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ザクとは違うのブログ一覧

2024年10月09日 イイね!

第12回艦船模型合同展示会

第12回艦船模型合同展示会近年の模型製作はすっかり艦船中心になりつつあるザクとは違う。
そのシフトの原因の1つが旧Twitterでの艦船模型談義の楽しさがあります。そんな中で得た情報がブログタイトルのイベント。2年に1度開催され、全国の凄腕モデラーが自慢の艦船模型作品を持ち寄るというもので、今回は横須賀です。
ちと遠い…
そして私如きが参加していいのか…
迷った挙句、恥をかきに行く覚悟で参加を決めました。

そして当日。場所は横須賀市文化会館。

開場時間の30分くらい前に到着すると既に入口には出品者の行列が。私の停めた隣の車からも巨大なガラスケースに入った客船をいくつも台車に載せている様子を見て、ちょっと気後れします…
開場後、中に入ると既に多くの作品が展示されており(実は前日も展示可能とされていました)、更にはもの凄い数の参加者が。

その状況に圧倒されながら受付を済ませて自分の展示作業を粛々と行いました。


すぐ隣の卓には「一緒に展示しませんか」と声をかけてくださったモデラーさんがいるはずですが、ヘタレ全開の私はそちらを見ることさえ出来ません(汗)
オタオタ(ヲタヲタ)しているうちに一般客の入場時間となり、展示会事務局からの説明の後、開場。すぐにたくさんの人達が山のような作品群を見学に入ってきました。しかし私の作品はササッと眺める程度で、じっくり観察される方はいません。やはりヘタレ作品と分かるのか…
では、皆様の作品を見て回るかな。
ということで皆様の超絶作品群のほんの一部↓












どれもめちゃくちゃ凄いです。
特に部屋のステージ近くにどでーん!と配置された1/72強襲揚陸艦ワスプと空母タイコンデロガは凄まじいものでした。



なんでも製作には12人の方が携わり、船体はワンボックス車に入るよう2分割されたとのこと。多数のモデラーで作るとそれぞれの作風の違いが出そうなものですが、そうした様子は全く見受けられず、むしろ細部に至るまでの丁寧な工作や塗装が見る者を圧倒します。
恐らく中心となった方のマネジメント能力が極めて高かったのだろうと推察されます。

この他の超絶作品群はフォトアルバムその1とその2にて若干のコメントとともに紹介してあります。
第12回艦船模型合同展示会(その1)
第12回艦船模型合同展示会(その2)

その後、自分の卓に戻ると隣の卓のモデラーさんから声を掛けられました。
「ザク違さんですか?〇〇です。宜しくお願いします」
「こちらこそ宜しくお願いしますm(_ _)m」
ひー、緊張するー^_^;
しかし思い切って参加を決めたのは、この場で艦船モデラー仲間を1人でも多く作るため。
勇気を振り絞ってそれぞれの卓を見て回り、モデラーさんに声掛けします。
「あのー、ザク違と言います」
「あなたがザク違さんですか!いつもツイート見てますよ」
おーっ、私は凄腕モデラーさん達に認識されているのか!?
中には
「ザク違さんの考証はすごいですよね」
と仰って頂くことも。いやいや、小坊主が長い長いお経の最初の一節をかじっただけです^_^;
挨拶を終えると艦船談義に花が咲きます。
プロモデラー春園燕雀さんとも親しく会話することができ、こっそり次回作の予定も教えてもらいました。
何人かの方からは「作品にドラマ性が感じられるのはいいですね~」と言っていただけることもありました。こうしたコメントはモデラーさん達だけでなく、お母様と中学生のお子様や、鉄道模型出身者の方からも頂いており、幅広い方々に私の作品を好意的に受け止めて頂けているのだなと実感することができました。特にドラマ性というのは私のジオラマ作りのテーマの一つであり、それが伝わっているというのは大変嬉しいことです。
他にも「私の親族が二等輸送艦に乗っていて、潜水艦に撃沈されて戦死しました」というお話や、「ゲームから刺激を受けたので、海外の戦艦を作ってみたいです」と言う20代と思しき女の子の話が聞けるなど、様々な方との交流もできました。
現在、第19号輸送艦の捕鯨母船時代を制作中ですが、その資料を大量にご提供いただいている飢房さんは初日に加え、二日目(わざわざ休暇を取られたそうです!)にもおいで頂き、その場で貴重な実物資料の数々を見せていただくとともに、制作の参考にと飢房さん制作の同人誌「鯨追う艦」(総ページ数184!)をご提供頂いてしまいました。誠にありがとうございます。
そして今回の出展を強く後押ししてくださった由良之助さんとの邂逅。わざわざ遥か昔に私が受賞したウォーターラインコンテストの作品集まで持ってきてくださり「これがザク違さんの作品ですよね?」とまでお調べ頂いていたことに驚きました。
由良之助さんの作品はこちら↓


