10月は過去に例がないほど多くの模型完成を報告しました。二等輸送艦第140号のジオラマ、プラネタリウム投影機2台、そしてYMS-14ギャンです。その後、MS整備場製作を始めましたがイマイチ気が乗らなかったので、また後日。
そして結局艦船模型に戻ります(笑)
でもあまりがっつり作るのは大変だし、最近視力もガタ落ちなので、少し気軽に作れるものとしてタカラトミーアーツ「洋上模型 連合艦隊コレクション」の1/2000陸奥を作ることにします。
まずは資料集めから。

学研本などもあるとよいのですが、入手も困難なので見送り。
メインは図面としつつ、あとはネットで拾える実艦画像で補強します。
キットのチェック。

全長全幅、各構造物の位置や高さなどもざっと確認しましたが、かなり正確です。
ディテールについても艦橋背面の信号ヤードや副砲・高角砲の砲身が省略されている他は、かなり正確に再現しています。
ただ艦橋や煙突の両側に増設機銃座があったり、水上機運搬軌条前端が外側に向いているなど、長門を意識した作りになっていました。
他で気になるのは木甲板表現が凹モールドになっている点です。WLなどは大概凸なので珍しいですね。
そしていよいよ工作開始。
まずは艦橋、煙突などを艦体から切り離します。

同じ1/2000でもエフトイズ製品では主要構造物は別パーツを組み付けるようになっていますが、このキットは主砲4基と後楼のみ別で、艦橋や煙突は接着済みとなっています。しかもかなりガッチリ着けてあるので引っこ抜くことも出来ず、やむなくエッチングソーで切断しました。
次に3分割された船体を接続し、木甲板モールドを消すため全面パテ埋め&やすりんぐ。
この状態で各甲板室の形状やサイズを改めて確認しましたが、やはり良好なので特に手を入れる必要性を感じませんでした。
錨鎖導板は「写真日本の軍艦」のイラストを1/2000で印刷したプラペーパーを貼り付けました。

舷側には汚水捨管(?)を付け、舷窓を開口します。
舷窓は数がハンパなく多いので、位置の特定とともに大変な作業でした。右舷は写真が比較的多く図面もあるので位置を確認しやすいですが、左舷は写真も乏しく図面もないので、右舷と同じ箇所にしました。
最終時だと一部の舷窓は閉鎖されているはずですが、その状態の分かる資料がないため、伊勢型を参考にして下二段を閉鎖したものとしました。

錨鎖は0.1mmワイヤーをよじったもので誤魔化します(笑)
今回はここまで。
先は長いです…。
ブログ一覧 |
艦船模型 | 趣味
Posted at
2023/11/11 15:15:43