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ザクとは違うのブログ一覧

2026年07月05日 イイね!

重巡洋艦青葉・衣笠同時建造(後部艦橋の製作)

重巡洋艦青葉・衣笠同時建造(後部艦橋の製作)今回は考証中心です。
前回までに艦橋の工作を終えていますが、その後実艦写真を眺めていると…

測的所の窓の高さが3段に分かれていることを発見!
今さら修正するようなことはしませんが(爆)

さて今回の本題は後部艦橋です。
キットのパーツはこんな感じ。


このフォルムが正しいかを、僅かに残された数枚の写真から検証します。1枚目はこちら↓

後部艦橋を拡大したのがこちら↓

頂部にある方位盤照準装置の下に小さな部屋が作られていますが、この写真を見るとその部屋の前面には凹みがあり、後端には張り出しがあるように見えます。また青枠の部分には何かが置かれているようです。

もう1枚の写真はこちら↓


こちらはほぼ真横からの撮影という違いがありますが、前面には凹みではなく凸部があり、後端の張り出しは無いようにも見えます。またその前後には何かが置かれているようです。
うーむ、凹みと張り出しはあるのかないのか…。

戦後に撮影された写真を拡大したのがこちら。

こちらでは前面の凹みの有無は分かりませんが、後端の張り出しはありません。むしろ方位盤照準装置の代わりに置かれた探照灯の両側に小さな張り出しが見られます。
また、部屋の窓は左右にあるだけで後面には無いことが分かります。
うーむ、これをもって先の2枚の写真を完全否定していいのか?
探照灯への換装の際に張り出しの位置を変えた可能性は無いのか?
そんなことを色々考えているうちに、こんなことに気付きました。


キットの方位盤照準装置は高すぎると判明!
そうなると後部艦橋とその上の部屋の高さも疑いたくなってきました。↑の写真では飛行機作業甲板の高さと後部艦橋の高さは同一で、その上の部屋の後ろに何か置かれているのか少し高くなっているように見えます。
キットでは飛行機甲板と後部艦橋はほぼ同じ高さとなっているので、方位盤照準装置の位置を下げようとするとその直下の部屋の天井高がほとんど取れなくなり、人が入れるスペースにならなくなってしまいます。
それはおかしい…。
ということは、キットの飛行機甲板が高すぎるのか?
そう思って、3番主砲の高さやカタパルト台の高さも含めて総チェックを行いましたが、どうやらそれらはいずれも問題ないと判明。
ここで更に悩ましい情報を目にしてしまいます。
それは日本帝国海軍全艦船(巡洋艦)にある改装後青葉の平面図です。

パーツは後半部の幅が狭くなっていますが、平面図ではむしろ広がっています!
ウキャー!
既に大パニック…
一気にモチベがガタ落ちとなったので、いったんこの件を考えるのをやめました(笑)

数日後、近代化改装前の後部艦橋にあった部屋は改装後もあるはずと思い立ち、資料をめくりなおしました。

これだけの部屋を同程度の面積で確保しようとすると、後半部を狭くするということはないと思われました。また、後部艦橋天蓋には様々な機器が置かれているようなので、これも改装後は同様だったと考えられます。
試しに改装前平面図を1/700にしてパーツと比較してみました。

やはりだいぶ狭い。

戦後の青葉の写真を改めてよく見直してみると探照灯台の張り出しと思われるものがちらっと写っています。

丸いぞ…。
さらに「確か戦後に米軍が撮影した青葉の動画があるはず」と思い出しました。その映像チェックの結果がこちら↓


探照灯両脇の張り出しはやはり円形のようです。そして同時に判明したのは探照灯下の部屋の角は丸めてあるということ。直角じゃないのか!
では古鷹型はどうなのかと思って調べてみると…

丸めてあるようです。
これらを踏まえた考察はこちら↓
キットパーツの後部艦橋は高さが約5mmありますが、一般的な天井高は3~3.5mmくらいなので、高すぎます。方位盤照準装置の頂部高さを後部煙突の頂部から1/3あたりまで下げようとすると、同装置の台となっている部屋の高さがほとんど取れなくなるので不合理。よって後部艦橋と台となっている部屋の高さをそれぞれ3.5mmとすると方位盤照準装置の高さがちょうどいい具合になります。
16年10月の写真では後部艦橋天井面がもっと高く見えますが、それはその面の上に様々な装置が配置されているのが原因であろうと考えました。