いずれも大変なこだわりで作られたもので、作品について語ってくださいとお願いすると際限なく詳細な説明が頂けました。さすが仰ぎ見るスーパーモデラーです。
んー、楽しすぎる!
これまでの人生でこれほどまでにマニアックに艦船のことを語り合い続けられたことはありません。

漫画「宇宙兄弟」でこんな場面があります。
主人公・六太はそれまで宇宙のことを話しても誰も相手にしてもらえず、そのまま大人に。しかし宇宙飛行士選抜の最終試験に残った仲間たちとは宇宙の話で無限に盛り上がれる。六太は思います。

あの頃から私は心の何処かで諦めていた。分かってくれるやつなんて誰一人いないんだと。
でもここにいたんだ。誘ったら喜んで付いてきてくれそうな連中が…ここにいたんだ。
けっこうマニアックな話もした。俺の話が通じてる。みんなの話も手に取るように分かる。
楽しい。とにかく楽しかった。


そう、ここにはこんなにたくさんの仲間がいるんです。

そう思えた瞬間、涙が出そうなくらい嬉しくて嬉しくて仕方ありませんでした。
社会全体で考えると模型を趣味とする人は極々少数(その証拠にアンケートなどでの趣味の選択肢に「模型工作」はありません)。その中で船を作る人は極めてマイノリティで、スケールモデラー達の間ですら敬遠されるほど完全に絶滅危惧種です。
しかしこんな広い会場にこんなにたくさんの同好の士がいる。こんなに嬉しいことはない…


先日、高校の同級生と飲む機会がありましたが、そこでのテーマは「仕事をいつ辞め、その後をどう過ごすか」。
特にどう過ごすかという点では趣味をどう持つかという視点が欠かせません。その趣味も1人だけのものでなく同士がいれば、より長続きし、より楽しめます。
私の趣味はキャンプと模型工作。そのうち後者についてはこの2日間の展示会で一定の目処がついたような気がします。

展示会2日目は夕方から用事があったため14時頃に撤収してしまいましたが、強く強く後ろ髪を引かれたのは言うまでもありません。
2年後の次回は島根とのこと。
うーん、遠い…。
でも出来れば行きたい…。

約30年ぶりにフジミ旧キット松型駆逐艦でWL復帰をしてから約4年。昔と比べて考証、工作・塗装技術、各種マテリアルや工具などあらゆる点で飛躍的な進歩がありますが、それについていけない自分がいるので、私はまだまだ駆け出し艦船モデラーです。
そんな私でも「有名モデラーの1人です」とまで言ってもらえたので一定の期待はされている気がしています。あくまでも自分の作風を維持しながらとはなりますがその期待を大きく裏切らない作品作りをしていきたいと思います。
現在は視力低下が酷いため一時的に艦船模型から離れていますが、できるだけ早期に復帰して次の作品に取り掛かりたいと改めて思いました。
ビバ、模型工作!


そうそう、2日目の開場前に時間があったので、三浦半島の蛭田狙撃陣地跡と横須賀市の千代ヶ崎砲台跡&海軍対潜学校の碑も見学してきました。
千代ヶ崎砲台跡(横須賀市)・海軍対潜学校の碑(三浦市)
蛭田狙撃陣地跡(神奈川県三浦市)

★備忘録(今夏の行程)
【金曜】上郷スマートICまで下道、中井PAで車中泊
【土曜】朝食後6時半発、8時に会館駐車場着し設営、17時過ぎに会場出て、三浦半島先端付近の温泉へ、立石駐車場で車中泊
【日曜】会場入り前に戦跡3箇所巡り、9時に現地入り、14時撤収後、富士宮に17時着
【月曜】焼津まで高速、袋井までR1、上郷スマートICまで高速、以後下道
Posted at 2024/10/09 21:00:21 | コメント(5) | 艦船模型 | 趣味
2024年08月25日 イイね!

