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ザクとは違うのブログ一覧

2026年02月20日 イイね!

体力の低下について

ここ数年の健康診断では血液検査でのeGFRとクレアチニンの数値(いずれも腎臓関係)が急激に下がってきています。
父方が透析家系なので、いずれ自分もという想定は以前からしていて、ハモン様にもそう伝えてありましたが、これほど早くしかも急激に落ちるとは想定外でした。
さすがに心配になったので10月に専門医で診てもらいましたが、そこでの検査結果はさらに悪い数値。しかしながら…

先生:シスタチンという数値は正常値を示しているので、トータルで見て7割くらいの能力が残っていると見てもいいでしょうね。4月になったらまた来てください

とりあえず安心かな…。

と思っていたら、年末あたりから明らかに体力が落ちてきました。
普段は通勤に自転車も使っていますが、片道20分弱のアップダウンがかなりしんどくなり、走る速度も少し落ちました。しかも、走行後半日くらいは倦怠感が強く、眠気も催すので物事が手につきません。こんなことは過去無かったのに…。
こういう時、一気にネガティブ思考に陥る癖のあるザクとは違う。
腎臓の能力が落ちると疲れやすくなるので、10月よりもさらに数値が下がってきたのではないか。その場合、数年後には透析生活となり、行動の自由が大幅に制限されます。
仮に腎臓移植となった場合、家族以外からだとかなり長期間の待ちがあるので、それまでの間はやはり透析生活。
家族からもらう場合も、ハモン様は承諾してくれるだろうか、仮に嫌だと言われたら母親?いやさすがに高齢者からは…。かといって娘たちに尋ねるのもかなり勇気が必要です。どうしよう…。

腎臓専門医ではCTも撮影してもらっており、その結果、肝臓に大きめの影がありました。

先生:恐らく良性でしょうが、念のため肝臓専門医に診てもらうとよいでしょう。

では、まずは肝臓専門医へ。
すると

先生:腎臓の数値の落ち方があまりにも急激すぎますね。過去にも同様の患者がいて大病院で精密検査を受けてもらい、早速配偶者の方から腎臓移植を受けたケースもありました。あなたも紹介を希望されますか?

もちろんOK。
そして先日、近くの大病院へ。
丸一日かかっていくつもの検査と肝臓医・腎臓医の診察を受け、昨日、全ての検査結果を踏まえた最終的な診断結果を聞いてきました。腎臓は感染症等のリスク因子も含めて全否定されましたが、eGFRの数値は年齢と比較すると少し早めの落ち方なので、経過観察が必要とのこと。
ここ最近の倦怠感について

ザク違;塩分の取らなさ過ぎではないでしょうか?
先生;日本人は10g/日と摂り過ぎなので6g目標といってますが、欧米人は3g/日程度です。

塩分はもっと減らしても大丈夫なようです。
肝臓の方が良性腫瘍なので、年1回程度のMRIかエコーで経過を見るとよいでしょうとのことでした。
やれやれ、当面のリスクは回避。ちょっと一安心です。

若かりし頃は体重管理以外の健康管理はほぼ何も考えず、夜更かししたり毎日酒を飲んだりなどの不摂生を少々したところでなんともありませんでしたが、ここ最近は体の色々な変化が気になるようになりました。
還暦も近くなると、いったん悪くなった状態を元に戻すことが難しくなってくるので、以前より気を付けて生活しないといけなくなります。

ハモン様:急激な体力低下は男の更年期じゃない?
ザク違:んー、それって要はホルモンバランスの変化だよね。

いずれにせよ「老いたな、父上」と娘たちに言われないよう、もう少しの間、元気で過ごしたいものです(汗)
Posted at 2026/02/20 20:32:10 | コメント(1) | 健康ネタ | 暮らし/家族
2026年02月15日 イイね!

重巡鳥海の製作(艦載艇の検討・後マストの製作)

ジオラマの海面にようやくめどが付いたので、鳥海の製作に戻ります。
まずは艦載艇について検討します。
シコルスキー図面では新造時と1932年時の状態が図面化されていますが、両者は若干異なります。

32年時では煙突脇の左舷側にあった通船を後部艦橋脇へ下げ、右舷側の11m内火艇を長官艇に交換しています。
通船はカッターの上に載せられていたので、カッターの使い勝手を改善するために通船を移動したのではないでしょうか。長官艇については、鳥海の巨大な艦橋が旗艦として使いやすかったことから、内火艇から交換したのではないでしょうか。

