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2013年03月23日

ガンプラ旧キットについて

ガンプラ旧キットについて モデルアート誌から「ダブルアール・メカニクス」という雑誌が発刊されるそうです。
テーマは「ガンプラを始めとするキャラクターモデルをメインに取り扱う」ということで、第1号の特集では主に「1980年台リアルロボットアニメ」に登場するキャラクターモデルを中心に扱うのだそうです。

モデルアート誌といえば、私が少年時代に作り続けたウォーターラインシリーズを題材にした「WL艦隊編成講座」でさんざんお世話になった雑誌。もともとは空モデルを中心としたスケールモデルをメインに取り扱う硬派な雑誌というイメージでしたが、やはり時代の流れには逆らえないのでしょうか。

しかし折りしも私は旧キット・リックドムを製作中。
前回作ったドダイ以来、旧キットの楽しさに目覚め、先に製作予定だった1/288ガンプラコレクションのジオラマを後回しにしてまで、ドムを手がけてしまいました。

旧キットの魅力。
それは、「模型作りの楽しさを再認識させてくれるところ」ではないでしょうか。

ガンプラに関して言えば、私が小学校6年生くらいの頃。
当時はガンプラ大飢饉時代。
どこからか弟が1/144ザクを手に入れてきました。
初めて見るザクは、大変衝撃的でした。
それまでロボダッチ以外はスケールモデルしか作ったことのなかった私は、一目でガンプラに魅了されたものです。
その後、どうにか1/144グフを手に入れて作ったときには、本当に感動したものです。

アムロ「こいつ、足首が動くぞ!」
セイラ「さすが、改良強化新型」


でも、当時はキットのプロポーションがどうのこうのなどと言える状況ではなく、まず手に入れること自体が目的化していた状況でした。
中学時代には飢饉も少し治まり、徐々にマイナーアイテムが販売されるようになって来ました。
記憶に残っているのは1/144アッガイ。
手足の可動範囲は狭いものの、コックピットハッチの開閉状態が選択できるものでした。
今から見ると、たったそれだけのことですが、当時にしては革命的な出来事だったのです。
しかし売っていない。
結局手に入れることは出来ませんでした。

時は流れて現在。
ドダイに続き、リックドムを製作中ですが、HGUCに慣れた体には、可動範囲の狭さがものすごく気になります。
特に足の付け根。ガニマタにできないことで、カッコいいポーズが取れないのです。
ドダイは飛行機なので、そうした問題はありませんが、MSにとっては致命的とも言える部分です。
よって、ドムの製作はポリキャップの仕込みが中心の作業になっています。

しかし、ここで思うわけです。

今のキット、特にガンプラは大変よくできています。
色プラが使われていたり、スナップフィットが普通だったり、ポリキャップが仕込まれていたり、合わせ目さえ目立たないように設計されています。
対して旧キットは、単色成型、接着剤必須、可動範囲激狭、合わせ目どころかバリもバリバリ。
単に「製作の楽さ」という観点では、現行キットの圧倒的勝利です。
しかし、「完成させる楽しみ」という部分ではどうなのだろうか、と。

可動範囲が狭ければ、どうやってポリキャップを仕込もうか考える。
色が付いていなければ、どの色を選択しようか考える。
プロポーションが気に入らなければ、どうすれば好みの形になるか考える。

こうした「考える」作業が旧キットには必要になるんですよね。
これこそが旧キット製作の楽しみなのではないかと。

ドダイとドムを作ってみて、改めてそう思いました。
「出来の悪い子ほどかわいい」と言いますが、こういうことなのかと。

無論、ガンプラのメインターゲットが30~40代であり、その世代は余暇時間が少ないため、安易にきれいな完成品が製作できることという需要があることは否定しません。
その結果生まれる「所有欲が満たされること」も否定する気はありません。

でも私としては、自分の思い通りにキットを弄り倒したという実感がほしいんですよね。
ウォーターラインシリーズを作っていた当時も、組立説明書など参考程度にしか見ておらず、もっぱら写真や図面とにらめっこして、「この部分をどう再現しようか」と常に頭を悩ませていました。

てなわけで、リックドム製作中。
本体は概ね完成が見えてきたので、武装の製作に移行しつつあるところです。


来月からは仕事が忙しくなりそうなので、今月中の完成を目指しているのですが、果たして間に合うだろうか・・・。
ブログ一覧 | ガンプラなど | 趣味
Posted at 2013/03/23 22:46:03

