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ザクとは違うのブログ一覧

2020年12月27日 イイね!

1/2000戦艦榛名の製作 高角砲指揮所・通風筒など

第一煙突両側には高角砲射撃指揮所が建てられています。

↑の画像に示すように両舷とも爆撃による被害は見られませんが、既に指揮装置や測距儀などは撤去されていたようです。

上掲の画像と深雪会のCGを参考に高角砲指揮所を作ってみました。

CGでは架台部分は全面が囲われているようになっていたのでそのように作りましたが、改めて上掲の画像を見直すと、四隅の柱の間に空間が見られます。
今から作り直す根性がないので、このまま使用します(爆)

艦首の錨鎖導板の工作です。
図面ではその形状が示されていませんし、形状を示す写真も手元にないので、やむを得ず丸スペシャルのイラストをキットと同サイズに縮小して左右反転させ、裏面を軍艦色で塗ってから表の印刷ラインで切り取ります。

こうして甲板に貼り付けてみましたが、きちんと接着したつもりでも若干浮いたようになってしまいました。
流石に納得がいかなかったので一旦剥がし、塗装で表現することにしました。

艦橋以外の上部構造物が概ね完成したので、甲板上の通風筒やボラードなどを伸ばしランナーやプラバンの細切れで設置しました。


いずれも0.何mmのパーツばかりなので、視力を酷使しすぎてものすごく疲れる作業でした。
その甲斐あってか、ほぼ図面通りの位置に設置できたのではないかと思います。

艦体後半部には揚貨機も設置されているので、それらしい形にして配置しました。
なおカタパルトは撤去されていたようなので、台座部のみ設置しました。
航空機揚収用クレーンが残されていたのか撤去されたのか、どれだけ写真を見てもわかりませんでしたが、カタパルトが撤去されたのならクレーンも撤去されたと推定しました。
面倒だから作らなかったのではありません(笑)


現時点の状態です。
あとは4基の主砲を設置し、艦橋を作って、細部のフォローを行った後、最後に菊の紋章をあしらえば完成となります。


自己満足感を得るため、煙突周辺をキット(手前)と比べてみました。
こうして見ると苦労して作り上げた成果が多少は出ているなと感じられます(笑)
現在のペースでは年内完成は厳しそうですが、あと少し、頑張ろうと思います。
Posted at 2020/12/27 21:32:54 | コメント(2) | 艦船模型 | 趣味
2020年12月19日 イイね!

1/2000戦艦榛名の製作 煙突周辺・艦首破孔

煙突周辺の工作の続きです。
この辺りは詳細が分かる図面も写真も手元にないため、何を基に作ろうか悩んでいましたが、ふとPCのブックマークに「深雪会」があることを思い出しました。
同会HPでは榛名最終時の美麗なCG画像が多く公開されています。
CGは昭和19年2月末に佐世保工廠が作成した舷外側面、平面、艦内断面及び諸艦橋平面図と、実艦の写真を基に作られているとのことなので、これを全面的に信用して製作することにしました。
CGは3Dで作られているので微妙な位置関係や寸法などは一部推定となりますが、煙突周辺の構造物がどのように作られているか、かなり詳細に分かりました。
ただ1/2000というスケールではそれを忠実に再現することができず(特にトラス)、嘘のない範囲でかなり省略した形での工作としています。


次に3番主砲の後ろにある航空機甲板の工作を行います。

航空機運搬軌条は、塗装した伸ばしランナーをリモネン接着剤で固定しました。
ターンテーブルから斜め前方に伸びる軌条は直線でなく緩いカーブを描いています。主砲を避けた配置だとは思いますが、それにしてもなぜ直線でないのでしょう…。
カタパルトは撤去されていたようなので、台座部のみとしました。

