ステイホームGW中、がっつり模型工作に取り組めたので、竹の建造もだいぶ進みました。
進捗を2回に分けてアップしていこうと思います。
まずは艦橋。
前回までに基本的な工作が概ね終了しているので、さらにディテールに手を入れていきます。

甲板敷物図によれば、羅針艦橋の床は木製グレーチングだったとのことなので、バフで塗装しました。
その後フロア内に配置されている光学機器などを設置します。舵輪とその後方にある海図台はフラットブラウンで塗ってあります。
このあと防空指揮所(天井)が設置されるとこれらはほとんど見えなくなりますが、ここは自己満足で作り込みました。
そしてほぼ完成↓

後部架台に載せた22号電探は左舷方向を向けて設置しました。
2つのラッパ状のものがアンテナ(送受各1)ですが、これが回転する際、基部から動くのかアンテナ部のみが動くのか分からなかったので調べました。

この写真からアンテナ部のみが動くのだと分かったので、そのように設置しました。
このあと1番機銃、無線アンテナ、救命浮環を追加し、マストを設置すれば真の完成です。
一番主砲を作ります。
大概のものはアフターパーツが出ている近年ですが、松型橘型の12.7cm単装主砲だけはどのメーカーからも出ていません。
松型のキットを買ってくればよいのですが、それはちょっと寂しいので頑張ってスクラッチしてみます。
寸法は1/168図面に頼るしかないため、各部の詳細な寸法は不明です。
仕方なく、以下の図を元に作ることにしました。
砲身は0.6mm丸棒にテーパーを掛けて削ったものを使い、0.4mm丸棒の輪切りで尾栓を追加し、俯仰用の歯車も付けました。

砲身を両側から支える台は0.3mmプラバンから切り出します。
実物が呉に展示されているので、その資料写真を見ながら一つ一つパーツを追加します。

画像の状態で、シールドを除いた砲としては完成形です。
さらにシールドを作ります。

底板と両側の板はo.3mmプラ板で作り、前から上に伸びる板はプラペーパーで作ります。
その際、砲身が通る部分を切り欠きます。
こうして作ったシールドに、後ろから砲台を差し入れると、↓のような状態になります。

砲身は若干仰角をかけてあります。
さらに細切れプラペーパーや伸ばしランナーでシールドのディテールを追加し、軍艦色で塗装しました。

恐らくスクラッチでここまで作った例は、古今数少ないのではないでしょうか。
個人的な感想ですが、1/700にしてはかなりの再現度になったと思っており、自己満足度はかな~り高いです♪

2基の主砲基部周辺に設置される操作フラットです。
0.3mmと0.5mmプラバンの積層になっており、表面には木の継ぎ目をけがいてあります。
塗装の際はバフをベースに、フラットアースとデザートイエローを一部に塗ることで変化をつけ、その上からスミ入れ塗料をかけることで落ち着いた色調に整えました。
大物の武装については2番主砲と4連装魚雷発射管が残っていますが、それらが完成したらいよいよ艦体へ取り付けていこうと考えています。
自分でもその時が楽しみです(^^)
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Posted at
2020/05/09 14:55:33