更に実艦写真で確認します。

この時点では後部艦橋上にあったランチがカタパルト前に移され、後部艦橋脇には内火艇が置かれています。後部艦橋上に置かなくしたのは、1934年の友鶴事件を受けて重心を低下させるためではないかと推察されます。また後部艦橋脇は前後長があまりないことと、重量軽減のため内火艇は11mより小さいものに交換しています。恐らく8mでしょう。
こちらは1942年トラック島での鳥海の写真です。

遠景なので判然としませんが、後部艦橋上に小艇はなく、その手前に内火艇が置かれているように見えます。カタパルト前はよく分かりません。
さらに戦争後半とされるこちらに写真にもカッターなどが写っていました。

後部艦橋脇はカッターに見えますが、ランチの見間違いかもしれません。
これらを踏まえて第一次ソロモン開戦時を以下のように推測しました。
 煙突両側:右舷=9mカッター+6m通船、左舷=8.2m通船(新造時と同じ)
 後部艦橋上:なし
 後部艦橋脇:両舷とも8m内火ランチ
 カタパルト前:右舷=長官艇、左舷=11m内火艇

第一次ソロモン時の鳥海は第8艦隊旗艦を務めており、このため内火艇のうち1隻は長官艇とする必要があります。「軍艦鳥海航海記」にも旗艦になると調度品などの入れ替え作業等が多く発生するので困るなどの記載が見られます。これを設置する場所として後部艦橋脇では前後長が足りないので新造時のようにカタパルト前としているはずです。
その結果、内火ランチは後部艦橋脇に置くこととなってサイズを小さくする必要があるので8m型と推定しました。ちなみに同サイズのものが三隈に搭載されていることが確認出来ます。

そうなると1932年時のように通船をそこへ置けなくなるので、新造時と同様に煙突両側にカッターと通船を配置しただろうという推定です。

次に艇ごとの考証です。
大和ミュージアムのライブラリーを見ると、内火艇中ほどの甲板に傾斜があるものとないものがあると分かりました。他の艤装も艇ごとに微妙に異なりますが、造船所ごとの違いと思われるのであまり気にしないことにします(笑)

手元のキットはハセガワ、WL装備品セット、フジミの3種がありますが、それぞれ以下のような状態です。

フジミはディテールが繊細ですが、キャビンなどの配置や大きさがシコルスキー図面とは異なっていると分かりました。ハセガワはWL装備品とほぼ同じ作りですが、キャビンの帆布表現がリアルにされています。
結局、内火艇はハセガワをディテールアップし、長官艇はWL装備品を改造することにしました。それがこちら↓

8m内火ランチと9mカッターはハセガワ製をそのまま使います。
6m通船もハセガワ製(青葉のもの)を使いますが、8.2m通船は無いのでスクラッチ。

割といい感じに仕上がりました♪
これらを艦首から順に配置するとこのような順番になります。


次に手掛けるのは後部マスト。
こちらは三脚部の中段が単なるステーではなくフロアが設けられています。

幸いフロアごとのサイズがシコルスキー図面で確認できるので、それに基づいてスクラッチしました。

これを組み上げると…

おー、いい感じ♪
三脚の中段はステーの長さで毎回苦労します。鳥海のようなフロア式は初めて組みましたが、図面通りにパーツを作るとバシッと合うものですね。当然とはいえちょっと驚きました。
三脚頂部のクロスツリー以上はまた後日製作予定です。

今後の前後マスト製作の際には大量の極細プラ棒が必要になります。マスト主柱などは太さの均質性が求められるのでプラストラクト製品を使用しますが、支柱やトラスまでそうしているとお金がかかって仕方ないので伸ばしランナーを使用します。
ぼちぼちストックが無くなってきていたので、かなーり久々に作成。

左の湾曲したものはすべて処分しました。狙った太さを作るのも大変ですが、直線のものを作るのも難しいですね。伸ばした直後に下に重りを付けて垂らしておいたのですが、それでもこの状態でしたorz

艦首のファッションプレートにあるフェアリーダーですが、実艦では穴の下にふくらみがあります。これを瞬間接着剤の重ね塗りによって表現してみたところ、なかなかいい感じになりました♪



まだまだ先は長い…
Posted at 2026/02/15 19:46:36 | コメント(3) | 艦船模型 | 趣味
2026年01月29日 イイね!

