今年度10泊目のキャンプです。
初日に立ち寄ったのは「白糸の滝」。
駐車場から歩くと、まずは音止の滝が出迎えてくれます。
その昔、曾我兄弟が父の仇の工藤祐経を討つ相談をしていた際、滝の音で声がさえぎられたため、しばし神に念じたところ一瞬滝の音が止んだという伝説があるそうです。
現地は確かに轟音。
これではひそひそ話はできませんが、その音が止まると不気味な静けさが訪れそうです。
さらに歩くと日本の滝百選に選ばれた白糸の滝があります。
見事です。
今まで見た滝は一本または多くて二本の水が流れ落ちているものでしたが、ここは幅150mの湾曲した地形一面に数々の滝が流れ落ちています。
下に立って見上げると滝で囲まれたような格好になります。
全身にマイナスイオン浴びまくり!

滝壺近くの流れには鳥たちが戯れていました。
これも他の滝には見られない光景です。
滝上の方には展望台が設けられており、そこからはこんな光景も。
ちょっと立ち寄る程度のつもりでしたが、小一時間をまったりゆったりと過ごすことができ、大変満足度が高い場所となりました。
滝からキャンプ場へ向かう道中には放牧場も。

ゆーったりと歩く牛の姿を見ていると、普段せかせかと仕事をしている自分が滑稽にすら見えてきますね。
特に観光地という場所にはなっていないのですが、しばらく牛を眺めながら穏やかな気持ちで過ごしました。
ドライブ中も常に右側に霊峰・富士があり、左には牧草地などが広がり、行き交うクルマも多くなく、ストレート中心の道は走りやすいです。
田舎っていいなぁ…と心より思う瞬間ですね。
さていよいよキャンプ場到着。
せっかくのフリーサイトなので、田貫湖と富士山の両方が見える場所に陣取ります。
設営を終え、椅子にどっかり座って富士と湖を見ながらコーヒーを飲む。

うーむ、キャンプっていいですね~。
夕飯まで少し時間があるので、田貫湖を一周(3.4km)してみます。
するとこんな写真が撮れました。
湖が手前全体に広がり、その向こうに富士山という場所にはたくさんのカメラマンが陣取ってました。
この瞬間、同じように富士山を眺めている人が何人くらいいるんだろう…などと想像してみたり(笑)
テントに戻る頃には徐々に暗くなってきました。
その日はふたご座流星群極大日ですが、遅い時間になると満月直後の月が登ってくるので、観測条件はよくありません。
なので、夕飯の支度より先に星空観測です。
幸いこの日は雲ひとつない晴天。
ゆるゆると道具の整理をしている時にふと空を見上げると…
すーーーーーーーーーーーーーーーーーっ
流れました!
しかもこれまで見たこともないほど大きく、明るく、長い尾を引いた流星。
しかも色は白ではなく赤!
見えた最初は「ん?なんだあれ?」という印象。
「待てよ、流れ星?」
「いや、色が違うよね」
「でも真っ直ぐ流れて点滅してないから飛行機じゃないし」
「え?え?これって流れ星じゃない?」
こんなことが頭に浮かんでは消えている間中、その流星は長い尾を引きながら爆光でずっと流れ続けていました。それほどまでに長い時間尾を引き続けていて、通常の3倍どころか30倍は明るくて長い尾を引いていました。
まさか、これが赤い彗星!?
言われてみると流れている間、「シャアーーっ」って音がしていたようないなかったような(笑)
しかし残念ながらその後は一つも観測できず、そうこうしているうちに雲が空を覆い尽くしてしまい、月も出てきて観測終了。
せっかくなのでこんな写真も撮ってみました。
いやぁ幻想的ですね~。
富士山以外だとなかなかこのように撮れない気がします。
この日の夕飯は2品。
まずは「イワシ缶のちゃんちゃん焼き」。

ホントはサバ缶でやるのですが、家に在庫がなかったので(汗)
味噌煮缶に刻みネギを山盛りふりかけてバーナーで温めるだけの簡単調理です。一味をふりかけてもよかったかも。
これがまた日本酒に合うんだな(笑)
ちなみに酒は現地で買ったこちら↓

焚き火セットも持っていったのですが、今回は星空観測優先のため、小さなキャンドルを使ってみました。
小さいといえど炎のゆらぎを見ていると癒やされますね。
そして2品目は「ダブルチキンラーメン」。

トマトソースでチキンラーメンを煮込み、最後にシーチキンを1缶ぶっかけるだけの簡単調理。
色合いに変化が乏しいので今まで作ったことがありませんでしたが、これもまたうんまい!
スライスチーズの細切れを載せてもいいかもしれません。
お腹も膨れ酔いも回ったので就寝。
翌朝6時半ころ起き出して、再び湖一周。

朝日を浴びた富士山はまた違った趣があります。
朝食はまた缶詰メニューの「焼き鳥缶雑炊」。

ご飯+焼き鳥缶+鶏ガラスープを適量の水で温め、最後にあさつきとしょうがを加えます。味噌汁とのコンビネーションは最強!
二日目は特に予定を入れていなかったので、お昼前までキャンプ場でゆったり過ごし、ずっと富士山を眺めていました。
こうして富士山まみれの二日間は終了。
冬場の来客が少なくなったキャンプ場でゆったりまったり過ごすことができ、道中も含めて大変満足度の高い時間を過ごすことができました。
また行きたくなっちゃうな~(*^^*)
今回撮影した写真は以下に収めました。
・
20191215-16キャンプの記録
・
田貫湖キャンプ場
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Posted at
2019/12/17 22:02:19