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ザクとは違うのブログ一覧

2023年04月01日 イイね!

岐阜コックピット展示会2023

何シテルで予告したように、今日、行ってきました。
現地近くでは桜まつりが行われているため、駐車場はどこもいっぱい。かろうじて名鉄各務原市役所前駅からすぐ北の有料駐車場に停めることが出来ました。
初日の開場は11時なので、その少し前に「那加福祉センター」入り。
すでにたくさんの作品が展示され、場内には多くの人が見学に来ていました。


「コックピットの会」は飛行機モデラーの集まりなので、広い会場には主に飛行機モデルが飾られています。
ではいくつか御覧ください。






いずれも素晴らしい作品ばかり。
特に飛行機モデラーは塗装にこだわりがあるようです。塗装は私の最も苦手な分野。それが見事にできる人たちを心から尊敬します。

飛行機モデラーと言えば、みん友の成田のオッサンさんと偶然にも現地で合流。
今回は作品持ち込みがありませんでしたが、久々のプチオフに会話が弾みます♪
最近は3Dプリンターに凝っているそうで、出力したパーツを販売したところ、見事買い手がついたそうです。
さすが。
最近では高精細のマシンが数万円程度で売られているとのこと。大きさも紙用プリンタと変わらないそうです。データの作成が大変そうですが、それさえクリアできれば好きなパーツを好きなだけ量産することも可能。データの作り方などはようつべなどで出ているそうなので、時間のあるときに勉強してみるのもいいかなと思ってしまいました。
よしよし、いい情報をゲットしたぞ(^^)

この展示会には昨年も来ていて、そこで出会ったモデラーさんと1年ぶりに出会うことも出来ました。みん友のチュンチュンまるさんです。
彼はコックピットの会の会員なので飛行機モデラーさんですが、最近では飛行機と艦船を交互に作るようになっているそうです。
その作品はこちら↓




他にもいくつかが展示されていました。
ザク違「どれが一番のお気に入りですか」
チュンチュンまるさん「んー、どれも思い入れがありますからねー。あえて言うなら戦艦霧島(3枚目の画像)ですね」

なんでもそれまでに作った戦艦大和と空母赤城はほぼストレートに組んだが、霧島では木甲板を一枚ずつ塗り分けたり、空中線を精緻に張り回すなど、かなり色々なことに挑戦したので、そこからぐっと艦船模型が楽しくなったと。その意味で思い入れが深いとのことでした。
ザク違的に見てもどれも素晴らしいのですが、特に1/350駆逐艦雪風は1/700とは違った精密さを感じました。自作したというファンネルキャップや爆雷も狂いのない出来栄えでしたし、何よりその大きさから来る迫力が違うと思いました。

さらに注目したのはこちら↓

ボーグ級空母とTBFアベンジャー雷撃機。
艦船は1/700で飛行機は1/144で、このスケール感が最も遠近感のバランスがよいのだそうです。
よしよし、これまたいい情報をゲットしたぞ(^^)
海面が少し濃いめのブルーになっていますが、これは曇りの日の大西洋をイメージしたのだそうです。場所だけでなく天候まで意識していることには大変驚きました。
やはり作者と語り合うと本当に勉強になります。

会場内には無料持ち込み展示スペースも用意されているので、早速自分の作品も展示。

今回は駆逐艦竹、桑、第9号輸送艦の各ジオラマと、G3ガンダム&ペガサスJr.の小説版ガンダムセットを持っていきました。

艦船は特にお年寄りに人気があり、食い入るように見られている方が何人もおられました。特に↓の方は一度見入ったあと、さらにもう一度戻ってきて再びじっと見ていって頂きました。


そして小さな子供も。

お父さんと兄弟一緒にすごく楽しそうに作品を見てくれました。
これをきっかけに艦船モデラーになってくれないかな(笑)

そんなこんなで時間はあっという間に過ぎました。
やはり楽しい時間は短いですね。
また来年も訪れようと、固く心に誓いました(^^)


※その他の作品の写真はフォトアルバムをご覧下さい↓
20230401 岐阜コックピット展示会
Posted at 2023/04/01 22:01:17 | コメント(5) | 艦船模型 | 趣味
2023年03月30日 イイね!