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この記事へのコメント

2013年3月24日 0:22
旧キット、かつては百式の腰アーマーを
フル可動させたり、背部スラスターを
ボールジョイント化したり、
スコープドッグの降着ポーズ化したりと
楽しみました…

各パーツの造型のよさを利用して
関節のタイミングを関節技で
改修する記事に目を奪われました。

ただ、学生の頃と比べ、お金はあって
時間がなくなった今は、HG以降の
簡フィニ可能なキットに目がいきます。

改修に時間を忙殺されるのは
今の私には耐えられず、
現在のようなスタイルを踏襲しています。

でも、その懐の広さがいいですね♪(^-^)/
いろんなモデラー、私はアリです♪( ´ ▽ ` )ノ
コメントへの返答
2013年3月24日 8:50
私の拙い文章で、少し誤解をさせてしまった部分もあるかもしれませんね。

私が言いたかったのは、「自分の趣味としては作る楽しみがあるほうがいい」ということで、「最近のキットを作る人はダメ」などということを言うつもりは毛頭ありません。

シウさん始め、多くのみん友さんは、忙しい日々の合間を縫って、少しずつガンプラを製作し、ようやく完成アップ!という方が多い気がします。
もちろんガンプラ作りだけが趣味ではないでしょうから、余暇時間をガンプラ製作に割くことができるのは、さらに限られていることと思います。
それはそれで、私などがどうこう言うことではありません。

あくまでも趣味の世界ですから、本人が満足を得られれば、それがベストですよね(´▽`)

いろんなモデラー、私もアリです♪( ´ ▽ ` )ノ
2013年3月24日 0:46
ガンプラ古今は、車に共通する気が…

旧車は、排ガスデバイス始め、単純なものが多く、そもそも構造が単純なのでそれこそ、弄るところはいっぱいあるのですが、昨今の車は、エアロとホイールと足回りさえやれば誰でもそこそこかっこよく作れる…

もちろん、そんな中でも最新の車しかり、RGやHGシリーズしかり、とことん追求する方もいらっしゃるわけで…

そして旧車に現行車のパーツを組み込んで、インジェクション化や、便利機能の追加などもあるわけで、ガンプラのいじり方と、車のいじり方は似ているものだなぁと、思いました。

車もガンプラも、昔は簡単に手に入らなかったですしね(´∀`)

手に入っても意図したものと違い、不人気なものだったり…

1/144のザクと旧ザクでパーフェクトザク作ったり、1/144のジオングに1/100のドムの足くっつけてパーフェクトジオング作ったり…1/100のジムとガンダムで”まとも”なガンダム作ったり…懐かしいですヽ(・∀・)ノ
コメントへの返答
2013年3月24日 8:58
ガンプラと車の共通点。
なるほど、面白い視点ですね~。

最近私は、車弄りをしていませんが、20年くらい前に聞いた話で「スターレットは弄りまくれるから面白い」というのがありました。

当時は今のように電子制御の部分が限られていて、特にスターレットのような大衆車はあまり複雑に作られていませんから、「弄り甲斐」があるのだろうと思います。
そういう中で、車に関する知識や技術が身についていくという部分も捨てがたい魅力なのでしょうね。
ある意味、オタク的のめりこみ方だとも言えますが。

>1/144のザクと旧ザクでパーフェクトザク作ったり

ありましたねぇ。
特にパーフェクトジオング。
あれはかなりたくさんの人がチャレンジしたのではないでしょうか。
私はボンビーモデラーだったので、ミキシングビルドなどという贅沢な事は出来ませんでしたが(^^ゞ

2013年3月24日 9:23
昨日、本屋でパラパラっと立ち読みしました。
そんなに悪くなかったですが、買うほどではないかなーというのが正直な感想です。
これだったら、HGUC1体、もしくは旧キット2体のほうが有意義かも??
というのも昨今はネットでプラモの作例や改造例が一杯見れてしまうので
改めてこの手の本を買わなくても?と感じてしまうからです。

ところで、話は変わりますが、僕はいわゆる「手抜きモデラー」で
色塗らなくても、デティールアップしなくても最新キットは、作っただけでカッコヨクなるから
これでいいじゃん!な考え方があります。
初期のMG、HGUCは素組みでも理想のプロポーションには程遠かったのですが、
最近はまさしくアニメの設定通り。プロモデラーさんにしてもほとんど手を入れずに作っている場合が多いので、下手ッピ素人の私もその恩恵にあずかろうという魂胆なわけです。
ところが嫁が「きっちり色を塗ろう、表面処理もしよう」と言いだすようになり、作業時間は増加の一途。。。(嫁が作ったキットを塗るのも僕)
嬉しい悲鳴というところです。
コメントへの返答
2013年3月24日 19:15
確かに最近は、ネット検索一発で、あらゆる情報を手に入れることができますからね~。