第19号輸送艦(捕鯨母船)の製作(捕鯨船・文丸の製作その2)

前回に引き続いて、各部の艤装を進めます。
文丸には前後2箇所ずつ、合計4箇所のボラードがあるので、それらをプラペーパーと0.3mmプラ棒で作ります。
また船首には1段上がった木甲板があるので、これもプラバンで作りました。


船首木甲板とブリッジは細長い通路で連結されていました。

0.3mmプラバンで通路を作り、その両側に伸ばしランナーで手すりを付けます。

慎重に直角を見極めながら工作を進め、出来たものを船体に設置しました。通路は船首に向かって少し下がっているので、図面と同じ角度になるように調整しました。


船首木甲板の先端には捕鯨砲が設置されています。正確な図面などが手元にないので、当時の写真を参考にしながらプラ棒や伸ばしランナーで適当に製作。
捕鯨砲の直前には打ち出される銛と船をつなぐロープの台があるので、これもプラ棒の薄切りで作ってみました。


実際に文丸に搭載されていたものは単砲身のものだったようですが、ここは雰囲気重視で長砲身としました(笑)

船体後半部には短艇を設置するためのデッキがあります。これもプラバンで作り、伸ばしランナーで支柱を立てました。ボートダビットは0.2mm金属線で付けてあります。

なお、ここは図面上木甲板となっているので、床面に0.5mmピッチでデザインナイフの切れ込みを入れました。
さらにその上に乗るボートを作ります。
1mmプラバンから切り出して作りましたが、非常に小さなものなので整形作業はちょっと大変でした。


ブリッジは、前回までに床面まで作りましたが、その上に伸ばしランナーで窓枠を立て、プラバンで作った天蓋を設置しました。
左舷側にはループアンテナがあるので0.2mm金属線で作り、窓枠前面左寄りに伸ばしランナーで灯火台を設置しました。また両舷には舷灯と救命浮標を付けました。


文丸の錨は簡易な形状をしているようです(写真は同型船のものです)。

これまた伸ばしランナーで製作。チェーンは0.1mm金属線をよじって平らに潰したものを使います。


文丸もだいぶ形になってきたので一旦作業を中断し、2隻目のフルスクラッチである第三十五播州丸の製作に移りたいと思います。
Posted at 2024/08/25 15:11:34 | コメント(4) | 艦船模型 | 趣味
2024年08月17日 イイね!

第19号輸送艦(捕鯨母船)の製作(捕鯨船・文丸の製作)

19号輸送艦はかなり形になってきたので、ここで一旦停止。ジオラマに一緒に登場させる捕鯨船・文丸製作に移行します。
当然ながら1/700キットなど無いのでフルスクラッチとなります。
幸い文丸は図面が残されているので、これを参考にします。


また同様の船の写真もF様から提供されたので、これも参考にします。



まずは積層プラ板から船体の削り出し。


側面図を見ると甲板は船体中央に向かって緩やかな傾斜がかかっており、フラットな場所はありません。この微妙なラインを出すのに少し苦労しました。

船首から中央あたりにかけての両舷にはブルワークがあるので、図面を1/700に縮小コピーしたものから型紙を作り、それに合わせて0.5mmプラ板で製作。内側には三角ステーも設置しました。

これも微妙なライン構成に悩まされました。
船首には捕鯨砲が設置される関係で、舳先にロープを巻き取るための何かが取り付けられています。

これが可動式のローラーなのか固定式のものなのかは分かりませんでしたが、模型ではそれらしく表現してみました。


次に甲板室。
これも甲板のRに合わせて底面を削ります。
その前端にはブリッジが乗ります。
煙突の平面形は後ろに向かって少しすぼまっているので、3mmプラ棒から削り出しました。