重巡鳥海の製作(ジオラマベースの製作その4

海面を海面らしく作るのがこれほど難しいと思ったことはありませんが、今回の製作は今までより気合を入れているので、少々手間がかかっても満足のいくものを作りたいと考えています。
さて、土台の粘土が硬化したので、アクリル絵の具のブルーを塗りました。プラ用塗料を使わないのは上に塗る海の色に深みや変化を持たせたいという思いと、近年塗料の価格が上がってきているので少しでも費用を圧縮したいという二つの意味があります。


この上にネイビーブルーを塗布。広い範囲ですが全面筆塗りとすることで微妙な変化が表現出来ました。


このあと、ジェルメディウムを塗りますが、その前にテストピースでメディウムの種類による違いを確認します。次画像の上は左側に艶出し用、右側に盛り付け用を塗っており、いずれも水を10~20%程度加えたものです。

左のメディウムは乾燥すると体積が大幅に減る一方、右はあまり減りません。この違いにより粘土に付けられた無数の凹部分がどのくらい埋まるのかを見ましたが、やはり右のほうが面全体がフラットに近くなります。ただ、左のメディウムでも数度塗り重ねると同様の状態になると分かりました。
仰ぎ見るスーパーモデラ―・kazunoさんは10回くらい重ねるとか…。

テストピースの左端には波を作り、波頭にタミヤ情景テクスチャーペイントの粉雪を塗布。これが↑画像の下の状態です。

今回の舞台は夜戦なので、航走のよって出来る白波を真っ白にせず、少しくすませてみることにします。そのため白の上からスモークを塗り重ねてみました。これが下画像の上の状態。

舞台では主砲発射の瞬間も表現する予定なので、その閃光の照り返しを水面に表現しようと考え、クリアオレンジを塗ってみました。これが下画像の下の状態です。
いずれもまずまずの成果になったと感じられたので、いよいよ本番です。

まずは艶出しメディウムを塗ってから水溶き盛り付け用メディウムを重ねます。
すると…海が白濁してしまいました!

乾燥前の盛り付け用メディウムは白なので、数日養生期間を取りましたが変わることがありません。よく見ると無数の小さな気泡が出来ていました。水溶き失敗orz
改めてテストピースを見直してみると、やはり若干白濁していました。見落としたか…。
ここで迷うのは、失敗したエリアの石粉粘土を全て引き剥がし、再度イチからやり直すかということ。散々迷った挙句、やはり満足のいく作品に仕上げたいという気持ちから、やり直しを決定!
と、その日は床に就きましたが、翌朝ふと「その上にブルーを塗って、もう一度艶出しメディウム塗ればよいのでは?」と思いたち、その方法に変更!
その結果がこちらです。

よしよしいい感じ♪

次は艦首波。
いつものように納豆3パックの包装フィルムを使いますが、事前の形状検討のため紙で試作をしています。舳先で立ち上がった波が後ろに行って水面に倒れ込むところはセメダインスーパーXで接着し、マスキングテープで固定しておきます。


その後、波頭に情景テクスチャー・粉雪を塗布し、海面全体にスモークを吹きました。
この時点ではまだ艦周囲の白波に粉雪は塗布していませんが、これは艦周囲の粉雪に木工ボンドで艶出ししたりスモークをかけたりするタイミングの判断が付きかねていたためです。結局、艦を設置してから粉雪を塗布し、その後艶出し等を行うのがよいだろうと判断しました。

さて、ようやく海面が出来て艦を設置するまでに至りました。
今後は艦へのディテール追加、電飾、爆煙の作成などに移っていくことになります。いったいいつ完成するのやら…。
Posted at 2026/01/29 07:33:53 | コメント(4) | 艦船模型 | 趣味
2026年01月21日 イイね!

重巡鳥海の製作(ウェザリングの施工・ジオラマベースの製作その3)

フネをジオラマベースへ設置する前に、少なくとも舷側部分のウェザリングは済ませておく必要があります。これまでのウェザリングはタミヤの墨入れ塗料を主に使ってきましたが、有機溶剤臭が気になることもあって他の材料も試すことにしました。
手元にあったのは100円アクリル絵の具、Mrホビーのウェザリングライナー、タミヤのスミ入れ塗料、Mr.ホビーの水性ウェザリングカラーの4つです。

