昨日、仕事帰りに久しぶりに本屋さんへ立ち寄ると、そこにはモデルアート誌が。
今月の特集は「テーマ別 製作/塗装関連アイテムガイド」。

ふむふむ、参考になるな~。
と、ページをめくっていて気づきました。
「WL連合艦隊編成講座」がないっ!
目次に戻って「今月は休載」の文字を探しましたが、それもないっ!
おかしい。
まさか終わってしまったのか!?
帰宅後にググると、なんと2ヶ月前の4月号で最終回を迎えていました。
原因は筆者・衣島尚一氏の体調不良(胃がん)とのこと。
既に摘出手術は終えておられるようで、ご高齢であることもあり、当面は療養生活が続くのではないかと思われます。
思えば私の模型人生は小2の頃に手にしたロボダッチに始まり、翌小3の時に友達に見せてもらったウォーターラインシリーズの空母・赤城と航空巡・最上に激しい衝撃を受けたところで、一大転機を迎えました。
最初の頃は友達同士で作っては見せ合うという程度でしたが、ある日、本屋でモデルアート誌との出会い。
初めて見る模型雑誌に、心奪われました。
しかもウォーターラインシリーズをテーマにした連載記事まで!
以後、毎月25日には必ず立ち読みに行くという日々が続きました。
連載はミッドウェー、ソロモン、捷一号などの作戦行動ごとに、参加した艦船を順に作ることで、連合艦隊をつくり上げるという流れ。
模型を単体で捉えるのでなく「艦隊」という単位で構築していくという過程が、コレクション魂をくすぐっていたことは間違いありません。
この流れを受けて、自宅のサイドボード内に天一号作戦時の大和艦隊を「なんちゃってジオラマ」化したのを、はっきりと思い出します。
そして中3の時には「第7回ウォーターラインコンテスト」で佳作を受賞。

頂いた盾と副賞は、今でも大事に取ってあります。
(時計は壊れてしまいましたが)
今思えば、私の模型工作技術の多くは、衣島さんの模倣であったかもしれません。
現在ほど様々な道具、マテリアル、技術があるわけではなかった当時、「身近にあるものでどうにかして作る」という発想は、現在の私の模型工作の基本理念でもあります。
中学生の頃には第一次ガンプラブームが巻き起こり、いわゆるガンプラ飢饉も体験しましたが、ホビージャパン誌に載る技術は「シリコンで型を取る」とか「ポリパテを盛り上げる」など、若干敷居が高く感じられました。
その一方で衣島さんは「極力キットを活かす」という考え方であったような気もします。
最近の私は加齢のためか気力の落ち込みが激しく、ちょっとしたビネットを作るのにも1ヶ月くらいかかってしまう状態。
これでは永久に罪滅ぼしができません(^_^;)
対して、衣島さんの連載は
37年間440回にも及びました。
まさに
「継続は力なり」。
心より感服いたします。
2月10日の衣島さんの退院から既に2ヶ月以上が経ちました。
順調な回復を心よりお祈り申し上げます。
なんだか、久しぶりにWLモデルに手を付けてみようかな~なんて思っちゃいました。
ブログ一覧 |
ガンプラなど | 趣味
Posted at
2015/04/29 10:41:18