
後マストが出来たので、いよいよ前マストに移ります。
高雄型の当初の前マストは三脚ではなく四脚。しかも多く入った筋交いは極細です。

この構造を再現するためにはフネの上で組み上げるより、マスト単独で組み上げてフネに設置するほうがよいだろうと判断しました。
幸い各部の寸法はシコルスキー図面に示されています。
後マスト同様、中段にはフロアが設けられているので、まずは各フロアをプラバンで作成し、それらを繋ぐ形で0.3mmプラ棒の柱を4本接着します。

おー、それっぽい形になるぞ♪
この状態まで来たら船に設置。そして横桁と筋交いをより細い伸ばしランナーで慎重に取り付け。特に筋交いは長さを慎重に定めていかないと綺麗にまとまりません。
まる二日かかってようやく完成。
鳥海の場合、この四本足のうち右後ろの柱の外側をまたぐ形で蒸気捨管が走っているので、0.4m針金で再現しました。
前マスト両舷には夜戦時の敵味方識別のため、直径1m・長さ7mの白い吹き流しが設置されていたそうです。
問題はこれをどう作るか。
先人の方々は、伸ばしランナーの要領でプラパイプを延ばしたり、コピー用紙を針先に丸めたりしています。私も白いストローを延ばそうかと思いましたがなんとなく面倒に感じたので、コピー用紙を使うことにしました。
紙の端をくちゃくちゃっと何度も曲げていると上下に分かれるようになるので、そーっと2枚に剥がします。Z旗を作る場合はプリンターで1/700サイズにデザインを印刷し、その周囲を大きめに切ってからこの作業を行います。接着は木工ボンドを使用。このようにして作った吹き流しがこちら。

実はこれを作り終えてから艦船模型スペシャル最新号を見たのですが、その中に空母へ掲揚された赤い吹き流しの写真とイラストがありました。なんとその形状は後ろに向かってすぼまっています!赤と白の違いはあれど、吹き流しそのものの形状は同じである可能性があります。
作り直そうか迷いましたが、結局そのままにしました(爆)
次は探照灯の電飾です。
隊列の先頭に立った鳥海は戦闘中に終始探照灯を照射していました。これによって敵味方識別が容易となる、命中弾を得やすいなどのメリットがある一方、敵雷跡の確認が困難、敵砲火を集中的に浴びるなどのデメリットも「戦訓所見」の中で指摘されています。
第一次ソロモン海戦の大勝利は水偵による吊光弾投下に加え、この探照灯照射が一定の効果を上げているのは間違いなく、ジオラマでもそれを再現したいと考えました。
しかし鳥海に搭載された探照灯は110cm、1/700では約1.6mmの小さな直径です。少し前のブログでは光ファイバーの使用を検討しましたが難しいと判断されたのでどうしようか悩んでいました。
こういう時は先人に頼ろう!
ということで1/700夕張の探照灯を爆光させた作品を作られた凄腕モデラー・koimaさんにお尋ねすると、Mr.HOBBYから1608サイズのチップLEDが販売されていますよとの情報が!ちなみに1608とは光る部分のサイズが1.6×0.8mmというものです。
しかもこれを仕込んだ時の画像までご提供いただきました。この場を借りて感謝申し上げます<(_ _)>
そして早速施工。
4基のうち3基はレンズ面にマスキングゾル改を塗った後、ラッカー塗料のシルバーで全体を塗り、その後軍艦色を塗り重ね、マスクを剥がす簡単工作で済ませました。

これでも十分雰囲気が出ますね♪
残る1基はチップLEDを仕込むため、裏から穴を開けました。
しかし…
直径1.6mmの円形の穴に1.6mm幅のLEDを仕込むのは少々無理が…。
と困った時はやはり先人に頼ろう!
ということで聞いた相手は札幌に住むスーパーガンプラモデラー・die mr兄貴。
兄貴;
秋月電子さんにリード線付きの1005が売ってるよ。
おーっ、よくよく探すと確かにありました!

早速いくつか購入。実物は超小さいですw
これを探照灯に仕込んでみると…

いいじゃないのー♪
探照灯台後ろの甲板に0.3mmの穴を開けリード線を差し込みます。電源はボタン電池1個で対応可能なので、ストックしてあった電池ボックスをリード線とつないで完成。ちなみにベース裏面とはマジックテープで着脱可能にしました。

そしていよいよドキドキの点灯試験。

よっしゃー!
初めての探照灯電飾、大成功です。
次の山は主砲発射の閃光。
これまた手がかかりそう…
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Posted at
2026/02/22 19:47:32