二等輸送艦製作記(船体の工作まだまだ続き)

二等輸送艦製作記(船体の工作まだまだ続き)前回は戦車庫内部の構造と舷窓位置の考証を行いました。
今回はそれを基にして工作を行います。
まずは舷窓。
艦尾楼部については↓のように施工しました。


また戦車庫両側については3段に分かれている兵員室の中段に来るように位置を決めました。


舷側鋼板を立てた後、内部の補給倉庫及び兵員室の床を設置します。

↑は159号です。
床は0.3mmプラバンで作りましたが、どうにも厚みが気になります。
例えば駆逐艦の場合、舷側鋼板ですら5mm程度の厚さでした。これを1/700にすると約0.007mm。内部の造作の壁や床などはさらに薄っぺらかったはず。ただこのスケールでそれらを正確に表現するのは不可能です。やむを得ずエバーグリーンの0.13mmプラ板に置き換えることにしました。今までこの厚みはタミヤのプラペーパーを使っていましたが、同じ厚みでもコシが違うので、若干しっかりした感じになりますね。

外板を強化するため、舷側鋼板内側には縦の補強材が入っていました。
Twitterフォロワーさんから紹介していただいた↓の画像を見ると、兵員室壁の内側にも同様の補強材が入っていたことが分かります。


0.1mmプラバンを0.1~0.2mm幅程度に細切りしたものを外板内側にちまちまと貼り付けていきます。
これまたなかなかの修行でした…。


こうした作業を140号、159号ともに行ったのがこちら↓

159号は図面などの情報どおり最下段に補給倉庫、その上に3段の兵員室という構造とし、兵員室通路部は壁なし、上甲板への登り口は単なる空間としました。登り口部にはラッタルがあったと思われますが、ここはこの後上甲板で塞がれてしまって見えなくなるので、そこまで再現しませんでした。
140号は159号と一部変えてあります。というのは「二等輸送艦の全貌」に掲載されている「第103号型輸送艦主要性能説明書」に「便乗准士官以上の居住区は第6兵員室内上段畳敷区割とし」という記載があります。
兵員室上段という表現から、第1~第5同様、複数階層で構成されていたと考えられますが、これを3段とした場合、前回の検証のとおり1層あたりの高さは約1mとなるので、畳を敷いて居住性をよくしたとしても窮屈であることに変わりはありません。よって独自解釈として第6兵員室のみ3段でなく2段とし、下段の高さは1m、上段は2mとしました。
また上甲板への登り口は単なる空間でなく、階層ごとにハッチがあるものとしました。
第6兵員室の畳や兵員室等と戦車庫を隔てる壁は後日施工予定です。

次に取り掛かるのは戦車庫から艦首へつながるスロープ部の工作です。
140号は揚陸場面をジオラマ化する予定なので、スロープ部も再現することとします。図面では戦車庫平面部から艦首へ続く斜路の角度は10°なので、その通りにスクラッチしました。

よし、バッチリ10°出せたぞ!
と思った瞬間、誤りに気付きました。
実は艦首に向かって艦底も同様に傾斜しているのです。これでは↑のパーツは使えませんorz
やむなく作り直し。
今度は図面に忠実に傾斜路と艦底板を作りました。今回も角度はバッチリ!


艦首付近の喫水線下は意外と複雑なラインを描いています。


正面線図から1/700のサイズを割り出し、先程作った艦底板にそのラインを入れました。


今回はここまで。
実作業はもう少し進んでいるので、近日中に続報が入れられるようにしたいと思います。
Posted at 2023/03/30 22:40:30 | コメント(2) | 艦船模型 | 趣味
2023年03月14日 イイね!

二等輸送艦製作記(船体の工作さらに続き)

二等輸送艦製作記(船体の工作さらに続き)前回のチェックの結果、キットは図面にかなり忠実であることが分かったので「今回の製作は意外と早く終わるかもw」と思いましたが、その後詳細の確認を進めていくと、いろいろ気になることが出てきたり、面白そうなアイデアが浮かんだりしたので、やはり今回もじっくり取り組んでいくことになります。
特に今回はほぼ全編考証に特化しているので、工作はほとんどありません(苦笑)