図面ではブリッジ前の甲板に色々なものが書かれていますが、どれだけ調べてもどれが何なのか分かりません。図面に書き込まれた文字も潰れて読めず、実物の写真も見当たらないのです。よって推定せざるを得ませんが、それが出来るのもキャプスタンとウインチのみ。

ウインチはローラーが両側に2つずつ着いているようですが、これは大きな鯨を引き寄せるための必要数ではないかと考えました。
しかしそれでもよく分からないのがこちら↓

後ろ向きに2本の棒状のものが出ています。これはいったい…
考えても調べても分からないので、とりあえず金属線でそれらしく再現してみました。


ジオラマのレイアウトを検討します。
手元にあったのはDAISOの300円コレクションケース。
これにフネを配置するとこのようになります。


あまり大きなスペースではないので、第19号輸送艦と捕鯨船文丸の2隻を乗せるのが限界のようです。
これを25✕15cmの台座にすると…


捕鯨船団には母船である輸送艦と捕鯨船に加え、解体した鯨を本土まで運ぶ運搬船がいました。それぞれ1隻ずつ配置しようとするとこのくらいのスペースは必要となりそうです。
どちらがよいかF様に訪ねたところ3隻版の方を希望されたので、その前提で今後の製作を行うこととなりました。

さて、まだもう1隻作らなきゃいけないぞ。しかもフルスクラッチ。これは長期戦になりそうな雰囲気…^_^;
Posted at 2024/08/17 10:56:29 | コメント(3) | 艦船模型 | 趣味
2024年07月27日 イイね!

第19号輸送艦(捕鯨母船)の製作(各種艤装品の製作)

艦首の艤装は概ね終わっていますが、ボラードと錨見台が未設置でした。

錨見台は格納状態としてあるので、展開時に舷側と接する三角ステーも表現しています。

次に取り掛かったのはプレスボイラー。
これはタンク内に格納された鯨肉に圧力をかけて鯨油を取り出すための装置です。第19号には1基装備されていたようです。
F様からいただいた資料は概ね以下のとおり。



実艦写真2枚はいずれも第9号(2基装備)のものです。
制作に先立って、サイズを特定しなければなりません。F様によれば直径1.8mで容積5㎥とのことで、ここから計算すると高さは1.96mとなります。先ほど上げた写真1枚目のボイラー脇に人が立っていますが、隣のウインチの台の上に立っているようなので、ボイラーの高さは2.5m前後であろうとのことでした。
直径を1/700にすると2.57mmですが、これだと艦の通路をほぼ塞いでしまうほどの大きさになってしまうので、独断と偏見で2mmとします。その他の造形は先程の図や写真を参考にしました。


煙突直後の機銃台脇とその後ろの排気筒には作業灯が設置されていました。その実艦写真は↓のとおりです。


出港時には排気筒に作業灯は無いようですが、操業中の写真には写っています。
ここで疑問に感じたのは機銃台左舷側の作業灯の存在。

この写真では左舷側が明確に確認できません。その他の写真でも操業中のような設置台の痕跡が左舷側に見当たらないのです。
さらに気になったのは左舷側には中発が設置されていたようですが、位置関係的に作業灯と中発が鑑賞するのではないかという点です。
あくまでも妄想の域を出ませんが、出港時は機銃台両側に作業灯があったものの、運用する中で排気筒により光が当たらない部分が発生すると分かったため、中発と干渉する左舷の作業灯を排気筒上に移設したのではないでしょうか。
これを前提として制作したのがこちら。


引き続いて中発を制作します。
と、その前にそもそも中発は搭載されていたのかについて検証します。
「搭載されていた」とする根拠はこちら↓



明確には分かりませんが、何らかの物体が存在するようで、場所的には中発と推定できます。加えて乗組員の細谷氏日記の4/21に「大発を降ろしたる後」という表記があります(大発は中発の誤りでしょう)。
しかしこの資料を見るとそこへ疑問を持ちたくなります。

