艦はほぼ完成したので、ジオラマベースの制作に取り掛かります。今回は電飾も行います。
基本は100均の小さなコレクションケース。これにプラバンで枠を作り、電飾ユニットが入るスペースを作るため、床面の半分程度を開口します。枠内は100均スチレンボードで嵩上げ。
海面の製作を行います。
さざ波の立った海面は少し前に作った二等輸送艦揚陸場面ジオラマの時と同様、アルミホイルを使用します。ホイルをよじるようにして細かいシワを無数に作ります。この作業だけで1時間くらいかかりました(汗)
ホイルにはサフを吹いてから100均アクリル絵の具の青で下地を作り、その後タミヤアクリルのシーブルー、ロイヤルブルー、クリアグリーンを塗り重ね、艶出しのためクリアを吹きました。
これをタミヤスチレンボード2mmに巻き付けると海面の完成。
次に電飾ユニット。
使うのは100均の時計を分解して出てくる基盤です。これを使うと1秒間隔でLEDを点滅させることができます。久しぶりのはんだ付けは緊張!目の保護のためゴーグル必須です。
LEDは常時点灯2個、点滅1個。これらを基盤と繋いでジオラマベースの裏面に仕込みました。
陸奥は3番主砲の火薬庫が大爆発を起こして、船体が2つにちぎれて沈んだようなので、ジオラマでもそのように表現します。海中調査を元にしたイラストを見ると、船底に大きな破口が出来たように見えます。甲板及び舷側方向は分厚い装甲があるため、多数の主砲弾が爆発した威力は前後及び下方向に向かって逃されたと思われます。
爆発の直後は船体が前後に引き裂かれるとともに、船の艦首と艦尾が上方向に、3番主砲付近な下方向に動くように思われますが、今回はあえてジオラマ的な表現として3番主砲付近を持ち上げ、艦首艦尾が沈み込んでいる形にしてみました。
大爆発の爆煙は脱脂綿で表現します。
多数の主砲弾の同時爆発はどのようになるのか。参考にしたのは真珠湾攻撃時のこのシーンです。
まずは綿で試作。1/2000スケールということもあって、なかなか難しいです。
綿は薄く引き伸ばしてエア塗装。何種類か作りましたが、結局使ったのはオレンジとニュートラルグレーを薄く吹いたものの2種です。それを小さく丸めて、オレンジに塗ったLEDの周りに一つ一つ付けていけば爆煙の完成。

実は↑の爆煙は3回目の試作品ですが、これでは満足できず4回目に突入し、それで完成にしようかと思いましたが、それでも納得がいかなかったので、5回目の製作まで行きました…。
次回はいよいよ完成報告です。
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2024/01/03 21:51:08