ダブルヘッダーもう一つは、ビグザムなどを使用した1/550ジオラマです。
久しく作業が進んでいませんでしたが、キャンプのハイシーズンが終わったので、少しずつ進めています。
今回もジオラマベースの製作。
完成度を少しでも高めるため、まずは試作を行います。
手始めに岩肌の表現を検討します。
パターン1。

彫刻刀で縦横のラインを入れたものの上から、ワイヤーブラシで傷を付けてみました。
しかし、画像で分かるように「らしさ」が全く感じられません。しかも一本一本ラインを彫り込んでいくのは、作業的にもすごく大変です。
不採用。
パターン2。

庭で拾ってきた石を粘土の上から貼り付けます。石を貼り付けない部分は、粘土硬化前に適当な傷を付けておきます。
これも石を貼り付けた部分とそうでない部分のテイストが違いすぎることと、石を貼り付けた部分についても「取って付けた」感が否めません。
ただ、石を貼っていない部分だけ見れば、割といい感じかな。
パターン3。

粘土の硬化後、彫刻刀などで表面に傷をつけ、さらにワイヤーブラシで表面を荒らしたものです。
こちらも悪くはありませんが、1/550というスケールを考えると、もう少し精密な傷の付け方をする必要があると感じました。あと、硬化後に傷を付けるのは結構大変です。
結論としては、粘土硬化前にできるだけ細かい傷を付けておき、硬化後に全体の調整を行う、という流れで行きたいと思います。
なお、塗装はパターン3で試しましたが、ベースにタイヤブラック、その上からレッドブラウンとカーキを斜め上から吹付け、さらにOD色(陸自)とスカイグレイでドライブラシをかけました。
ジャブロー周辺の岩肌はグレー系ではなく、ギアナ高地に代表されるような茶系であろうと考え、色使いもそのあたりを意識しています。
本番でもこの方法で塗ろうと考えています。
岩肌の一部にはビグザムの巨大メガ粒子砲で開けられた大穴を作る予定ですが、その穴の壁部の表現も検討します。
これも2パターン。
一つは↑の岩肌と同様に、彫刻刀で粘土表面に傷をつける方法。
もう一つは粘土表面に木工ボンドと混ぜた砂粒を塗りつける方法。

結論的には後者を採用します。
やはり高温のビームで溶融状態となっているという表現としては、ドロドロ感が出たほうがいいですもんね。
今回は地形の中に滝も作るので、その試作もしました。
滝本体はテグスを木工ボンドで張り合わせ、しぶきはプラ棒をヤスってできる粉を使用します。
滝壺の水はこれまた木工ボンドですが、1回目の乾燥後にスカイブルーを塗り、2回めに塗り重ねた上からクリアグリーンを塗りました。
なかなかいい感じ♪
ビグザムやMSが配置されるフラットな部分には爆撃跡を表現したいと思います。
劇中では森林の中をMSが進軍していく様子が描かれていますが、実際にそのようにすると死角から狙われまくってしまうので、事前の絨毯爆撃で焼け野原にした、という想定です。
この場合、ナパーム弾の使用がすぐに思い浮かびます。
事実、IGLOOではヒルドルブが使っています。
しかしそれだと爆撃跡は残らないため、ジオラマとしての変化に乏しくなると考えました。(余談ですが、現在はナパーム弾は使用禁止になっているようです。)
よって、あえて瞬発弾で木々を吹き飛ばしたという表現にしようと思います。
そのため、粘土の上からピン球で凹みを付けてみました。

硬化後、表面処理を行う予定です。
今回はここまで。
爆撃跡の試作が終わったら、いよいよジオラマベース本体への粘土貼り付け作業を開始したいと思います。
さて、年内に完成させることができるかな…
よろしければフォトギャラも御覧ください。
1/550ジオラマベース製作(その2)
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Posted at
2018/11/23 18:03:34