これは「第十九号輸送艦要目」と書かれたものの一部ですが、いつ作られたものなのか不明です。しかし最も自然と思われるのは、戦争が終わって連合軍に残存艦を引き渡す際に作られたとする考え方ではないでしょうか。
そこに追記された「二隻忘失 一隻 七米カッター」という表記は何を意味するのか?
これは「6mカッターは当初2隻積んでいたが、操業中に2隻とも失ってしまった。13m特型運貨船(中発)は1隻積んでいたが、これを7mカッターに交換した」という意味ではないか。中発は失ったのではなく「降ろした」というのは、本土へ鯨肉を運ぶ運搬船へ載せ替えたのではないか。よってこの追記は第1回操業後に書かれたものではないかと。
この考えでも先程の3枚の写真とは矛盾しません。
ただ残念ながらこれを明確に裏付ける資料がありません…。

この件ではF様とも相談しましたが、F様としては写真に写っているので中発は積んでいたというスタンスでしたし、模型として見る場合でも積んでいたほうが賑やかになるので、「中発を搭載していた」として制作することとします。

中発は第9号輸送艦制作時にも作っていますが、その資料の少なさに苦労しました。今回は手元に古いパーツしかなかったので、全体的に手を加えました。

単なる平面だった舷側には上端のラインが出るように削り込むとともに、板厚も薄くしました。艦首扉はプラ板製に交換。操舵部の甲板は前に1mm延長し、一段上がる甲板を0.3mmプラバンで表現し、その上に舵輪、シールド、リールなどを設置しました。
けっこう手がかかってます(笑)

艦の各所には救命浮標が設置されており、実艦写真でも位置が確認できます。
中央機銃台後ろは他艦では確認できますが、↓では明確に確認できません…。

模型では1mmプラ棒に0.5mmピンバイスで穴を開けて白と赤で塗りました。


さて、第19号もかなり形になってきました。
ぼちぼちジオラマベースに据え付けたいところですが、ジオラマには捕鯨船(キャッチャーボート)と運搬船も登場させるので、そちらの製作に移りたいと思います。
Posted at 2024/07/27 22:23:30 | コメント(2) | 艦船模型 | 趣味
2024年07月25日 イイね!

モケイ友達とランチオフ

モケイ友達とランチオフ

体温を超える異常な日々。
あまりの暑さで模型趣味を楽しむ余裕すら無くなりそうです。
そんな中、みん友のチュンチュンまるさんから連絡が。
「知り合いからフネのキットを大量にもらったのですが、1人では作りきれないので、ザク違さん貰ってくれませんか?」

はいっ、はいーっ!!!
大歓喜(笑)

キットは数十にも及び、郵送するとお金がかかるので勿体ない。ちょうどその時、キャンプに行く計画を立てていて、ちょうどその方角がチュンチュンまるさんのご自宅方面と判明。
よし、取りに伺おう!
その連絡をしたところ、さらに嬉しい申し出が。
「お渡しついでにランチ行きませんか?」

はいっ、はいーっ!!!
再び大歓喜(笑)

話が急速にまとまり、ソッコー実現。
岐阜市のとある飲食店でオフります。
まずはお食事ですが、その最中も模型談義。
ザク違「岐阜コックピットの会に所属しているので、色んな情報が入ってきますよね?」
チュンチュンまるさん(以下、チュン)「はい。でもその全部を取り入れると自分の作品じゃなくなりますよね。」
おーっ、確かに。
私はどこの会にも属していませんが、所属があると様々な情報が入って知識や技術が向上するので羨ましいと思っていました。
実際その効果はあるそうですが、その上で自分なりに研鑽するという姿勢は素晴らしいです。

食事のあとも会話は続きました。
チュン「この後、キャンプなんですよね。時間は大丈夫ですか?」
これはオフ終了の合図なのか…と真意を図りかねていたところ
チュン「作品を持ってきたので見てもらえますか?」
ザク違「是非!」
拝見したのは4月の展示会でも出品されていた重巡高雄。

ゴジラマイナスワンでの活躍が記憶に新しいですね。
この作品は数十年前の旧キットをベースにしており、そのパーツを極力活かして作られています。なんとマストまで!
艦船模型の見どころの1つは艦橋。特に高雄型は「カバが泳いでいるようだ」と揶揄されたほど頭がデカイです(笑)
しかしこの作品の作り込みは凄い!