舷窓を開口するため、位置を特定します。
「日本の軍艦別巻」図面では戦車庫と艦尾楼の両側にあるとされています。


しかし実艦写真を見ると特に艦前半部は図面と大きく異なるとともに、多くのバリエーションがあると分かったので、それらを表に纏めました。





戦況が悪化してからの設計なので元から舷窓数は少ないですが、更に減らされた艦があったのは少し意外でした(兵士を大事にしない日本軍)。

今回の製作では140号は佐世保、159号は日立向島の建造なので、それぞれ133号、151号と同じ配置にすることとします。
ということで、艦尾楼へ施工。


問題はここから。
戦車庫両側へ施工する前に、舷窓をどの位置に開口すべきか検討するため、その内側がどのような作りになっているか調べます。
「二等輸送艦の全貌」に掲載された「主要性能説明書」とTwitterフォロワーさんから頂いた所要部断面図によると、戦車庫甲板は中央に車両を1列に並べ、その両側は2層に別れていて、上段は兵員室、下段は補給倉庫となっていたようです。
舷窓は兵員室にあったと思われますが、その兵員室の構造が分かりません。
戦車庫内を撮影した写真があれば確定するのですが、いくら探しても出てきません。これは戦車庫が窓のない閉鎖空間のため、当時の撮影機材では露出不足で撮影が出来なかったのではないかと考えました。
となると、図面勝負しかありません。
「昭和造船史別冊」図面では↓のような表記があります。

この破線が兵員室の床と天井だろうと推定し、高さを測ると約2m。舷窓はこの部屋に設置されたと考えました。
しかし、図面にはその間にもう1本の破線があります。また所要部断面図ではこんな表記がありました。

図面には無意味な線は入れないはず。いったいこれは…。

そこで兵員室の面積と収容人員数から1人あたり面積を算出してみることにしました。
戦車庫甲板平面図(以下「平面図」)と断面図では兵員室の一部が通路とされているようなので、それらも計算したところ、以下のようになりました。

兵員室が1層または2層の場合、装備を含めた兵隊さんは座るどころか、立っているスペースさえありません。おかしい…。
では3層ではないか?
先程の破線はいずれも兵員室の床を示し、断面図もそのような表記だと解すると、表は↓のようになります。

1層あたりの高さは1mしかないので、兵隊さんたちは体育座りをしなければなりませんが、この広さなら収容人員数を押し込むことができます(再び兵士を大事にしない日本軍)。

同時に検討したのはこの兵隊さん達の出入口。
平面図にある↓の表記が、甲板上にあるハッチの位置と符号したのです。

先程の断面図では、通路が中段から下段にかけての高さ2mで書かれています。よってその2層の兵隊さんは通路を通って上甲板に上がったのでしょう。なお通路部分に壁があったのかは不明ですが、重量軽減や工数低減を考えると柱のみだったと考えました。
平面図には兵員室の下にある補給倉庫にもハッチ状の記載があるので、兵隊さんは補給倉庫から戦車庫甲板を経由して艦外へ出ることも出来たと思われます。

戦車庫甲板と補給倉庫や兵員室を隔てる壁がどのような姿になっているかも資料がありませんが、少なくとも構造壁ではないはずなので、入口付近のような縦横の補強材は入っていないと考えます。その考えを裏付けるように「戦車等の繋止固縛は(中略)戦車庫内にては両側縦壁を利用し、戦車に横支柱を当てるを要す。横支柱を当てる際は(中略)戦車庫両側縦壁にては兵員室間横壁又は防(土偏に堯)材位置を利用する等、本艦構造物と睨み合わせて其の位置を定め、支柱を当てたる為本艦構造に歪を生じせしむる等のなき様注意するものとす」との記載が「主要性能説明書」にあります。

よーし、これで戦車庫のつくりが分かったぞー!!!
はー疲れた(笑)
ようやく工作に移れます。
工作の状況報告はまた次回(爆)
Posted at 2023/03/14 21:41:56 | コメント(2) | 艦船模型 | 趣味
2023年03月07日 イイね!

二等輸送艦製作記(船体の工作続き)

二等輸送艦製作記(船体の工作続き)艦船模型の最初は地味な船体工作です。しかも今回のブログで終わらず、次回も同様となる見込みです。あまり面白みのない記事が続きますので、興味のある方だけお読みいただければと思います。

さて前回は図面のラインに合わせて船体を削り込みつつ全体の面出しを行い、艦首付近の形状確認を行いましたが、その作業過程で困ったことが判明しました。
上甲板の艦首に向けての傾斜角が微妙に違うようなのです。


造船史図面では傾斜は2段階になって徐々に急になっていくように描かれていますが、「二等輸送艦の全貌」では折れ角が1箇所のみとなっているので、どちらの解釈にするかによっても微妙に異なりますが、すくなくとも図面とキットでは傾斜角が異なります。
うーむ、どうしよう…。
この修正は出来なくはないですが、なかなか大変な作業となります。
よし、諦めよう!(爆)