艦首左舷側には爆撃による破孔があります。
まずは写真にて破孔の状態を確認します。

画像①は爆撃中のものですが、既に破孔らしきものが認められます。
②は戦後のもので、破孔後方にめくれた外板が確認できます。
③は1947年5月に解体中の姿を空撮したもの(Wikiから見られます)ですが、ホースパイプより少し前に破孔があることが分かります。
アジ歴資料も一通り調べたのですが、呉空襲時の戦闘詳報は公開されていないようなので、他の爆撃跡も含めて、いつの空襲でどの順番に爆弾が命中したのかは不明です。


検証内容を基に、空撮写真をワードに貼り付けてサイズ調整したものの上へキットを載せ、破孔の位置を決定しました。
めくれた外板はプラペーパーでそれらしく作ってみました。

最近は平日夜に模型工作を行う頻度が下がっています。
仕事から帰宅する時間が遅いこともありますが、年齢とともに気力が落ちているのを実感します。
いやいやザクレロも作らなきゃいけないし。
年内にどちらかだけでも完成させられるといいのですが…。
Posted at 2020/12/19 23:50:25 | コメント(2) | 艦船模型 | 趣味
2020年12月09日 イイね!

1/2000戦艦榛名の製作 煙突・後部艦橋等

第一煙突のリサーチです。

榛名の図面を見ると、蒸気捨管が画像に示したような配置になっています。
これを実艦の写真と比較しながら検証したところ、左舷側の2本は図面の位置よりも少し後に設置されていました。
またそれぞれの高さも調べた結果、メモ書きしたような高さ(H=煙突上端より高い、L=上端より低い)と推定しました。

次に第一煙突の破損状況について、右舷側の写真2葉で検証します。

左側の写真では、煙突頂部から少し下までのあたりが左舷側に傾いている様子が見て取れます。また煙突手前にある高角砲指揮所は大きな破損がないようなので、爆弾は煙突より右舷側で爆発したのではないと思われます。
さらに右側の写真では、爆発により傾いた煙突頂部の後端がその下部分のラインとほぼ同じであることが分かります。

同じく右舷側の写真です↓

煙突後端の蒸気捨管が右舷側に傾いていますが、先程の右側の画像ではまっすぐ立って見えることから、これらの蒸気捨管は先程の画像の手前側に傾いていると推定できます。

次に左舷側を検証します。

左舷の高角砲指揮所も右舷同様大きく破壊されていないことが、左側の写真で確認できます。
また右側の写真では若干不鮮明ではあるものの、煙突頂部がかなり後ろにずれていることと、破断面が水平であることが確認できます。

これらの検証から、爆弾は煙突内部の左舷側後寄りで爆発し、その圧力により煙突頂部が左舷側後方にずれたのではないかと推定しました。


キットの工作状況です。
煙突本体をプラ棒から削り出し、その周囲にプラペーパーを貼り付けて破断面を作りました。
この上にずれた煙突頂部を設置する予定です。
蒸気捨管は、折れ曲がり方の確認できる後端2本以外は適当に曲げて設置しています(笑)

次に後部艦橋周囲の機銃配置を検証します。

画像の左側は福井静夫氏がとりまとめた「各艦機銃、電探、哨信儀等現状調査表」の榛名のページで、右側の図は学研太平洋戦史シリーズ金剛型戦艦に掲載されたものです。
榛名の場合、第二次改装の際、後部艦橋の後端両側に25mm三連装機銃を増備(便宜上「既設」と表記)していますが、マリアナ後の増備において当該既設機銃座の他にどこへ増設したのかが、上記2つの資料では異なっています。
なお、丸スペシャルNo20戦艦榛名の解説イラストでは上記「調査表」と同様の配置で描かれていました。
困ったときは実艦の写真で確認するに限ります。

画像の①②とも不鮮明ではあるものの後部艦橋の後端ラインから後に出っ張った構造はないように見えます。
また①③では、既設銃座の艦首方向少し上に若干横長のスペースが設けられているように見えます。
さらに③からは既設銃座の支えは棒状ではなく三角板であることが見て取れます。

