前回ブログで手掛けた4番主砲前の甲板室に水密扉などのディテールを追加し、甲板上に設置しました。なかなかいい感じに出来た気がします♪
艦首にアンカー格納部を作ります。シコルスキー図面で位置と大きさを特定し、まずは鉛筆で書いてみると…

クマちゃんが出現しました(笑)
このあとデザインナイフと彫刻刀で凹を掘り込み、甲板へ繋がる穴も開口しました。
ちなみに艦首フレアの形状はこの写真と比較しても問題ないと感じました。

約50年まえの設計ですが、アオシマすごいです。
次は舷側に付く汚水捨管の取り付け。
まずは場所の特定のため、実艦写真を確認します。

その他の写真も確認したところ、総ざらい図面の位置でほぼ大丈夫と分かりました。
最近チャットGPTを使うようになったので、汚水捨管のことを聞いてみたら、以下のような回答が得られました。
汚水捨管に使われていた材料と厚みの推定:
・材質:多くは鋼製(時代や用途により青銅や鉛管、後期にはステンレス系も)
・管のサイズ(内径):排水・汚水用は50mm〜150mm程度が一般的
(艦の規模により異なる)
・肉厚(厚み):
小口径(50A=2インチ)で 3.5〜5mm程度
中口径(100A〜150A)で 5〜8mm程度
高圧管に比べて薄く、腐食耐性を重視
ふむふむ、これを信用する限りだと中型艦の管の厚みは1/700では0.2mm程度となります。よってそのイメージで施工。
シェルター甲板下には魚雷発射管が格納されています。鳥海は近代化大改装を行っていないので、最終時まで連装発射管×4基のままでした。
キットには発射管のモールドもパーツもないので、ヤマシタホビーの小艦艇装備品セットに入っている睦月型や吹雪型に使う3連装を連装にして使います。
0.5mm幅を詰めるとともに台座をプラバンなどから作成。併せて次発魚雷も1mm丸棒から削り出して作りました。
発射管は上甲板の舷側ぎりぎりに設置されているので、そのように設置。
ソロモン海戦では左舷側4本を発射したので、次発魚雷は右舷側のみセットしました。
発射管をそのように設置するためには舷側裏側をかなり削り込む必要があります。しかしこの頃のアオシマキットは肉厚に作られているので、その切削作業がまた大変で…。
そんな苦労もありながらなんとか適当な肉厚にまで削りましたが、ここですぐに発射管を設置してしまうとその後の塗装に困ると考え、発射管の甲板を差し入れるための穴を開けた艦底板を先に設置することにしました。

(この時は艦底板はまだ仮止め状態です)
ということで艦底板を船体へ取り付けます。
船体内には甲板の強度を増すための支えとして5mmプラ棒などを数多く接着してあるので、艦底板は上下逆に取り付けます。こうすることで厚さ2mmを稼ぐことが出来、このあとのジオラマ化の際に役立ちます。
そして苦手な合わせ目消し。
毎度この工程ではパテを盛っては削り、また盛っては削り…の繰り返しで1週間くらいかかって、それでも綺麗に仕上がらないという鬼門…。今回はどうにか3日ででっち上げました。
このくらいで許してやるか(爆)
先に取り付けた汚水捨管は整形時にいったん全部撤去したので、再度取り付け直しました。また一部の舷窓も埋まってしまったので再度開口。このあたりはもうちょっと考えてからやらないとダメですね…。
ブログ一覧 |
艦船模型 | 趣味
Posted at
2025/06/29 14:16:38