今作っているドムも、ネット検索してヒットした作例を参考にしながら作っていたりします。

ダブルアール・メカニクス誌がどんな記事になっているのか、まだ確認していませんが、製作途中の画像などをたくさん掲載してあったりすると、旧キットの弄り方が具体的に分かって、いい参考資料になるかもしれません。

>僕はいわゆる「手抜きモデラー」で

黒連星さんが「手抜き」だなんて!
あれだけレベルの高い作品が作れてしまうのにフルパワーではないということは、全力で作ったらものすごい作品が出来てしまうってことですよね?
うーむ、パワー前回の作品を見てみたい(´▽`)

そのスイッチを奥様が握っていると言うことでしょうか。

今後のメオトガンプラの展開、ますます楽しみです♪
2013年3月25日 0:26
こんばんは

僕もこの本、読みました。
(すみません買わなかったです。)
参考に、というよりは昔作ったキットを
見た懐かしさを感じました。

で、ザク違さんはじめ皆さんのコメントを
拝見させていただいて、僕も賛同しました。
しかし同時に、それって贅沢な悩みだなとも
感じました。

恐らく皆さん決して最新キットを批判する意図
で書いているのではないと思います。
RGを始めとする新キットと昔日曜朝に並んで買った
旧キット、その両方を入手できる今の状況って
すごい事だと思います。
昔はモナカキットしか、選択できなかったんですから。
今のガンプラを開発している方々は昔欲しかったけど
なかった製品、当時から見れば夢のような内容を
現実にしているのではないでしょうか。
ガンプラの進化、本当にすごいです。
他社のキットを見れば一目瞭然、模型業界の中でも
技術的には突き抜けてしまってる感じです。
あのクオリティを実現するまでのバンダイの企業努力、
というより執念は恐ろしいくらいです。
でも僕も含めてモデラーというのはなかなか我儘で
自分の思い描いているのと違うとつい文句を言いたく
なってしまうのかもしれません。
特にガンプラの場合、スケール物のように実物という
究極のお手本が存在せずそれこそ答えはモデラーの
数だけあるのですからホント自由で、自由であるだけに
難しいんだと思います。

そんな今の時代だからこそ、頭の中で描いてきた
自分の理想の姿、現実の形に作り上げてやりたいなと
思います・・・僕の場合それもまだ実現までは
ほど遠かったりするんですけど。(^^;

長コメですみません。
コメントへの返答
2013年3月27日 0:56
こんばんは。

コメ返、遅くなってスミマセン。

懐かしさですか。
それはそれで一興ですよね。
私が最近になって旧キットをいじるようになっているのも、ノスタルジーを感じながらという部分が、全く無いわけではないだろうと思っています。やはりガンプラ飢饉経験者ですし(^_^;)

>贅沢な悩みだなとも感じました。

なるほど。確かにそういう見方もありますね。

例えば私が昔作っていたウォーターラインシリーズは、今でも同名のシリーズ展開がされ、当時では考えられなかったようなマイナー艦が次々とキット化され、しかもすばらしいモールドでディテールが再現され、おまけにエッチングパーツまで同梱されていたりします。
でも、ガンプラと違うのは、当時の製品はもう二度と手に入れることができないこと。

ガンプラの場合、ご指摘のように、当時との違いを今、自分の目で確かめることが出来るんですよね。
それって、本当にすごいことだと思います。
ある意味、夢を実現してしまっているとも言えるのかも。

ただ、これもご指摘のように、どの業界もそうなのでしょうが、年々、ユーザー側の目が肥えてきて、「もっともっと」というサイクルが出来てしまい、模型業界について言えば、金型代がバカにならないという状態にもなっているのかもしれません。

模型作りの楽しみ方は人それぞれでしょうから、説明書どおりに作れば満足と言う人もいれば、改造しなければ気がすまないという人もいるでしょうし、それはどちらが正しい間違っていると言う問題でもないと思っています。
まさに「自由」ですよね。

おつるさんは恐らく、キット=素材という捉え方ですよね。
これからも素材の生きる作品を期待しております。

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