次に取り掛かったのは船体中央部。
地味な輸送艦ジオラマをいかに見せるか(魅せるか)は一つのテーマでもありますが、その一つの手法として「上甲板を取り外せるようにして、戦車庫が見られるようにする」ということを思い付きました。
早速上甲板の一部を切り取ります。

内部構造の作り込みは後日行います。

次は艦尾。
Twitterのフォロワーさんから頂いた正面線図から艦尾の形状を確認します。

図面からは艦尾の下端は逆三角形をしていることが分かります。
しかし、実艦写真を眺めると…



137号は図面通りの形状に見えますが、151号は下端が切り欠かれています。また162号では切り欠かれて水平線となった部分が151号に比べて短く見えます。つまり同じ造船所でも異なる施工状態になっているのです。
どうするか考えましたが、少なくとも日立向島で造られた艦は切り欠きがあるだろうと推定し、159号は151号と同様の形状に、佐世保で造られた140号は個艦の違いを出すため137号のような形状(=図面通り)とすることにしました。

切り欠かれた場合の艦尾形状は、次図のようになっていると考えました。


いよいよ工作。
まずはキット艦尾に穴埋めのためのプラ材を仕込みます。


その後、5mm角プラ棒などで喫水線下を作り、ヤスリで整えます。
同時に高さの足りない艦尾楼甲板と下部艦橋甲板に0.5mmプラバンを貼って嵩上げします。下部艦橋は型抜きのため僅かに上にすぼまった形状をしているので、垂直を出すために前面を少し削った上で0.5mmプラバンを貼り付けました。


艦尾形状は先程の検証のような形状を再現しました。
なかなかいい感じではないかと自己満足♪

今回はここまで。
次回は船体中央付近を製作予定です。
Posted at 2023/03/07 21:49:13 | コメント(2) | 艦船模型 | 趣味
2023年02月25日 イイね!

二等輸送艦製作記(資料の確認・キットのチェック)

二等輸送艦製作記(資料の確認・キットのチェック)一等輸送艦・第9号はひたすら地味な作品となりましたが、今回製作する二等輸送艦もこれまた地味w
でも輸送という、現代戦には非常に重要な役割を果たすフネです。
まずは二等輸送艦について。
ソロモンでの戦いを経験した日本海軍は漸く前線への強行輸送の重要性に気付き、昭和18年9月に優速の輸送艦建造を決定します。これが二等輸送艦。
船体のラインは曲線を一切廃した従来の日本艦艇にないスクエアなフォルムとなりました。建造はブロック工法を採用し、3~4ヶ月で竣工するというスピード建造でした。
主機は当初建造の6隻のみディーゼルの3軸であとはタービンの1軸(昭和20年起工分は石炭専焼缶に変更)。外観上はディーゼル艦は1本の直立煙突、タービン艦は2本の集合煙突なので、明確に識別できます。また主機の違いにより最高速力や最大積載量も異なります。なお速力は米軍のLST(Landing Ship Tank)よりも優速です。
一等輸送艦同様、戦火の激しい地域へ投入されたため、ほとんどの艦が戦没しています。

今回は第7次オルモック輸送部隊として製作するので、その参加艦である第140号と第159号を2隻同時製作します。キットは約40年前に設計されたタミヤの1/700で直立煙突のディーゼル艦を再現していますが、140号159号ともタービン搭載なので煙突周辺は作り直す必要があります。しかしタミヤさん、なぜ建造数の少ないディーゼル艦をキット化したんでしょう…。