・後部艦橋平面は長方形だが、後方5mmは後マスト支柱2本との位置関係を考慮して0.5mmずつ広げる
・後部艦橋の高さは他の構造物の高さと同程度の3.5mm
・方位盤照準装置直下の部屋の高さも3.5mmとし、四隅の角は丸める
・同部屋の張り出しは方位盤照準装置周囲に円形で設置
・同部屋の窓は左右後半部のみ



実は今回の製作にあたってヴァンガード工房さんの青葉製作記事を参考にしていますが、同記事では本ブログの最初の方に上げた写真を基にして方位盤照準装置直下の部屋の後方に張り出しを作っています。今回これを採用しなかったのは、その張り出しの必要性が不明なことと、戦後写真でその張り出しが無く、探照灯換装時に張り出しを撤去したと考えるのは少し無理があるのではと考えたからです。
とはいえ私の考証結果も確実な証拠に基づいていない部分があるので、ヴァンガード工房さんの考証を否定する気は全くありませんし、あくまでも一つの考え方を提示しただけというつもりです。

ということでかなりの紆余曲折がありましたが、漸く工作に移ることが出来ます(笑)
そして作ったのがこちら↓

縦舵機調整台や巻揚げ機などは後日設置予定です。

米軍の映像では魚雷発射管も写っていました。

発射管の円形台座は発射管波除けの高さの半分程度です。また発射管先端は匙状ではなく直線的に切られています。
よって、パーツをそのように調整。


次に取り掛かったのは飛行機甲板。
こちらは戦後の写真から次のような点が判明したので、その再現を行いました。



いやー、この数週間は後部艦橋の考証で本当に疲れました。しかしその過程でいろいろと収穫もあったので、結果的にはよかったかな。
次回は中央機銃台やカタパルトなどを手掛け、その後主砲、マストなどへ移行する予定。今月中に完成するか?
いや、ジオラマ化が進んでないぞ…orz
Posted at 2026/07/05 12:31:02 | コメント(0) | 艦船模型 | 趣味
2026年06月27日 イイね!

重巡洋艦青葉・衣笠同時建造(後部煙突の製作など)

重巡洋艦青葉・衣笠同時建造(後部煙突の製作など)前部煙突に比べるとシンプルな過程で終わると想定していた後部煙突ですが、いざ調べてみるとなかなか手強いと分かりました。
まず最初に気になったのは、パーツにモールドされている遮熱板。
というのも、実艦写真でその存在が確認できないのです。


しかし、これまで見てきた各パーツの形状は実艦写真とほぼ整合するものばかりなので、これほど明確に「無い」と確認できるのも不自然に思います。
あえてその痕跡らしきものを探すとすればこちらでしょうか↓

しかし弱い…。
また先ほど挙げた横からの写真には青枠で示した部分によく分からないものが写っています。

これが遮熱板?
いや、そうは見えません…。むしろ甲板から上に伸びる給気口のようにも見えます。
これを再現するか検討しましたが、いかにもよく分からないので見送ることにしました。
とりあえず根元の通路部分を切り欠きにしました。


次に蒸気捨管の考証。


前部煙突同様、衣笠の方が少し高くまで伸びているようです。
ここで悩んだのは先ほど上げた戦後の真横からの写真で、後から斜め上方に伸びる捨管が見当たらないことです。

可能性として考えたのは、缶の入れ替えに伴う撤去。

古鷹型青葉型とも新造時は重油専焼缶10基+石炭混焼缶2基でしたが、近代化改装に伴い、混焼缶を重油専焼缶に換装しています。この工事に伴い、蒸気捨管も整理されたのか???
しかしこちらの写真では3本の捨管が確認できます。ただし左舷側のみ少し細い管に見えますが、これが斜め後ろに伸びているかまでは確認できません。

以上の情報の整合性を取ろうとすると、「缶更新に伴い右舷側の捨管のみ撤去され、他より細い直立したものを右舷側前寄りに設置し直した」ということになります。衣笠も同様に工事されたのではないかと考えます。
若干冒険的考証ではありますが、これらを踏まえて作ったのがこちら↓


次に手掛けたのは魚雷発射管。
完成後は水上機甲板に隠れてほぼ見えなくなるので、形状の考証は省略w
ただし青葉は帰投中を再現するので、魚雷部分のみ削りました。


さて、ぼちぼちジオラマベースも準備します。
まずはベースのサイズに合わせて切り出したプラバンに鉛筆で位置を書き込みます。

次に船体をラップでくるんでベースに置き、石粉粘土で海面を作りました。



考証は予想より大変ですが、作業自体はサクサク進んでいる印象があります。この調子なら来月中には2隻とも完成かな♪
Posted at 2026/06/27 21:44:29 | コメント(0) | 艦船模型 | 趣味
2026年06月25日 イイね!

