ハモン様との美術館巡り、今回は名古屋市美術館で開催された「モネ~それからの100年」展です。
名前から分かるとおり、純粋な「モネ展」ではありません。
モネの作品を展示しつつ、モネに影響を受けた現代の芸術家の作品も合わせて展示するという企画でした。
7月1日の会期末を控えた最後の土日ということもあったのでしょうか。11頃に現地に着くとこんな状態。

100人くらい並んでいそうです。
係員の方に聞くと「先程から急に列が長くなった」とのこと。
ということは、急に短くなる可能性もあると考え、先にお昼を食べることにしました。
お昼は近くにある丼屋「下之一色」。

私がオーダーしたのは鯨丼。
鯨の肉と言うと、小学校の給食に時々出てきて、割と多くの子が「おいしくない」と言っていたことを思い出します。
でもこちらの店で食べた肉は非常に柔らかく、そしてしっかりと鯨肉の味が出ているというもので、大変おいしゅうございました(^^)/
お腹も膨れたところで再び美術館に行くと、列がほぼなくなっており、比較的スムーズに入ることができました♪
帰りがけに買った絵葉書で、展示作品の一部をご紹介しましょう。
モネと言うと印象派の巨匠。
印象派は、光と陰の表現が巧みであることが特徴の一つでもあります。
例えばこの作品。

右に描かれている人物を拡大したのがこちら↓

左腕のあたりに縦の白いラインが入れてあります。
こちらの作品も。

船体を拡大したのがこちら↓

光が直接当たらない、下向きに湾曲した舷側部分が白く塗られています。
こうした白による表現を行うことで、光を取り入れ、生き生きとした作品に仕上げる。これがモネの真骨頂なのかもしれません。
晩年の「睡蓮」をテーマにした作品の数々でも、水辺に写った景色を巧みに表現しています。これも光を意識したものだと思います。
やはり巨匠はすごいですね~。
ということで、見終わった後にハモン様が子どもたちへのお土産で買ったのがこちら↓

モネックマ!(笑)
余談ですが、個人的には現代美術には全く興味がありません。
同様の意見を持った人が私の周りにはたくさんいます。
なぜ興味が持てないか。
表現が抽象的すぎて、これはなんの絵なのか、何を伝えたいのかがさっぱり分からないからです。
絵画に限らず、作り手はその作品を通して何かを伝えたいはず。
でもそれが伝わらないのは、作品を作ったことの意味が半減します。
現代美術に詳しい人は「きちんとした解説を聞けば分かってもらえる」と言いますが、逆に言えば「聞かないと分からない」ということでもありますよね。
単なる個人の趣味であれば、あくまでも自己満足なので問題はないと思いますが、それによって生計を立てるというようなものであれば、このあたりの問題は少し考える必要があるのではないかと思います。
そういう私も模型という作品を作ります。
ブログなどで作品を見ていただく立場としては、「何をどう伝えるか」は大切なテーマでもあります。
うーん、精進せねば…。
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Posted at
2018/07/06 07:13:04