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イイね!
2021年09月29日

2021シルバーウィーク後半

そらが亡くなって1週間。
これほどペットロスが大きく強いものだとは思っていませんでした。
その話は別途したためるかも。
今日は亡くなる時に行っていたキャンプについて綴っておきたいと思います。

シルバーウィークにどこかへ出かけようという計画をしばらく前から考えていました。第1候補は大和ミュージアム。しかしコロナで閉館。次に考えたのがお城巡り。現存12天守のうち4つが四国にあるので、ぐるっと一周する計画。しかしこれも緊急事態宣言下の高速道路割引中止により断念。
困った。
でもどこにも行かないのも寂しいので、考えた挙句、現存12天守の1つ・丸岡城(福井県)に行くことにしました。名神から北陸道へ入り、丸岡ICを降りてすぐという至便さ。現地に到着すると早速撮影。


丸岡城は織田信長の家臣・柴田勝家の養子、柴田勝豊が築城しました。
注目したのは天守台の石垣。

天守が四角形なので普通はその下のスペースを囲う石垣も四角形ですが、ここは多角形になっていました。これは元々の山の形を出来るだけ活かした作りにしようとしたことによるものかと思います。

天守は木張りの壁が印象的な古風でこぢんまりした作りです。


屋根瓦はこの地域で産出する笏谷石(しゃくだんいし)によって作られています。何百枚という石瓦はものすごい重量でしょうね。そしてそれを支えられる構造を今から400年も前に木造建築で作った技術に驚きます。
天守前には石でできた鯱もありました。

これは築城当時のものを下ろしたのだとか。貴重なものですが、割と無造作に置かれているので、簡単にさわることができます。そんなんでいいのか?w

城の縄張りはさほど大きいものではなく、城下町が復元されていたりもしませんが、敷地内の南側の一角で発掘調査が行われていました。何年かするとその成果が形になっているかも。

こうした取り組みは最近ではあちこちで見られ、その調査結果を基に当時の様子を再現するケースもあります。一般的にはお城=天守閣というイメージを持ちがちですが、実際には天守閣以外の様々な施設(郭、馬出し、門など)なども含めた「エリア」として捉えるべきと考えます。都市開発とのバランスなどもあるので一概には言えませんが、はるか昔にこんなすごい技術や知恵があったのかということを視覚的体感的にに実感できる場があるのは大切なことではないかとも考えます。

さて次に向かったのが越前大野城。丸岡城からは自動車専用道路の無料区間を走って約1時間程度のところにあります。こちらも丸岡城同様、平地の中にぽつんとある小高い山の上に築かれています。西側の駐車場からの登城ルートはかなりの急勾配階段をひたすら登り続けます。この角度↓

なかなかしんどく、途中何度か休憩を入れました(汗)
この城は山の形状を巧みに利用した郭の配置になっています。先程の急勾配もあって登城ルートが限定されることなどから、攻めにくく守りやすい城という印象です。
遺構はよく残されており、丸岡城と同じ野面積みの石垣が見事です。


天守は2層3階建の大天守と2層2階の小天守が連結されており、内陸に少し入った場所に築かれた城としてはなかなか豪壮です。
手前が小天守、奥が大天守です↓




この城は城下町がきれいに整備されています。特に城の東側は直線道路を縦横に走らせたつくりで、いかにも作られた城下町という風情。城の守りを考えれば直線より屈曲させた方がよいですし、実際そのようにした城下町も多く見られます。そこをあえて直線道路としたのは、城が攻防の拠点に加えて政治経済の中心という意味合いを併せ持たせたからでしょう。
また街並みには清水が湧き出しているスポットが多数あります。↓はそのうちの最も大きな場所で「名水百選」にも選ばれている「御清水」。



何人かの地域の人が水を汲みに来ていたので、人々に愛されているのだなと感じました。
私もその中に混じってウォーターバッグに貯水。キャンプ場で使うためです。
ちょうどお昼時でもあったので越前そばが食べたいと思ってお店を探しましたが、少し遅い時間だったこともあってかどこも「売り切れ」。漸く見つけたお店はイマイチなところでしたorz

そしてキャンプ場へ。
今回は真那姫公園です。ここは昨年秋に一度利用していますが、その広大さに驚愕するとともに、奥地ゆえの星空の美しさに再訪を誓った場所です。
この日は中秋の名月イブだったので、ドライブ途中に刈ってきたススキを地面に差し、月見団子の代わりにコンビニで買ったサーターアンダギーをお供えしましたw


夕飯の後は名月の撮影。
まずはスマホで

意外と撮れるw
次にデジイチ。300mm望遠です。

これをトリミングすると…

そして惑星とのトリオ撮影

ピンぼけでしたorz
500mm超望遠の大砲レンズを持っていくべきだったかな(笑)

この翌朝、ハモン様からそらが亡くなったという連絡が来ました。




と、こんな感じで今年度10泊目のキャンプは終了。
残り半年を同じペースで行けば1年で20泊到達!?
頑張れ、オレ!


