先日完成させたシャトルハイブリッドのミニカーを使ったキャンプジオラマ。

私の中では、今まで作ってきた数々の作品の中でも、最も満足度の高い、最もお気に入りの作品となりました。
でも、世の中は広い。
その作品に対する客観的な評価をもらい、NEXTへつなげていきたいという思いもあります。
そうだ、プロに見てもらおう。
思いついたのは、浜松ジオラマファクトリー。
何年か前に訪れた時には、その一角にプロモデラー・山田卓司氏のアトリエがあり、気軽に声をかけることができるようになっていました。
早速イフリートを飛ばして浜松へ。
しかし現地に着くとビックリ。
スペースが大幅に縮小されています。
以前は氏の作品が100点くらい展示されており、物販スペースにはキットや工作道具、オリジナルグッズなどが多数置かれていました。
でも現在は駄菓子屋さんの奥の小さなスペースにわずか30点程度が寂しく置かれているだけ。もちろん物販スペースもなければ氏のアトリエもありません。
残念…。
でもせっかく来たんだから、作品はしっかり鑑賞しなきゃ。
ということで、展示作品の一部を紹介しましょう。

椅子に座っているのは山田氏本人。
机に置かれているのは、その情景を縮小した模型。その模型の中にさらに縮小されたその情景が…というジオラマ・マトリョーシカです(笑)
登場人物の豊かな表情が、いかにも山田氏らしい作品ですね。
また、AFVも。

つららの表現が素晴らしい。どうやて作ってるんだろう…
そしてキャラクターモデルも。
さらにはこんな作品も。

タイトルは「透明人間」です。
その他の作品も含め、フォトアルバムに上げましたので、時間のある方は御覧ください。
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浜松ジオラマファクトリー
縮小前の施設は2012年に開設されていますが、その際発行された公式パンフレットに掲載されている氏のインタビューにはこんなくだりがあります。
「私の仕事も、手で作る楽しさが基本にあります。(中略)世の中のものは、必ず誰かが作っているんですよね。誰かが考えて、材料を選んで、手をかけていく。物は自然発生したものではなく、確実に思いが込められ、作られていくんです。」
「だから子どもたちには、作ったものを見たり、作っているところを見せたり、さらには自分でやってみたりしてほしいんです」
こうした思いを伝えるには、登場人物の気持ちまで伝わってくるようなジオラマを作り、そして見てもらう。
それこそが氏の真骨頂なのではないかと思っています。
私もジオラマビルダーの端くれ。
そしていつか山田氏のような作品が作れるようになるといいなぁと夢見たりしています。
私の稚拙な作品を見てくれる人に、私の思いを少しでも伝えられたらと思いながら作ってきましたし、これからもそうしていきたいと考えています。
氏に会えなかったのは残念でしたが、そうした思いを新たにできた、そんなドライブでした。
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Posted at
2019/01/19 00:10:52