ランナーは1枚で部品点数も少なく、組立説明も「1 部品のくみたて」「2 船体のくみたて」以上で終了ですw


しかしこの後のチェック結果のように基本的なフォルムを非常に的確に再現しており、安価かつ簡単に二等輸送艦の勇姿が再現できる好キットです。

では手元の資料をかき集めます。


これらの他、大和ミュージアムで購入してきた実艦写真やTwitterのフォロワーさから頂いた正面線図も参考にします。
2種類ある図面はいずれもディーゼル艦中心に描かれていますが、昭和造船史別巻図面(以下「造船史図面」)にはタービン艦の煙突周辺が描かれていること、ビームNoの記載があることから、こちらの図面を中心に寸法の確認を進めることとします。
「二等輸送艦の全貌」は同人誌で、初めてこうしたものを購入しましたが、その内容の濃さに驚き感動しました。素晴らしい!
丸スペシャルは写真の観察だけでなく、キャプションも注意して読みます(一等輸送艦製作の際、そこに重要な未確認情報が載っていたので)。そこで気になった点を以下に列挙。
・揚陸のため擱座した時の艦首部の水深は1 m程度
・船体の強度不足により、修理工事の際などに補強工事も実施(本土近海用対策なので、S20中心か)
・タービン艦の積載量:人員200名、貨物250トン(補強により人員120名、貨物220トンに減少)
・航海中は内扉を降ろし門扉と2重の防水壁を構成、上甲板の開口は木板等で塞がれた
・揚錨機の故障を考慮し予備として人力装置も設置
・まず船倉内の戦車を揚陸、次に内扉を降ろして上甲板の戦車を揚陸する順序
・内扉表面にシュロの筵を2枚敷く(予備数組を搭載)
・上甲板には昇降用ハッチを左右2個ずつ設置
・船倉の空気を排出する通風トランクを設置(船倉内での戦車のエンジン起動可能)
・主錨は1トンを1丁(予備に1トンをもう1丁)
・艦尾錨は2.3トン(1.2トン)(接岸前(200~300 m沖)に投錨)
・艦尾錨は錨鎖でなくワイヤ
・艦橋前の上甲板に小型ハッチ2個を設け、付近に3.5トンデリックを装備
・1945年1月以降に起工された艦は石炭専焼ボイラー搭載(煙突少し高い)
・復元力に余力があるので、対空兵装の増備が比較的容易
・機銃爆雷増備はS19.9~
・タービン艦は1軸


今回作る140号159号とも実艦写真は乏しく、159号の大破擱座した2枚の写真があるだけで、ディテールはほとんど分かりませんorz


ならば同じ造船所で作られた同型艦を参考にするしかありません。
140号は佐世保海軍工廠、159号は日立向島造船所で建造されていますが、佐世保では133、141の2隻しか建造されておらず、133号の公試時の写真が68K本に1枚あるだけです。

159号の同型艦は149~161号の12隻ありますが、このうち149号はディーゼル艦ですが、能力試験時に艦首ランプ付近の詳細写真が参考になります。また151号は68K本掲載の6枚+大和ミュージアム所蔵の5枚の計11枚を参照します。しかし他の10隻は写真が全くありません…。

いよいよ工作開始。まずはキットのサイズが正しいかの確認を始めます。

造船史図面のスケール確認が最初の作業。実艦の寸法は全長、水線長、最大幅などが判明しているので、これらを図面と照合します。
しかし図面に描かれている側面図(2種)と上甲板平面図、船首楼甲板平面図がそれぞれ微妙に縮尺が異なるようで、その確認と縮尺の決定に意外と時間を要しましたorz
その結果、キットの船体は図面寸法をかなり正確に再現していると判明しました。細かいこだわりがない方はストレートに組んでも全く問題ないレベルです。さすがタミヤ。
しかしHENTAIモデラーはここでは終わりませんw
今回も徹底工作を行うので、上甲板の車両搭載スペース両側の壁及び床面、艦尾楼甲板上のモールドをいったん全て削り取ります。さらに図面との照合で最大幅(艦橋付近)を0.5mm削る必要があると判明したので。これも施工。合わせて舷側全体を面出ししました。

キットは金型が古いせいかヒケも目立ちますが、面出しすることで二等輸送艦のスクエアなフォルムが強調されるのでオススメです。

140号は揚陸場面をジオラマ化する予定なので、艦首出入り口付近を削り込みます。また上甲板から艦外へのスロープは切除しました。
その際、ガンプラ用に買ったリューターが大活躍!


149号の揚陸場面では全長の1/3くらいまで船底が見えています。

また同型艦の写真では、軽荷状態でも艦首から少し後ろまでは船底に設置された2本の肱材(通称ゲタ)が見える状態なのでこれらの再現のため、WLモデルではありますが喫水線下もある程度は製作することとします。造船史図面で寸法をチェックし、船底に貼るプラバンの厚みをプラスした分を切除します。



地味な艦の地味な船体工作はまだまだ続きます…。
Posted at 2023/02/25 11:03:31 | コメント(2) | 艦船模型 | 趣味

プロフィール

「模型展示会へ出品 http://cvw.jp/b/488285/48618272/
何シテル?   08/24 20:13
模型工作とキャンプが大好きなヘタレをやぢです。 私がフォローする方には2種類あります。 一つは「以前からのみん友さん」 もう一つは「ちょっと興味を持っ...
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