プラモサミット見学で津まで来たので、城跡巡りも楽しみます。
まずは続百名城の
津城。
津城は1560年代頃に築城された後、築城の名手・藤堂高虎が改修し難攻不落の城に生まれ変わったという経過を持ちます。
現地を訪れると…

櫓は元あった場所とは異なるところに復元され、二重に巡らされていた堀のうち外側は埋められ、内堀も改変され、本丸と二の丸をつないでいた土橋は取り壊され日本庭園になっていました。
当時の面影は石垣に見ることが出来る程度です。
平城は街中にあることが多く、それゆえ縄張りが破却されることが多いですが、この城も例外ではありませんでした…。
もう1ヶ所は
北畠氏庭園。
津市でも奥地に入った美杉町にあります。
立地的には北畠神社の一角にあります。境内の一部にはまるで城跡のような風景も↓

画像の左手側では日本最古の石垣が発掘されたようですが、なぜか今は埋め戻されていました。見たかったのに…。
社務所で拝観料を支払って小さな木戸をくぐり抜けると、そこが庭園。

作ったのは北畠顕能で、巨石が並んだ池泉庭園は見事な作り。ゆえに「三大武将庭園」に数えられています。
もう少し早く訪れていれば紅葉とセットで見られたのではないかと悔やまれました^_^;
すぐ近くには
霧山城があります。
こちらは北畠氏の本拠。小高い山の上に作られており、往復1時間のハイキングとなります。
この日はそこまでの時間が取れそうになかったので、後ろ髪を引かれながら撤収。
昔から
「伊勢は津で持つ、津は伊勢で持つ、尾張名古屋は城で持つ」
と言われるほど、津と伊勢(神宮)は密接な関係にあります。
特に都が奈良にあった頃は美杉町を経由するルートが伊勢街道だったので、多くの参拝者が津を訪れたと思われます。
現在はその街道を、当時を偲びながら歩く人の姿が多く見られます。
そういった立地を押さえていた北畠氏はさすが国司といったところでしょうし、それゆえの豪壮な庭園なのだろうと思います。
すげーぞ北畠氏!
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城めぐり | 旅行/地域
Posted at
2020/12/04 22:25:44