※お城で撮ったたくさんの写真はフォトアルバムに収めました。
丸岡城
越前大野城
ブログ一覧 | 城めぐり | 旅行/地域
Posted at 2021/09/29 20:51:12

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この記事へのコメント

2021年9月29日 21:14
お疲れ様!
そらくん…亡くなったんだ……
とても…残念……

キャンプ…10泊って…けっこう行きましたね。

北海道は…キャンプ場は…だいたいが…5月中くらいから…10月末くらいまでの営業がほとんどですね。
近年は…通年営業なんて…民間のキャンプ場も少し増えて来ましたけど…

自分は…今年は…何泊したんだろう…去年…一昨年よりは…行ってないけど…まぁまぁ〜行ったのかなぁ〜






コメントへの返答
2021年9月30日 7:19
9月22日の早朝、亡くなっていました。詳細は1つ前のブログをご覧下さい。

半年で2桁に乗せたのは今年が初めてです。コロナ下でありながら良く頑張ったなぁと自分を褒めてあげたいです(笑)

北の大地はやはり冬が厳しいので、オンシーズンが短いですね。
でも雪中キャンプをされる方もいらっしゃるようなので、それが出来ればオフはなくなりますね(笑)

こちらはこれから徐々に秋が深まり紅葉キャンプとなります。
あと半年、どれだけ行けるか楽しみです♪
2021年9月30日 0:01
中四国遠征、なかなか叶わない
ところですが、この時期は
さすがに難しいですね…

しかし、大和ミュージアムは
逃げないので、気長に時を
待ちましょう。

お城について、いろいろ調べられて
こちらも勉強になります。

ザク違さんのブログはそこに
行った気にさせてくれるので
ありがたいです。

そして、そらくんの訃報…

出かけた時のそれは、本当に
ショックが大きいですね…

私が結婚して1年目。
ムスメの生まれる1ヶ月前。
大分に出張に出ていた最終日、
祖母が亡くなり、急遽JRで
泣きながら帰り、祖母の遺体に
号泣したことを思い出しました。

ロスは続きますが、
いずれ、それも和らぎます。

お体は大事にして、
またお会いできるのを
楽しみにしています。
コメントへの返答
2021年9月30日 7:32
現存天守巡りツアにはシウさんとのオフも行程に組み込んでました(笑)
なかなか実現できず残念です。
まずは10月に大和ミュージアムへ行く計画を練りつつ、四国行きも考えようと思っています(´ω`)

お城巡りやまちある記は多少なりとも勉強しながらの方が楽しいかなと思ってブログに綴っています。
少しでも臨場感なりが伝わっていれば嬉しいです。

お祖母様の件、そんな状況だったんですね…。
私もこのキャンプの帰りの車の中で何度涙が落ちそうになったことか。運転中なので必死にこらえましたが。
でも実際の姿を見ると…。

今でもそらを思い出さない日はありませんし、今朝も誰もいない庭につい目がいってしまいます。
これからキャンプに行く時はそらのリードを持っていって、一緒に行った気分になろうかな(^^)
2021年9月30日 10:51
現存天守と云う括りもあるんですね。

丸岡城は初耳でした。
バランスがいいカタチですね。(会津城、天草の城とかはあんまり好きではありません)
瓦全体が石で出来ているんですか?
南国の台風対策なら分かりますが、雪と関係するんでしょうか。

大野城は、冬場の雪道走行のお気に入りルートの一つで、岐阜の白鳥方面から下ると雪景色の中に天守がそびえている姿が印象的です。
コメントへの返答
2021年9月30日 17:51
天守には他にも、復元天守、復興天守があります。
違いが分かりづらいですね(汗)

丸岡城の石瓦は、間近で見ると重厚感がありました。雪対策…そうかもしれませんね。何らかの合理的な理由がなければあの重量を支える構造を作ろうとは思いませんものね。

なんと、大野城に行かれてましたか!
周囲が開けているので、近くの国道からよく見えますよね。

白鳥から大野へ至るルートは自動車専用道路の工事が大規模に進んでました。
全線開通するとだいぶ近くなるので、工事の順調な進捗を祈ってます(^^)
2021年9月30日 12:32
この時代の石垣は
あまり加工されてなくて
大小様々な石を組んでいて
"石の声"が聞こえるのではないか?と
職人の凄さに圧倒されますね。
コメントへの返答
2021年9月30日 17:53
石の声…。
なんて詩的な表現でしょう。
確かに一つ一つの石と語り合いながらでないと、あの見事な石垣は組み上げられない気がします。

ひょっとして2代目・魚伸さんは石垣萌えですか(´ω`)

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