
たまには、ガンプラ以外のブログも上げないと。
昨日は名古屋市科学館のグランドオープンの日でした。
名古屋市科学館で有名なのは、世界最大級と言われるプラネタリウムや、
先日ボヤを起こした放電ラボなどですが、今回のグランドオープンではそれに加え、屋外展示としてHⅡーBロケットや国際宇宙ステーションの「きぼう」船内実験室、市電、蒸気機関車など(いずれも本物)が加わりました。

その初日である今日は記念講演会として、JAXA特任参与:横山哲朗氏による「国際宇宙ステーション計画での日本の活躍」が開催されたので、上の娘と一緒に聴講してきました。
講演会ではたくさんの貴重な話が聞けました。
まずは冒頭、スクリーンに映し出された写真(今年3月撮影)は、国際宇宙ステーション(ISS)にドッキング中のスペースシャトルが写っていましたが、これはNASAが昔から望んでいた「宇宙でのシャトルの姿」を写した最初で最後の写真でした。
また、現在のISSには古川飛行士が滞在中ですが、彼の半生をつづったビデオも流されました。にこやかな笑顔が大変印象的な方です。彼の本業は医師だそうですが、ある日、宇宙飛行士の募集があるのを耳にして、応募しようと即決したそうです。
しかし、彼以外はエンジニア出身の人たちばかりだったので、その方面の訓練や講義は言葉の意味などが分からず、大変苦労したそうです。それでも努力の甲斐あって、今では宇宙船ソユーズの副船長となり、大気圏突入もこなすことが出来るほどだとか。
ものすごい努力の人ですね。
古川飛行士は今月22日に地球に期間予定ですが、約半年の滞在期間中に80~100ミリシーベルトの放射線を浴びるそうですが、これによって彼のがんの確率は3%上昇するそうです。
これを高いと見るか低いと見るかは人によるかもしれませんが、私から見れば「がんになるのは放射線だけが原因ではなく、他の要素も複雑に絡み合っているのだから、3%程度であれば、さほど気にするほどのものではないのでは?」と思います。
「中の人」の講演だからこそ聞ける最新情報もありました。
ISSは2020年まで運用される予定だったそうですが、つい1ヶ月前の宇宙機関長会議で「それ以降も使えるものは使う」という方針に変わったそうです。
当たり前と言えばそれまでですが、運用には莫大なお金もかかるでしょうし、一方で中国の動向なども気になるところでしょうから、関係者の方にとっては重大な決断だったのでしょうね。
講演会の最後には質問タイムがありました。
最初に手を上げたのは、とある小学生。
「日本の有人宇宙船の計画って今あるんですか?あったらカプセル型かシャトル型のどっちを計画してますか」
これには横山氏も「最初から専門的な質問で驚きました」と仰っていました(笑)
上の娘にも質問するように手を上げさせたのですが、当ててもらえず、娘も残念がっていました。
質問者にはJAXAのワッペンとバッチがもらえたそうです。
ちなみに冒頭の写真は参加者全員プレゼントの絆創膏。
講演会が終わるともうお昼。
軽く昼食を済ませた後、家族4人で常設展示を見て回ることにしました。
ちなみに講演会参加者は常設展を無料で見ることが出来ました♪
豪快だったのは竜巻ラボ。
人工的に高さ9mの竜巻を発生させるものです。
毎日定時になるとショーが開催されます。
このほかにもいろんな展示や体験施設などが盛りだくさん。
↓鉄道模型のジオラマで名古屋のものづくりの紹介するもの

↓恐竜の全身骨格(名前忘れた・・・)

↓影絵体験

↓サイエンスショー。今日は燃焼について。写真は空き缶の底に穴を開けてアルコールガス(だったかな?)を充満させた状態で、頭に紙コップをかぶせ、底の穴に火を近づけると、爆発力で紙コップがロケットのように飛んでいく様子です。
大人も子どもも時間を忘れて遊んでしまい、気付いた時には閉館時間。
最後にミュージアムショップでブックマーカーを買って帰りました。
プラネタリウムは長蛇の列が続いていたので、まだしばらくは見に行けそうにありませんが、常設展だけでも十分楽しめますね♪
帰りの車の中では子供たちから「また行きた~い」の大合唱。
お父さんもまた行きた~い!
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Posted at
2011/11/08 00:20:02