製作も大詰めとなってきたので、なんとか今月中に完成させたいという思いを持つようになりました。
今回の舞台はフィリピン・オルモックなので、南方感を出すためヤシの木を立てます。
ヤシの葉はコピー用紙を細長い半円形に切り取り、その円弧に合わせて0.19mmワイヤーを貼り付けた後、カッターで無数の切れ込みを入れました。幹はテーパーのかかったプラ棒に、荒目の鉄ヤスリで傷を付けました。

普通の木は0.19mmワイヤーをねじって幹や枝を作り、その上にラッカーパテを盛って塗装。葉はフォーリッジクラスターです。
こうして出来たのがこちら↓
前回プラ板を箱組みした建物を塗装しました。ウェザリングも施したので、なかなかいい感じ。

多少大きすぎたかな(笑)
倉庫も2つ作りました。
周囲には木箱やドラム缶などを配置。

壁面はレンガにすると火薬庫っぽくなったかもしれませんね。
これまで作ったものをジオラマに設置しました。合わせて小物類も多数配置。

おー、ちょっと雰囲気出てきたかな(^ ^)
海に設置した大発には白波を描き、ドラム缶や木箱などを置きます。
車両の製作です。
トラックは3DP製品をそのまま塗装し、荷台に貨物を載せました。
第7次多号作戦では弾薬や糧食などが輸送され、戦車や野砲などは運ばなかったようですが、せっかく揚陸場面を作るので戦車も登場させたい!まずは97式中戦車。
遊就館で撮ってきた実物写真とキットパーツを比較しました。

寸法やフォルムは非常に正確です。さすがTAMIYA。
でも主砲塔の末広がり構造や本体後部のマフラーなどが再現されていません。よし、改造!
勢いでキャタピラも作り替えました。
ここで蘊蓄。
旧陸軍の戦車戦構想では、主力は97式ではありません。1式砲戦車でもありません。なんと95式軽戦車が主力で、97式がそのサポートなのです。
なぜか。
構想を作った当時の仮想敵である中国とソ連は強力な戦車を持っていなかったこと、加えて中戦車を量産するための資材が既に無かったことによるのだそうです。
なんと残念な旧陸軍…
なので97式を量産し95式とセットで太平洋戦争末期まで戦い続けました。
ならばこのジオラマでもそのように再現したいと考え、なんちゃってスクラッチすることにしました。
Wikiで全長などを調べ、今年の静岡ホビーショーに来ていた実車写真などを参考にします。

そして出来たのがこちら↓
左から素組みの97式中戦車、隣の2台はそのディテールアップ版、1番右が95式軽戦車です。

いかんせん米粒サイズなので、細かいディテールは大目に見てやって下さいm(_ _)m
あとは輸送艦に前後マストを設置し、舞台全体にフィギュアを配置すれば作業終了。次回はいよいよ完成報告の予定です。
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Posted at
2023/09/27 21:55:32