フィットの悪いモナカ割りパーツをキレイに貼り合わせただけでなく、周囲の光学機器や兵員待機所なども忠実に再現されています。
そしてトップの防空指揮所には自作双眼鏡がズラリ。さらにメインマスト頂部の21号電探のネットも伸ばしランナーでの自作だそうです!これには驚きました。
1/700双眼鏡と言えば高さ1mm程度。これをアフターパーツでなく伸ばしランナーでこれ程までに均質に作るとは!
チュンチュンまるさん、3Dプリンター製品殺しですね(笑)

他にも随所に作者のコダワリが。
艦橋基部の通路や舷側の凹み(魚雷発射管格納部)はきちんと開口してありました。
また煙突トップの雨よけカバー支柱は金属線での自作。


煙突後ろには端艇が置かれていますが、いずれもリギングできちんと固定されています。

この芸の細かさには脱帽m(_ _)m
そして主砲。

これまた驚いたのは、砲身こそアフターパーツに交換してあるものの、砲塔はキットパーツなのです。パーツにはモールドが何も入っていないので、伸ばしランナーで補強リブを入れてあります。この端正な作りがこの作品の見どころでもありますね。

船のジオラマで皆んなが悩むのが波の作り方。

この作品ではスタイロの上に軽い粘土を塗り、波は筆で叩いたのではないかと言ってました。
1/700の細かい波はなかなか表現が難しいですが、お見事!
この手法は今度試してみようと思います。


次は駆逐艦雪風

こちらはスケールが1/350なので、大きさによる迫力があります。
高雄とは打って変わってエッチングパーツてんこ盛り仕様。

作者自らが「最高のお気に入り」と言われるとおり、細部にわたって見事な作り込みです。
無論、高雄も含めて考証は行き届いています。


各所に配置された水兵が、単体作品でありながらジオラマのような臨場感を醸し出しています。

複雑に張り巡らされた空中線はストレッチリギングだそうです。

ザク違「これだけ複雑だと張り回すのは大変ですよね」
チュン「いや、線が伸びるので大したことないですよ。メタルリギングは伸びないので使いづらいですね」
ストレッチリギング、買わねば!(笑)

おっと、もうこんな時間。
楽しい時間は過ぎるのが早すぎます。
別れ際の駐車場でキットの貰い受け。
大型艦を中心にすごい沢山もらってしまいました。ありがとうございますm(_ _)m

ウキウキ気分のままキャンプ場へ。
ささっと設営を済ませ、いつもならティータイムですが、今日は貰ったキットを確認します♪


更には、なぜかガンプラも(笑)


アウトドアでプラモが並んでいる姿はちょっとシュールですね(笑)
実は今回のラインナップで特別に欲しかったのが2隻。

こちらは私が初めて作ったウォーターラインシリーズのフネ。
しかも箱に表示された価格は私が買った当時の200円!

これには感動しました。
キットは完成させますが、箱は記念に取っておこうかな~(^ ^)

もう1隻は大和。
箱を開けると、大きなチューブ入り接着剤があり、ノスタルジーに浸れます(笑)

小学生の頃は1/700に限らず、あらゆるスケールの大和を買い漁って自宅に並べて悦に浸っていたのを、昨日のことのように思い出します。
これもいつか完成させて、当時の自分からの成長を確認したいと考えています。

道中で買ったチューハイを飲みながら、その他の箱を開けてはニンマリ、次の箱を開けてはニヤニヤという、なんとも気持ちの悪いオッサンの時間を過ごしました^_^;

その後は夕飯。

食べ終わる頃には日も暮れてきました。
この日は満月。

水面に映る月もまたよし。
お月様には柴犬そらくんもいます。
明るい満月で、きっと楽しく跳ね回っているでしょうね。

そんな、模型サイコー、キャンブサイコー、そらくんサイコーな1日でした。
Posted at 2024/07/25 20:54:04 | コメント(3) | 艦船模型 | 趣味

プロフィール

「重巡鳥海の製作(船体の修正その5) http://cvw.jp/b/488285/48485437/
何シテル?   06/14 16:51
模型工作とキャンプが大好きなヘタレをやぢです。 私がフォローする方には2種類あります。 一つは「以前からのみん友さん」 もう一つは「ちょっと興味を持っ...
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