主艦橋、煙突に続いて後部艦橋もフルスクラッチします。
下から順に積み上げ。
そして完成。キットと比較すると精密感が大幅に上がったと感じられ、自己満足に浸ります(笑)
主砲はキットを極力活かしますが、2番3番砲塔の上にはなぜか機銃座があるので、きれいに削り取ります。合わせて砲身を0.4mmプラ棒に差し替えます。

この後さらに測距儀フードを追加しました。
航空艤装についてはリノリウム甲板上に伸ばしランナー等で運搬軌条を設置します。前後に伸びる軌条は長門と陸奥で形状が異なります。長門は前端が両側に開くようになっているのに対し、陸奥は直線になっているので、そのように表現しました。

後部艦橋直後にある射出指揮所なども図面を元に極力正確に再現しました。
またこの後、航空機揚収用クレーンも設置しました。
旧Twitterのフォロワーさんからの情報では、煙突側に用途不明のフラットが設けられているとのこと。フラットは、左舷は4本、右舷は3本の支柱で支えられています。
実艦写真を元に0.1mmプラ板と伸ばしランナーで再現しました。
艦載艇も作ります。
図面では17m艦載水雷艇2隻、12m内火ランチ1隻、9mカッター2隻など、多くの艦載艇が描かれていますが、昭和15~16頃と推定されている上空からの写真では艦橋直後左舷寄りに9mカッター、煙突直後に11m内火艇2隻の3隻が確認できます。
最終時の陸奥がどれだけ積んでいたか不明ですが、今回は工作を楽にするため(笑)写真のとおりに積載します。

艦橋直後の9mカッターは図面だと煙突直前に左舷向きで1隻配置されていることになっていますが、この場合海面に下ろすためには高角砲射撃指揮所直前のデリックまで移動させる必要があります。しかし運搬軌条のようなものは認められません。
従って同カッターは図面の位置ではなく1番2番高角砲の後ろあたりに斜めに1隻ずつ格納されていたものと思われます(昭和15~16頃の写真どおり)。
また明確な根拠のない推測ですが、少なくとも艦載水雷艇については阿賀野型や甲型駆逐艦などの整備によりその必要性が薄れ、撤去されたのではないでしょうか。
次回はジオラマベースの工作です。
2023年も経を含めてあと2日。
年内完成、間に合えーーーっ!!!
ブログ一覧 |
艦船模型 | 趣味
Posted at
2023/12/30 11:09:27