久しぶりの艦船モデル製作でしたが、割りと早く完成してしまいました。
では早速ご覧頂きましょう。
スケールは1/2000。全長約114mmの非常に小さなモデルです。
少ないパーツ数でありながら考証がしっかりしたキットで、彩色済みであることもあって素組でも十分鑑賞に耐えられます。
ただ、ザクとは違うとしてはそれでは満足できません。
せっかくならそれなりにディテールアップしたい。
そう考えて手を加えたのは、以下の部分です。
◆艦首~艦橋前

・旗竿と菊花紋章の設置(伸ばしランナー)
・飛行甲板支柱の追加(プラ棒)
・対空噴進砲(ロケット砲)スポンソン&ブルワークの新調(プラ板プラペーパー)
・爆撃による飛行甲板破孔の再現
・滑走制止装置用凸部の移設
・高角砲座のブルワーク&支柱の新調(伸ばしランナープラペーパー)
菊花紋章はオーバースケールかなとも思いましたが、軍艦であることの象徴なので、あえて少し目立つように作ってみました。
◆艦橋付近

・艦橋構造物全体のフルスクラッチ(プラ板プラ棒プラペーパー)
・艦橋右前の110cm探照灯の新設(伸ばしランナー細切れ)
・艦橋下舷外通路の新調(プラ板)
・マスト&13号電探の新調(伸ばしランナー)
・昇降機のくり抜き
艦橋のスクラッチは予想以上にうまく出来た気がします。艦橋前には1.5m測距儀も作れたし、まさかこのサイズで13号電探が再現できると思っていませんでした♪
◆煙突~後部昇降機

・煙突吐出口の仕切り板追加(プラ板)
・煙突支柱の追加(プラ板)
・機銃等スポンソン&ブルワークの新調(プラ板プラペーパー)
・起倒式無線用アンテナマストの新調(伸ばしランナー)
・爆撃による飛行甲板破孔の再現
機銃スポンソンのステーを伸ばしランナーで作り直すと、これほどまでに精密感が増すのかと思いました。4本のアンテナマストは右舷側のみ実艦の写真通りに再現しましたが、左舷側は海に沈んでいるので、工作していません。飛行甲板中央の大きな破孔は、どの写真でも具体的な状態がはっきりしなかったので推測に基づいています。
◆艦尾付近

・短艇甲板の新調(プラ板プラペーパー)
・飛行甲板支柱の追加(プラ棒)
・舷梯の再現(プラペーパー)
・速力信号灯の追加(伸ばしランナー)
・昇降機のくり抜き
残されていた実艦の写真に基づき、かなり正確に再現できたと思います。
◆塗装
・喫水線上はタミヤアクリルの佐世保海軍工廠色
・喫水線下は同ハルレッド
・菊花紋章とスクリューは同チタンゴールド
・ウェザリングはレッドブラウン、ジャーマングレー、タイヤブラック
三菱重工業長崎造船所で建造された天城は、佐世保工廠と同じ色を塗られていたようです。
煙突吐出口内部は、実艦の写真を見ると鉄が錆びたような色だったので、ハルレッドを塗ったところリアルな表現になった気がします。
ウェザリングはこのスケールとマッチしているかちょっと不安です…。
飛行甲板はラテックス部分をニュートラルグレーで塗り、外枠部分を軍艦色にすると引き立つのですが、マスキングがめんどくさかったので見送りました(^_^;)
ちなみに工作を終了し、塗装する直前の状態はこちら↓
さて、こうして完成した天城、次はいよいよ魂を入れる作業=ジオラマ化です。
順調なら今月中にお披露目できるかも…。
↑に上げた以外の詳細画像は、フォトアルバムを御覧ください。
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1/2000空母天城(完成編)
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Posted at
2019/02/14 23:52:55