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イイね!
2019年07月07日

琵琶湖東岸の城跡めぐり(初日)

梅雨の合間を縫って、キャンプを計画しました。
実は当初、佐世保へ軍港めぐりの締めくくりに行くつもりでしたが、諸般の事情により頓挫。結果、城巡りキャンプに切り替えました。

行き先は琵琶湖の東岸。1泊2日で7箇所の城跡を巡るという強行軍です。
まずは彦根城。
ここは日本百名城の一つでもあり、現存十二天守の一つでもあります。
まずは彦根城博物館で予習。


敷地は表御殿があったところだそうで、その一部が再現されています。



そして登城。
長い石段を登るとその先に天秤櫓があります。

左右対称の作りですが、それを支える石垣は左右で積み方が異なります。

積み方は向かって右(画像上)が「切込み接ぎ」、左(画像下)が「打ち込み接ぎ」です。切込み接ぎ部は後世に修復された部分だそうです。
縄張り的には天秤櫓と鐘の丸をつなげる橋の下をくぐり抜け、ぐるっと270°回った先に天秤櫓の門があるという構造であり、その間、守備方から見下されて攻撃され放題という悪魔のような作りになっています。

天秤櫓を抜け、太鼓丸を通り過ぎるといよいよ本丸。天守閣があります。


ちょうどその時、ひこにゃんの登場時間。




売店裏から天守前まで歩いてきますが、その間、来場者一人ひとりにゆーっくりとお辞儀をする様子がかわいくてかわいくて…(*^^*)
ひこにゃんを取り巻く人たちは全員笑顔になっていたのは言うまでもありません。(もちろん私も♪)

本丸は現在工事中だったので、現存十二天守としての美しさを十分に堪能するまでには至りませんでしたが、様々な形態の破風を備え、金箔まであしらわれた天守の様は本当に素晴らしいと感じました。

次のお城の隣りにある玄宮園へ。
こちらは天守閣を借景にした庭園というぜいたくな作りになっています。



この日は曇り空だったので、写真もあまりビビッドには撮れていませんが、こうした環境で殿様やお付きの者たちが優雅に会話したのではないかと想像するだけでも楽しいですね。

せっかく彦根に来たので、城下町も散策します。
マイナー嗜好のザクとは違うは、メインストリートから一本入った道を歩きます(笑)
すると…





ところどころでこうした屈曲した道があります。敵が直線的に攻め込むことができないようにした城下町整備ですね。


民家の屋根瓦が少し変わった形をしています。
鈍行電車さんの奥様に伺ったところ、雪が一気に落ちないように上半分の雪を支えるためのものなのだとか。平地でありながら意外と雪深い地方ならではの生活の知恵ですね。

さて、ぼちぼちお昼。
現地のグルメ・近江ちゃんぽんをいただきます。

豚骨と鶏ガラでとったスープで作られたあっさりした味でした♪

午後に行ったのはまず「観音寺城」。
こちらは南北朝時代に近江源氏の佐々木氏、後に六角氏が居城とした近江八幡市にある山城で、彦根城同様、日本百名城の一つに数えられています。
中腹まではクルマで登れますが、その後は長い石段を10~15分くらい掛けて登ります。途中はこんな札が。


ええこと言うなあ…
そして着いたのは観音正寺。
受付で500円の拝観料を払い、そこを通り抜けて城へ至ります。
途中の道は多少のアップダウンはありますが、「登山」と言うほどのことはありません。
そしてこの直線的な石段を登ると…

本丸に到着します。しかしこの有様…

ググって出てくる本丸の画像は樹木がもっと少なく、周囲を巡る石垣も確認しやすい状態になっていますが、現状はかなりひどいです。
本丸からさらに奥へ進むと平井屋敷や落合屋敷などと伝えられる場所(曲輪?)があります。


いずれも周囲を石垣で囲んでいますが、曲輪内部はやはり樹木でいっぱいになっており、奥まで入れないほどの状態でした。
それでも先へ進み、お寺受付の人に教えてもらった絶景ポイントへ。

大きな幟旗と巨石がありました。
さらにその下にはこんなすごい石垣が。


こんな急斜面の中腹にこれだけ豪壮な石垣を作るためには、どれだけの人が動員され、そのうちどれだけの人が亡くなってしまったことか…
佐々木氏や六角氏の権力の凄さを感じざるを得ません。

観音寺城は、Wikiによると1000以上の曲輪を持つそうで、その多くが石垣で囲まれている国内屈指の山城だそうです。もう一つ特徴的なのは、二の丸三の丸などの数字で表さず、池田屋敷跡、沢田屋敷跡など人の名前がついている点です。これはこの城が城主個人の力で作られた戦志向のものではなく、配下の将とともに生活する場であったことを示すものだと考えられます。
この時代の山城の多くは戦争時の防衛拠点として作られたものがほとんどだと思われるので、その点でも異質な城だと言えると思います。

そしてこの日最後に訪れたのは長光寺城。
別名を瓶割城と言います。
名前の由来は織田信長の家臣・柴田勝家。
織田家が近江を攻め、六角氏の観音寺城とその支城である長光寺城を攻め落とし、長光寺城を勝家が支配しました。その後六角氏が長光寺城を攻めに来た際、勝家が水瓶を割って背水の陣を敷くことで士気を高めました。
この逸話が瓶割城、そして瓶割り柴田の異名のベースになっています。
城の入口は日吉神社にあるとのことなので、そこへ行ってみましたが、どれだけ探しても入り口が見つかりません。
しかし神社から少し離れたところにこんな表示版が。


これで初日の城巡りは終了。キャンプ場に向かいます。
今回行ったのは近江八幡市の「十二坊温泉オートキャンプ場」。
簡単に設営を済ませた後は、コーヒータイム。

先日、痛風とうつさんから頂いたせんべいと一緒にまったりします。
その後温泉に入り、一人飲み会開始。
コースターにはこんなデザインのものを使いました。

夕飯のメインはこちら↓

「ミートボールファルファッレ」
成田のオッサンさんに紹介されて毎号読んでいる漫画「山と食欲と私」からパクったものです。簡単ですが美味いです!
日も暮れてくると焚き火。
炎の揺らめきを見ているだけで癒やされますね~。

こうして一日目終了。
二日目に続きます。


※フォトアルバムに上記以外の画像を収めてあります。
彦根城
観音寺城・長光寺城
十二坊温泉オートキャンプ場(フォトギャラリー)
十二坊温泉オートキャンプ場でひとりキャンプ
ブログ一覧 | 城めぐり | 旅行/地域
Posted at 2019/07/07 23:07:50

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この記事へのコメント

2019年7月8日 6:34
今回は彦根まで来られましたか♪
下準備から実際の撮影と、
大変なのに、すごいなぁと
いつも感心しております。

それにしても観音寺、
私の地元と同じ名前なので
つい食いついてしまいます…σ(^_^;)

キャンプ飯、毎度ながら
美味しそう♪( ´ ▽ ` )ノ

後編も楽しみにしています♪(*´ω`*)
コメントへの返答
2019年7月10日 18:35
1人キャンプは慣れたものなので、準備は数時間あれば終わります(笑)
行先も今回は前日に急遽決めましたが、以前からチェックしていた場所だったので、行程含めて一晩で検討・決定しました(´ω`)

観音寺、そちらにもあるんですね。もしかして関係あるのかな…

前回のカリオストロスパに続くマンガめしでした♪
手軽で美味しいので、オススメです!

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