
以前、
「グフについて考える」というタイトルでブログを上げた所、たくさんのコメントとイイねをいただきました。
調子に乗って今回はガンキャノン編を書いてみようと思いますw
と、その前に作っていたHGUCガンキャノンの完成画像をご覧ください。
詳細はフォトギャラってありますので、興味のある方はどうぞ↓
HGUCガンキャノン(製作編)
HGUCガンキャノン(完成編)
さて本題。
ガンキャノンと言えば、V作戦シリーズ2つめの機体。
中距離砲撃戦に特化した機体で、近接戦闘を行なうガンダムの支援を行うために開発されています。
実はザクとは違う、HNの割には最も好きなMSがガンキャノンだったりします。
これは2002年冬、雑誌「グレートメカニック」7号で「大砲を持ったMSたち」というテーマの特集が組まれた時に遡ります。
記事ではまず大砲の必要性が語られ、その後、一年戦争時MSであるガンキャノン、ガンタンク、ボール、ザメル、ザクキャノン、ゲルググキャノンに触れ、その後のUC0087以降のMSたちも解説されます。
さらにキャノンMSの作戦行動についても分析されていました。
V作戦シリーズを例にとれば、有視界の限界である20km超をガンタンクが担い、それより近距離(=中距離)をガンキャノンで牽制・混乱させ、ガンダムが斬り込むという流れ。
ガンキャノンの役割は、止めを刺すガンダムの露払い役といったところでしょうか。
長距離を狙うガンタンクは命中率も低くならざるを得ないでしょうから、敵戦力の漸減はあまり望めません。ただ、中距離ならばある程度の命中率も期待できるでしょうし、大気によって威力の減衰するビーム兵器よりも実体弾のキャノン砲のほうが破壊力も増します。
さらに言えば、ドムのジャイアントバズーカの直撃を受けてもなんともないという分厚い装甲を持ったガンキャノンは、防御力にも秀でています。
簡単に言えば、「相手から直接的な攻撃を受けない安全な場所から、正確な射撃で敵戦力を漸減させ混乱に陥れる」という役割。
そもそもサーベル等で直接斬りあうのって、怖いですしね(笑)
だからこそのキャノンMS。
いくら私がジオン軍人だと言っても、優秀なMSには憧れますw
でもそんな愛すべきガンキャノンにも疑問がないわけではありません。
まずはキャノン砲の口径。
ガンタンクの120mmに対して、倍の240mmを載せています。
なぜ、より小さな機体により大きな砲を載せたのか?
これはガンタンクとガンキャノンの機能の違いではないでしょうか。
つまり、ガンタンクは基地施設等のMS支援機能を長距離から先制破壊するとともに、MS等移動兵器の初動を混乱させることに重点が置かれたのだろうと。
そのためには大口径であることより、弾数の多さのほうが重要視されたのだろうと。
その後、敵MS等が稼動し出した後はガンキャノンの砲撃により戦力の漸減を図るので、「数撃ちゃ当たる」ではなく「しっかり当ててがっちり破壊する」ためにより大きな口径が必要だったのではないかと。
もう一つの疑問。
宇宙空間で実体弾を撃つと、その反動で自分が後ろに下がる力が働いてしまう、つまり撃った瞬間、弾と自分が同じ速度で反対方向に移動してしまうw
よって、空間用兵器として実用に耐えないのではないか。
これを解消しようとすると、まずは無反動砲を採用するという方法が考えられますが、無反動とはいえ、全く反動がないとは思われません。つまりその分、弾丸の初速が落ち、結果、破壊力が減少します。
もう一つ、ロケット弾にして自走させるという方法。
ただロケット弾は噴射煙を吐きながら動くため、視認性が高く、避けられやすいという欠点を持ちます。
これらを踏まえると、やはり無反動または低反動砲を採用しつつ、射撃と同時にAMBACで姿勢制御を行なうという解決策が考えられます。
ドーン!と撃つ瞬間、手足を前にピョン!と動かすガンキャノン。
しかも連射する場合、すごいスピードでピョンピョン繰り返すというwwwwwww
やばい、ガンキャノンかわいい♪
いずれにせよ、ガンタンクの後継機種がほとんど開発されていない一方、ガンキャノン後継は、いくつかあります。
これはやはり戦力としての必要性を軍が認めたということではないでしょうか。
歴史を見ても、遥か昔は馬上の一騎打ちが戦場の華でしたが、時代を下るにつれ、長槍、弓矢、鉄砲などに移り変わり、さらに現代ではミサイルや弾道弾などが主力になってきました。
つまり近接戦闘ではなく中長距離の安全な場所から敵を叩くという思想だと思われます。
やっぱみんな近くで斬りあうの怖いんだよね~www
ガンキャノン、最高!!!
あ、作ったキットはこのあとジオラマ化します。
期待せずにお待ちください。
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Posted at
2017/06/17 23:25:33