一人旅4日目は舞鶴です。
まず最初に立ち寄ったのは宮津湾。舞鶴のまちから少し西に行ったあたりです。
ここは駆逐艦初霜が昭和20年8月に機雷に触れて沈座した場所があります。
背景となっている山並み等からすると、このあたりでしょうか…
この角度で見ると日本三景の一つ・天の橋立が見えます。

観光地のすぐ近くで沈座したんですね。
しかし付近には慰霊碑どころか、初霜の「は」の字もありません。
どこかで読んだのですが、軍艦が疎開してくると空襲が来るので近隣の住民たちは嫌がったとか…。武勲艦の一隻に数えられている初霜もそうした目で見られていたということかもしれません。やはり戦争というのは…。
次に京都府与謝野郡の伊根町に向かいます。
と、その途中の道端になぜか60cm探照灯が置かれていましたw
伊根町は舟屋のある町並みが重要伝統的建造物群保存地区(重伝建)に選定されています。
なんだかゆっくりと時間が流れているような感覚に陥りました。
なぜでしょうね、昭和な雰囲気にこうも惹かれてしまうのは。
ただ一方で重伝建に指定されているということは、建物などの維持管理に相当の時間と手間と費用がかかっているはずです。これまでに古い町並みを訪れた際のブログでも述べましたが、個人所有の財産に強い制限がかかってしまうことについては様々な意見がありそうな気がします。私達にできるのは、そうした費用の一部を何らかの形で応援していくことくらいでしょうか。
今回は日程の都合上あまり長く滞在できませんでしたが、次回訪れることがあればもっとゆっくりしっかり味わいたいと思いました。
そしていよいよ舞鶴赤レンガパークへ移動。

そこで「海軍さんの港まちスタンプラリー」4都市コンプ達成者への制覇証明書授与式が始まります。

会場には既に多くの参加者が集まっていました。全部で100人くらいはいるでしょうか。これほどまでにたくさんの人が達成しているとは…。

ラリー主催者の舞鶴市長の挨拶に始まり、証明書授与があって、その後記念写真の撮影がされました。達成者は主に30~40代の人でした。やはり50代以上にとっては佐世保、呉、横須賀、舞鶴の4都市を回ろうとすると体力的に厳しいのかもしれませんね(汗)
授与式は滞りなく終了。でもさらに参加者特典としてサンセットクルーズがセットされています。集合時間まで少し余裕があるので近くの建部山城へ行こうかと思いましたが、連日の長距離移動で疲れが溜まっていたのでお土産を買った後は休憩時間に充てました。
そしてクルージング。2隻に分かれて分乗し、自衛官と思われる人が説明してくれました。
夕日に照らされる護衛艦たち。
海面の照り返しが舷側鋼板に写って美しい。
海上自衛隊では日没と同時に、掲揚していた日章旗を格納する儀式が毎日行われるそうです。このときはそのタイミングに間近に立ち会うことが出来ました。
そして艦上ではライトが点灯されます。
貴重な瞬間に立ち会うことが出来、美しい場面を見ることが出来ました。主催者の方々のご尽力に感謝。
クルージングを終えて赤レンガ倉庫群を見ると…
空には木星が光っていました。
こうして長旅のイベントは全て終了。
高速に乗って帰途に就きます。
帰宅時のメーターはこちら↓

ガソリン残量ギリギリで、自宅までたどり着けるかどうかヒヤヒヤでした(笑)
今回の一番の収穫は無論大和ミュージアムでゲットした資料ですが、実はもう一つ。
コロナの影響で現在高速道路料金の土日割引が10月末まで中止されています。この状況下で長距離移動すると高速代が馬鹿にならない。そこで考えたのが道中のPAで車中泊することで深夜割引(3割引!)を適用させるとともに、長距離の途中に睡眠を挟むことで疲れを最小限にすることもできました。
よし、この方法なら中長距離ドライブが効率的に出来るぞ!
さて、次はどこへ遠征しようかな(いやいや、あんた長距離トラッカーかねw)
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まちあるき | 旅行/地域
Posted at
2021/10/24 22:22:57