鈍行電車さん
「先日、カミさんと信州に蕎麦食いに行ったんです。すごくウマかったですよ。今度一緒に行きませんか?」
こんな問い掛けから始まったおっさん蕎麦ツアー。
蕎麦大好きなザクとは違うとしては、この有り難い提案を受けない理由がありません。
ということで行ってきました、
「梅庵」。
11時開店の30分ほど前に到着すると、既に若干名の待ちが。
(先に停まっていた車は、2台とも名古屋ナンバーでした笑)
「行列」とか「待ち」が大嫌いなザクとは違うですが、この日は30分が短く感じました。
なぜなら、周りはこんな景色…
写真を取りまくっているうちに、あっという間に時間が過ぎました。
そしていよいよ店内へ。
今回オーダーしたのはこちら↓

行者そばと鴨肉です。
行者そばは長野県伊那市の郷土料理で、「辛つゆ」と呼ばれる、焼き味噌と辛味大根の大根おろしを入れたそばつゆで食べるそばです。
麺は少し幅広で、きしめんのよう。
口にすると極めて強いコシが印象的です。
辛味大根や焼き味噌との相性もよく、塩と一緒に食しても美味しいです。
これまで様々な蕎麦を食べてきましたが、これほど特徴的で印象的な蕎麦は初めてだと感じました。
もちろん鴨肉も素晴らしく美味しかったです。
付け合せの野菜も適度な火の通し具合。
一緒に出された山椒をかけると、さらに風味が増します。
鈍行さんと二人で、黙って食べ続けてしまうほどの絶品でした♪
さて、お腹も膨れたので、次は観光。
行き先はわんこ寺こと光前寺。
アニメ「ゆるキャン△」第9話で主人公の一人・志摩リンが訪れた「聖地」の一つでもあります。
しかし。
第3まである駐車場がいっぱいです。
どうやらお寺のすぐ脇で「カツ丼フェア」をやっている様子。
伊那と言えばソースカツ丼で有名ですからね~。
どうにか車を停めると、その向こうには千畳敷カールが見えます。

色付いた山の中に佇む姿は、夏休みに行った時とは少し違った趣きがありますね♪
山門に至る道端には光る苔がびっしりと植わっていました。
立派な山門をくぐると、そこにはこれまた立派な本堂が(撮影禁止)。
ここは本尊に不動明王がおわすそうです。
(不動明王はその名の如く「揺るぎなき守護者」です。)
本尊の前には他の寺社同様、賽銭箱が置いてありました。
無学な私はお賽銭を投げ、拍手でお祈りしてしまいましたが、ここはお寺。神様でなく仏様がおわす場所なので、お祈りは不適切でしたね(恥)
境内には「わんこ寺」の語源ともなった霊犬・早太郎のお墓もありました。
今よりおよそ700年程も昔、遠州府中(静岡県磐田市)では毎年祭りの日に白羽の矢の立てられた家の娘を、生け贄として神様に捧げる人身御供という悲しい習わしがありました。
しかしそれは神様ではなく大きな怪物(老ヒヒ)。
怪物は早太郎という名の犬を恐れていると分かり、早速光前寺に飼われていた早太郎を探し当て、次の祭りの日に怪物を退治しました。
早太郎はその際に負った傷が元で亡くなってしまいました。
いわゆる「桃太郎伝説」…ではなく「早太郎伝説」です。
本堂ではこんなおみくじが。

ハモン様と娘二人からは「かわいい♪買ってきて!」との要望を受けていたので、3つゲット。
さらに境内にある庭園を見せていただきます。
大変綺麗に手入れされた庭園で、座敷から眺めているといつまでも見ていられそうでした。
庭園拝観料を払うと、お茶とお菓子が頂けます。

(数年前までは、この小さな湯呑がそのままもらえたそうですが、今はもらえません。)
こうして心と胃が満たされたおっさん蕎麦ツアーは終了。
たまにはこんな「ちょっとした贅沢」があってもいいですね~
今回撮影した画像は、フォトアルバムに収録しました。
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20181028 伊那市巡り
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Posted at
2018/10/29 22:21:55