これらを踏まえ、第二煙突及び後部艦橋周辺に機銃座を設置しました。

後部艦橋の94式方位盤撤去跡はドリルで穴を開けました。またその後部(後部見張所の上)は露天見張所とされていたようなので、周囲にブルワークを設けました。


マストは主柱を0.5mm、支柱を0.4mmのプラ棒で作りました。
いずれもプラストラクト社の製品を使用しています。
同社のプラ棒は非常に柔らかくて加工しやすいので多用したくなりますが、取扱店が極めて少ないため入手困難です。ぜひとも大手量販店で取り扱ってもらいたいものです。
閑話休題。
マスト下段あたりには電探室を設けました。電探室はマスト主柱にめり込むような形で設置されているので、そのような表現を行っています。

既にこの段階で艦体色と甲板色はざっと塗りました。
艦体は佐世保グレー、甲板はフラットアースを使用していますが、甲板はデッキタンのほうがもう少し明るめになるので、やはりそのほうがよかったかも…。
ま、いずれにせよ完成前にはウェザリングを入れるので、あまり気にしないようにするかな(笑)

ということで、ザクレロも作らなきゃ。
あー忙し(笑)
Posted at 2020/12/09 20:37:04 | コメント(2) | 艦船模型 | 趣味
2020年12月05日 イイね!

1/2000戦艦榛名の製作 煙突周辺の工作その2

ケーシング天井上に設置される高角砲弾薬供給所を作ります。

図面を見ると上から見た形状はハート型のような形をしていますが、太平洋戦史シリーズ金剛型戦艦に掲載されているイラストでは「拡張天井板」と表記があるので、前部は天井のみのようです。
これらの形状が写真で確認できればよいのですが、手元の資料ではそのようなものはありません。写真集などの解説でも金剛型の中央構造物付近は不明な部分が多いと書かれているので、更にリサーチを加えてもどこまで成果が上がるかは不明です。

これまでの検討を元に、第二煙突と高角砲弾薬供給所を作りました。

第二煙突は前方の一部が破損している状態としてあります。

煙突基部のケーシングは、キットでは第一煙突から第二煙突を経て後部艦橋までつながったパーツで作られていますが、霧島の図面(↓)を見るとマスト基部でいったん途切れているようなので、榛名も同様だろうと推定しました。


ケーシングはキットのパーツを前後に切断して作ろうかとも思いましたが、高角砲座などの修正も必要なことを考えるとあまり効率的ではないと思われたので、プラバンからスクラッチしました。
その際、図面などにあったケーシング天井の開口部も再現しました。



高角砲弾薬供給所の拡張天井板の下部にステーを設けるとともに、5番6番高角砲座下に1mm丸棒で支柱を追加しました。

更に1番2番高角砲座を設置しました。
砲座は円形の周囲が一段高く、その部分が操作フラットとなっているので、プラバン2枚重ねでその表現をしてみました。

後部艦橋の形状について検証します。

霧島の図面では後部艦橋の背面上方に後部見張所が設置されています。
ネットでググって出てくる作例の多くはこれが省略されているので、霧島と榛名では異なるのかと思って調べたところ、丸スペシャルのイラストでは霧島同様の作りになっていました。

第二次改装後の榛名の後部艦橋について、詳細が分かる画像は手元にありませんが、S10年10月の写真(↓)では、どうやら丸スペシャルに書かれた形状をしているように思われたので、今回の製作ではそのように作ることとします。


現時点での状態です。

後部艦橋は先程の検討を元にしつつ、頂部に94式方位盤を設置しました。なお、今回は昭和20年7月の呉軍港空襲時を再現するので、方位盤は撤去済みです。
第二煙突頂部にはリード線をほぐしたもので雨除けを作りました。
3番4番高角砲座は、1番2番と平面形も高さも異なるので、極力図面通りになるように作ったつもりです。
副砲は、右舷側は全て撤去されていることが実艦写真から確認できますが左舷がどうなのか確認できませんでした。海側に当たる左舷は残した可能性もありますが、今回は全て陸揚げされたものと推定しました。
Posted at 2020/12/05 20:13:17 | コメント(1) | 艦船模型 | 趣味
2020年11月19日 イイね!