これらを遥か昔に作った駆逐艦涼月の舷側で試してみました。

アクリル絵の具は茶色を使うと錆びの感じが出せそうです。無論、絵の具には有機溶剤は含まれておらず、拭き取りに水が使えるので人体には安全。ただ、最近は100均で売ってないんですよね…。
次のウェザリングライナーですが、これはクレヨンのように直接擦り付けるか、カッターなどで削り出してキットへ振りかけ、溶剤で塗料の乗り方を調整するという手順となります。うーん、溶剤か…しかもちょっと面倒…。イマイチ使い勝手がよく分からず、うまく出来ませんでしたorz
タミヤスミ入れ塗料はこれまでも使っていたので、安定の力を発揮しますが、やはり有機溶剤臭は気になります…。
最後に水性ウェザリングカラー。これは数十年前に買ったものを引き出しの奥から引っ張り出したのですが、肝心の錆び色は溶剤が揮発して中身が固形化していました…。水性なのは有り難いのですが残念です。

同時に考える必要があるのは、「どこをどの程度汚すか」。
ウェザリングの程度はモデラ―によってまちまちなので、自分がどうするか考えていく必要があります。
そこで考えたのは、艦船のうち特に日本海軍は普段から清掃を小まめに行う慣習であったこと。つまりあまり派手な汚しは現実的ではありません。
また先日読んだこの書籍には第一次ソロモン海戦前後の艦内の様子が日記形式で生々しく記載されています。

当時の鳥海はガダルカナルからほど近いラバウルに停泊していました。前線に近いこともあって常に緊張感が漲っている様を想像していましたが、実際には割とのんびりした雰囲気で、日々を機器の手入れや操作訓練で過ごしたり、艦内の清掃を行ったり、陸に上がって休息したりなどが描かれていました。
ということだと、やはりあまり派手な汚しは現実感がないように思われます。戦前撮影ではありますが、鳥海のアップの写真もきれいなものです。



さてその上でどこをどう汚すか。
日常的に手入れをしやすい甲板上の構造物や機器は普段からきれいにしていると思われるので、汚しは最小限とします。墨入れ用ブラックを使いますが主張が強めなので、陰影を浮かび上がらせる程度の軽めの処理を目指すことにします。
舷側については戦時中の実艦写真を見ると軍艦色が一様でなく、ところどころで変色している様子が見られますが、よくある艦船模型のようにホースパイプや舷窓から錆び色が下に向かって流れているような写真はほとんど見た記憶がありません。とはいえ「模型としてのリアルさ」という側面も無視できないので、軍艦色に若干の濃淡をつけつつ、錆び色をうっすらと施すことにします。

いよいよ実行。
まずは艦首の錨鎖甲板を手掛けます。スミ入れ塗料を付けてから専用うすめ液で余計な塗料を拭き取ります。

うーん、やりすぎかな…
再度うすめ液で拭き取り。それでもやりすぎ感があったので、その上から舞鶴色を塗り直しました。

よし、このくらい。
このあと上部構造物などもやりましたが、陰影をはっきりさせる程度だと黒を使う場面はかなり限られますね。
そして舷側にも施工。ぱっと見で分からないくらいのうっすらウェザリングとしました。


同時並行でジオラマベースの製作も継続中。
フライパン用ホイルシートに無数をシワを付け、いざベースに当ててみると、ベースの方が前後の幅が広いため、1枚のシートでは覆いつくせないと判明。その場合は継ぎ目の処理が必要となります。しかもその継ぎ目はベースの横幅と同じ距離分だけ必要となります。これはハードルが高い…。
色々と悩んだ挙句、ホイルシートを使わないという決断を下しました。
そして、シートをセットする予定だった場所(全体の5割くらい)の石粉粘土を撤去!

この決断の背景には、航走波を作った部分が予想以上にいい感じに仕上がったという点があります。これまで波だった部分は耳かきの先端を粘土表面に押し付けることで表現していましたが、引き出しの中にこんなものがありました。

何かの接着剤とセットで入っていたヘラ。
このギザギザになった部分を使って細かい凹凸を付けると、耳かきよりも広い範囲を荒らすことが出来ると分かりました。この方法ならホイルにしわを付ける時に穴が開かないよう気を付ける必要もなく、出来た穴を塞ぐという工程も省略できるので、トータルとして時短になるのではとの目論見です。
そして粘土を塗り直してヘラで波を作る、作る、作る…

出来ました!
途中で作業を中断するとその境目がきれいにならないことを恐れ、約2時間ぶっ続けで作業したのでかなーり疲れましたorz
でも全体としては「番外編」ブログで研究したことがらも意識しながら造形することが出来、一定の自己満足が得られる状態に至ることが出来ました。
まだまだ先は長いですが、この調子で頑張っていきたいと思います!
Posted at 2026/01/21 21:42:08 | コメント(2) | 艦船模型 | 趣味
2026年01月20日 イイね!

