艦船は私を含めて3名のみでしたorz
そんな中では私の作品はあまり注目されないかなと思っていましたが、じっくりと見てくださる方が多く、その方たちと歓談することが出来ました。
ちょっと意外だったのは主砲発射の爆煙を電飾した鳥海ジオラマよりも、比較的地味と思われた捕鯨船団ジオラマのほうに注目が集まったことでした。
多くの方から
「この場面を再現しようとした発想が素晴らしい」「このジオラマの主役は鯨ですね」などと仰っていただき、大変嬉しく思いました。
この作品は石坂浩二さん率いる模型サークル「ろうがんず」が主催したコンテスト
「ろうがんず杯2025」で予選突破し本選へ進出する栄誉を頂いたという記念碑的な作品です。
ザク違クオリティゆえの工作の粗さや塗装の幼稚さはあるものの、ジオラマの場面設定などによっては伝えたいことが伝わるという事例なのかもしれません。
模型サークルといえば、艦船系では老舗中の老舗サークル「喫水線の会」というものがありますが、過日そこに入会させていただくことが出来ました。この日はその主催者の「提督」と呼ばれる方が私の作品を見に来られました。
提督:
やはり素組みをしっかりと完成させられるというのは大切だね。
ザク違:
基礎的な工作力を試されるので、素組みは苦手です。でもおっしゃる通りなので、素組み用キットを買ってこようと思います。
提督:
私はキットの追加工作した部分のエッジをあえて丸めるなどして、キットっぽくするのが好きだね。スーパー素組みと呼んでるよ。
ザク違:
おおっ、それは面白そうですね!
提督:
作品を見る人からは「こんなキットありましたっけ」と言われるけど、実はすごく手を入れているという(笑)
提督:
洋上モデルの喫水線はエナメルの赤マーカーでエッジにすーっと線を引くだけ。キットの艦底板は使わず0.5mmプラバンに替えてマーカーで塗れば、太さもちょうどよくなるよ。
ザク違:
赤だと色が明るすぎませんか?
提督:
赤は隠ぺい力が低いから、その下のグレーが透けて見えるので、意外と暗く見えるよ。うまく行かなかったら拭き取ればいいし、しかも手軽に一瞬で終わるw
ザク違:
鳥海完成後はお手軽モデリングを目指しているので、参考にします!
などなど会話のネタは尽きません。
1時間半くらいはしゃべっていたと思います。
早ければ9月には喫水線の会の会合が催される見通し。当日がさらに楽しみになりました♪
そんなこんなでこの日の展示も終了。
2週連続展示会は大変中身の濃いものでした。
数年後には私も定年を迎えることになるので、その後はこうした展示会などを一つの目標にして製作に取り組んでいけると、張りのある第2の人生が送れるかなと思っています。
さて、次の展示会はいつかな…。
Posted at 2026/08/31 20:38:13 | |
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