カエルの焼き物を探して

玄関脇の小さな三角形の土のスペース。
新築直後は月桂樹を植えましたが大きくなって来たので移植し、そのあとにシマトネリコを植えましたがこれもかなり大きくなるので庭へ。
その後は活用方法が思い付かず長期間そのままになっていました。
こんな惨状…


しかしせっかくのエントランス、何かお洒落にしてみたい。
そうだ、カエルの焼き物を置いたら?
カエルは「無事帰る」という意を表すともされるので、キャンプなどにちょくちょく行く私には縁起もいいかなと♪

我が家からほど近い焼き物のまちは幾つかあります。
最も近いのは瀬戸。
そして常滑、美濃、多治見、土岐、そして少し離れて信楽。
キャンプがてら行くには何処も適当な距離感ですが、瀬戸は近すぎるかな^_^;
ということでまずは常滑に行くことにしました。
平日午後から休暇を取ってGo!
以前に一度来た時にはやきもの散歩道というエリアを歩きましたが、今回はそこより少し北にあるセラモールへいってみました。
予算は…そうだなー5000円までかな。


平日なのでさすがに人通りは少ないです。




さて、カエルカエル…
ありました!


うへっ、高っ!
ある程度の存在感を主張させようとすると1万円は出さなければ…
さすがにそこまでは出せないので、つぎの店へ。しかしほぼ同様の価格帯。
待てよ、いずれも「信楽焼」とあるぞ。
では信楽へ行かなきゃ。
現地なら少し安いかもしれません(あまり期待できないけど…)
とある店頭にはこんなディスプレイもありました。

なるほどこんな感じなら楽しいかも。
アイテムも百均で揃えられそうです♪
他にもブリキの大きなおもちゃのようなものが飾られている店もあり、いろんなアイデアをもらえた気もしました。
ということで早々に退散。

そして今日のキャンプ地へ。
今回は常滑からほど近いとある公園で車中泊です。とはいえ少し開けた場所なので、テーブルと椅子を出してまったり晩酌。
夕飯は焼き鳥塩缶とキュウリコーンを混ぜて七味を掛けたもの。

火を使わないので簡単です♪
この日は太めの月が出ていましたが、少し雲がかかっていました。


さて、次は信楽。
いいものが安くあるといいのですが…
Posted at 2026/06/25 07:07:21 | コメント(1) | キャンプ&温泉 | 旅行/地域
2026年06月22日 イイね!

重巡洋艦青葉・衣笠同時建造(艦橋の製作その2・煙突の製作)

重巡洋艦青葉・衣笠同時建造(艦橋の製作その2・煙突の製作)前回手掛けた艦橋のディテールアップですが、その後も手を加え続け、このような状態になりました。


塗装の便を考えるとこの状態まで接着をせず、フロアごとに別々の状態としておく方がよいです。
各フロアの床と羅針艦橋天蓋はリノリウム張りだったようなので、まずはその塗装を行い、その後、双眼望遠鏡などの光学機器を設置。望遠鏡はフジミのディテールアップパーツを使いましたが、さすがにオーバースケールですね…。


なお、前回ブログで示したように近代化改装前の下部艦橋前面には衣笠のみリールが置かれています。改装後にそうであったかの確証はありませんが、多分そのままだったであろうとの推測により表現してみました。

その上の方位探知室にはループアンテナが設置されていますが、WLディテールアップパーツの球体部に0.4mmドリルで穴を開けてみました。

この作業はかなり視力に負荷がかかるので、二度とやるまいと誓いました。そして早速3DP製品を発注。課題はお金で解決します(笑)

次は煙突。
前の煙突は集合型とされていますが、同様の形態である鳥海では、集合部の上半分は接続板でつながれていますが、下半分はそうなっておらず通路になっていました。キットのパーツではかなり下のほうまで接続板で塞がれていますが、そうだったんだろうか…。
古鷹と比較してみました。