重巡鳥海の製作(番外編)

以前のブログへ載せたこちらの画像。

よく見ると撃ち出された砲弾が写っているなどから、「作られた画像」という疑いを持っています。ただ同時に、赤枠で示した部分に着目しました。
発射による衝撃波は砲口を起点にした円形に広がりますが、それが青枠の波です。しかし赤枠の波はその内側に発生しています。
素人が考える限りでは、砲弾の後ろに込められた装薬が爆発したことによって発生した圧力が砲弾を押し出して砲口を出て以降、その圧力が砲身の外へ出るので、これが青枠の波であることは分かります。
しかしそれ以外に圧力が発生するとは考えづらく、なぜ赤枠の波が発生するのかがよく分かりません。

AIに聞いてみました。

まず前提として、大口径艦砲では砲弾発射時に3種類の作用が同時に起きます。
 ①衝撃波(圧力波)
 ②超高速ガス噴流(砲口blast)
 ③その結果としての海面応答(波・泡・飛沫)
このうち①が青枠の波で、②が赤枠の波なのだそうです。
①(青枠)の特徴は、「広い範囲に」「比較的ならだか且つ一様に」広がります。これは爆風圧が海面を一斉に押し下げ、その反動で生じた圧力波の輪ということです。これに対して②(赤枠)は装薬爆発により発生したガスの噴流による「局所的二次擾乱」というものだそうです。これは砲口から噴き出した高温・高圧ガス流が斜め下方向に偏向され海面を直接なぎ払った結果として発生するものです。
従って②の砲口blastはガスであるため①のように均等な球体とはなりません。ガスであるということは物理的な重量を持つものなので、特に仰角の低い射撃の場合は顕著に現れることになります。また、圧力で押すという動きではなく、乱れた気流で海面を剥がすような動きとなり、その結果として海面に局所的な泡立ちが起こるという状況です。

①(青枠)の衝撃波は超音速で砲口を出ますが、②(赤枠)の砲口blastは音速レベルと少し遅いので、衝撃波のあとに砲口を出ることとなります。この結果、①の内側に②が発生するという構造です。
これは爆薬の水上爆発でも観測される現象なのだそうです。

もう1枚、主砲発射シーンの写真について検証します。

これは巡洋戦艦伊吹の20センチ主砲発射シーン。発射による煙の塊が前後二つに分かれていますが、なぜそのようになるのでしょうか。
先ほどの疑問と同様、装薬が爆発したことによって発生した煙が砲弾の後ろから砲口を出るのは理解できますが、これが二つに分かれる物理的な理由がよく分かりません。

調べました。

これは別々の起源をもつ2種類の煙が、時間差と流体挙動によって分離して見えているためのようです。

まず、前方の煙塊は装薬の燃焼によって生じた高温・高圧の発射ガス(爆風雲)で、砲弾が砲口を出た瞬間に衝撃波とともに前方へ噴出します。これは非常に高温で一気に膨張し、キノコ状・球状になりやすい性質を持ちます。
次の後方の煙塊は、装薬の未燃成分がガス化し、砲身内・砲口周囲で一瞬滞留したもの+砲口周辺の空気を巻き込みながら発生する煤煙です。こちらの温度は前方ガスより低く、砲のすぐ近くに“もたっと”残ります。

これらはなぜ「一つの雲」にならず分離するのか。
要因は2つあります
①時間差(ミリ秒単位)
砲弾発射後、前方に衝撃波+爆風雲が現れ、これに遅れて砲口周辺から残留ガスが噴出するので、この時間差により物理的に別の雲になる。
②速度差
爆風雲は非常に高速(衝撃波的)ですが、残留煙は低速・滞留型のため二つに分かれる。


ということなのだそうです。
なるほど、私の知らなかった現象を概ね理解することが出来ました。
問題はこれらの知見をジオラマでどう再現するかですね…。
ひとつ解決するとまた一つの課題が生まれる。
無限軌道モデリングです(苦笑)
Posted at 2026/01/20 21:01:06 | コメント(1) | 艦船模型 | 趣味

プロフィール

「体力の低下について http://cvw.jp/b/488285/48938330/
何シテル?   02/20 20:32
模型工作とキャンプが大好きなヘタレをやぢです。 私がフォローする方には2種類あります。 一つは「以前からのみん友さん」 もう一つは「ちょっと興味を持っ...
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