1/2000戦艦榛名の製作 煙突周辺の工作

煙突基部はケーシングと呼ばれ、カッターなどの格納場所にもなっています。ケーシング自体は前後に長い箱状で、その上の左右にフラットが広がっています。つまりフラット下は空間です。

キットでは型抜きの関係で左右の空間が埋まった状態でパーツ化されており、それを埋め込むため艦体側に凹部が設けられています。
まずはこの凹部をプラ板で埋めました。

ケーシングはベース部分を1mmプラ板で、フラット部分を0.3mmプラ板で作り直し高さを調整します。
このあと採光用の開口部も工作予定です。

ケーシングの形状や寸法が確認できる図面や写真が手元にないので、学研の「金剛型戦艦」に掲載されている図や作例を参考にしました。その雑誌には、ケーシングは2番煙突直前で縁切りされているという図が載っていたので、前後2パーツで作ります。
またケーシング前端が艦橋と接触しているかどうかも不明ですが、霧島の2次改装後断面図では接触しているので、同じ作りとします。
左右のフラットの形状は榛名図面の赤ラインで示した形としました。


図面を見る限り2番煙突基部も前後に長い箱状のようなので、1mmブラ版で作ります。その後端にある後部艦橋は3mm角棒から削り出します。
2番煙突本体もプラ棒から削り出しますが、最終時の遮熱板の設置状態が分かる図面や写真が手元にありません。
とりあえず他の戦艦の設置状況を調べました。
・大和型…探照灯高さまで煙突を一周
・長門型…煙突中段の左右に設置
・伊勢型…大和型と同様
・扶桑型…煙突中段の前後に設置
・金剛型…第1=全周、第2=榛名後部以外なし
金剛型で第2は榛名のみ設置されたのは、第1次近代化改装時に大型化した後部艦橋と2番煙突が極めて近かったためです。榛名以後に改装された他3隻は榛名の結果を踏まえ、後部艦橋を後退させているので、遮熱板が不要となりました。(ただ熱は発生するので増備機銃や探照灯要員はさぞ辛かったろうと思います。)
今回は第2煙突後部に遮熱板を設けます。


2番煙突に関してはその周囲の小煙突の設置状況も不明です。図面では後部に2本あるように見えますが実艦写真ではそのようには見えず、11時方向あたりに烹炊室煙突と思われるものが見えます。他の小煙突は写真ではよく分かりません。


左の画像では4時くらいの方向に烹炊室煙突が確認できます。さらに12時方向に3~4本の小煙突のようなものが見えます。
しかし前者は戦中の写真では確認できません。後者もこれほど何本も設置されている資料は見当たりません。
霧島の2次改装後図面の上甲板煙突周囲に烹炊室がいくつかあるので、そこから煙突が出ると思われます。しかし2番煙突前部に3~4本の小煙突が出るとは考えにくく、2本が妥当と思われます。
ここから先は推測です。
4時方向のものは捷一号作戦前に後部艦橋周囲に機銃増備をした際何らかの理由で第2煙突後端にあった小煙突を4時方向に移設し、併せて高さを上げる工事を行ったのではないか。
12時方向のものは第2煙突の内筒と外筒の間に元々あった小煙突(機関用か)の管が、爆撃によって外筒の一部が剥離して見えているのではないか、と。
今回はこの推測を元にしてプラ棒製内筒の前側に縦に切込みを入れて煙路っぽい表現を行って、その上からプラペーパーを巻き付ける際、外筒の一部を切り裂きました。
あまりに小さな表現なので、完成後誰も気付かないと思います(笑)
Posted at 2020/11/19 21:07:14 | コメント(1) | 艦船模型 | 趣味

プロフィール

「重巡鳥海の製作(煙突の工作その1) http://cvw.jp/b/488285/48625038/
何シテル?   08/29 07:11
模型工作とキャンプが大好きなヘタレをやぢです。 私がフォローする方には2種類あります。 一つは「以前からのみん友さん」 もう一つは「ちょっと興味を持っ...
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