青葉型のこの周辺のディテールが分かる写真は少ないですが、どうやらパーツどおりの形状で間違いなさそうです。その過程でこんなことが分かりました。

缶室吸気口の中を蒸気捨管が走っています。つまり煙突外板よりも少なくとも捨管の直径分は缶室吸気口が左右に出っ張っていることになります。
パーツではほとんど出っ張っていないので、モールドを削ってプラバンで作り直しました。

なお、衣笠のキットを使って青葉を作っているので、蒸気捨管とジャッキステーは全て削り落としました。
そして蒸気捨管の考証。



右舷側は図面と写真が一致していますが、左舷側は近代化改装前と終戦時で若干違いが見られます。そして衣笠もチェック。


こちらはパーツのモールドがほぼ正しいと確認できましたが、前煙突後端左舷側に1本追加する必要があります。
これらを踏まえて工作したのがこちら↓


排煙部には雨除けファンネルキャップが付きます。パーツではこのようなモールド。

凄腕モデラーさんたちはこのパーツを使わず、内部の整流板をプラバンで作り、エッチングや針金を駆使してキャップを製作されます。遠目から見たフネの写真ではキャップは見えないことが多いため、整流板のみ作ってキャップは省略することも考えられますが、せっかくきれいなパーツがあるのでそのまま活用することにしました。

さて次は後部煙突です。これがまた意外と悩ましい…。
Posted at 2026/06/22 20:57:56 | コメント(0) | 艦船模型 | 趣味
2026年06月14日 イイね!

重巡洋艦青葉・衣笠同時建造(艦橋の製作)

重巡洋艦青葉・衣笠同時建造(艦橋の製作)前回最後に下部艦橋を手がけましたが、その続きからです。
下部艦橋前端には方位探知室と思われる部屋がありますが、その支柱を伸ばしランナーで立てました。エッチングがあるとよいのですが、適当なものが見当たらなかったので、手作りです。


キットパーツの下部艦橋天蓋は前端に傾斜部が付いた形状となっていますが、これは図面(学研本に収載されたS17.4.2製図の艦橋装置図)と写真で裏付けられます。しかしそう見えない写真もあって悩ましいところです。


どう解釈するか考えましたが、2つの写真を両立させる理屈が思い当たらないので、パーツ形状を活かすことにしました。
また青葉の終戦時写真を見ると天蓋後端の幅はマスト基部付近まで狭くなっているので、そのように修正します。



さらに13mm連装機銃座ブルワークや手旗信号台基部などを設置。


その上の司令塔は前部スリットを彫り直しました。


なお、下部艦橋背面は煙路のために大きな穴が開いています。キットではその切り口は円形で表現されていますが、高雄の図面では多角形となっています。

これはあまりにもマニアックな部分ですし、修正しても誰も気付かないと思うので、修正を見送ります(笑)

測的所は形状に問題ないようなので、ブルワークを薄く削り込みます。

その後、前面の窓を削ってエッチングへ交換します。
その下の羅針艦橋天蓋の上にあるブルワークは形状が誤っているようなので、いったん削り取ってからプラペーパーで作り直し。その際、前面のみ少し高くしてやります。
そのブルワークの両側は終戦時の青葉の写真だと後端まで伸びています。

昭和16年10月の青葉でも同様と思われる様子が確認できます。

キットパーツでは後端両側が丸めてありますが、戦後の青葉では斜めにカットされているので、その修正とともにブルワークを延ばします。
測的所天蓋パーツは前端のブルワークを切除。


これらの作業を終えたのがこちら↓



このあと組み立て(接着)を行いますが、その前に塗装をしておきます。
羅針艦橋甲板は木製グレーチングなのでデッキタン、下部艦橋と羅針艦橋の天蓋はリノリウムとし、それ以外は舞鶴色を塗ります。

意外と手のかかった艦橋…
しかしフルスクラッチした鳥海に比べると格段に作業量が少なくて済みましたし、ディテールアップによりだいぶカッコよくなったかな(笑)
次は煙突です。
Posted at 2026/06/14 17:00:50 | コメント(2) | 艦船模型 | 趣味

プロフィール

「重巡洋艦青葉・衣笠同時建造(後部艦橋の製作) http://cvw.jp/b/488285/49177284/
何シテル?   07/05 12:31
模型工作とキャンプが大好きなヘタレをやぢです。 私がフォローする方には2種類あります。 一つは「以前からのみん友さん」 もう一つは「ちょっと興味を持っ...
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