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ザクとは違うのブログ一覧

2024年06月30日 イイね!

第19号輸送艦(捕鯨母船)の製作(船体の塗装など)

前回報告から1ヶ月以上も経ってしまいました。この間、模型工作を続けようというモチベ自体が全然上がらず、伊370ジオラマに逃げたところ、クレーンや工場などをスクラッチしているうちに感覚が戻ってきました。
やれやれ。

上部構造物の多くが完成したので、それらを船体へ設置してみました。



その後、舳先に旗竿を立て、両舷に錨を取り付けました。
また艦橋後端に22号電探の架台を設置。トップに設置した探照灯は若干小さめだと感じたので、別のものに置き換えました。


ここで全体の塗装をします。
F様からの依頼では駆逐艦宵月のカラー写真の色合いが最もイメージに近いとのこと。

これを見ると比較的明るめなグレーに若干の青みが入っている印象を受けたので、舞鶴色でなくオーシャングレーを試してみました。

うーん、違和感…
ちょっと青すぎる気がします。
やはり素直に舞鶴色を塗るほうがよいと考え、結局塗り直しました。
(実はここでモチベが大きく落ちましたorz)

その後、前マストの制作。
形状や寸法は図面を参考にしました。

中段の2k信号灯は中心線から左舷に向けて斜めに張り出しているので、そのように作りました。また逆探も撤去されているので、架台のみとします。

船倉周辺に設置される4基のウインチはプラ材によるスクラッチです。

クオリティは低いですが、自作したユニットは出来上がった瞬間の満足度が高いので、その麻薬のような効果に取り憑かれてやめられません(笑)
しかしこのペースだと完成はいつになるのやら…
Posted at 2024/06/30 16:52:12 | コメント(3) | 艦船模型 | 趣味
2024年06月27日 イイね!

ジオラマ「半舷上陸」

先日完成させた伊370を使った小さなジオラマを作りました。
早速ご覧下さい。





戦地から帰ってきて、久しぶりに出迎えの家族と再会する、という場面です。
伊370は左舷の錨を下ろし、岸壁とロープで繋ぎました。潜舵は格納状態です。
岸壁とフネとの間には防舷材を浮かべました。

防舷材の形状は艤装中の第9号輸送艦の写真を参考にしています。


岸壁には工場が建ち並び、その周囲にはドラム缶や木材、鉄骨などの資材を適当に置いています。

一部の工場には煙突を立てていますが、これは修理中の駆逐艦春雨の写真を参考にしました。


艦尾後方には魚雷積込み用クレーンを設置。近くには53cm魚雷を置きました。

クレーンは呉に残っているものを参考にしましたが、サイズが分からないのでテキトーです(笑)


ジオラマ製作では、細かい考証は極力気にしないようにして、いかに楽しく作るかに重点を置きました。よって工場の形状、岸壁の各種施設の配置、置かれている資材の種類や場所などは全て架空ですし、帰港したフネに家族が近付けるはずもないと思っています。

それでも再会する乗組員と家族の気持ちや、その脇でフネの整備などに黙々と当たる水兵などの様子が少しでも伝わればいいなと思います。
普段よりかなり手を抜いて作ったのでクオリティは低いですが、楽しんでもらえたでしょうか。

さて、もういい加減第19号輸送艦(捕鯨母船)製作を再開しなきゃ。
Posted at 2024/06/27 20:17:16 | コメント(3) | 艦船模型 | 趣味
2024年06月16日 イイね!

伊370潜水艦の製作・完成

先日、北海道旅行に1週間行っていたことなどから捕鯨母船・第19号輸送艦の製作はほぼ完全ストップ。実はその背景にモチベーションキープが難しかったこともあります。輸送艦は完成後にF様へ引き渡す予定であることから極力妥協を排して作ることとなり、そのプレッシャーはなかなかのものなのです(汗)

ということで少し気休めに伊370潜水艦を作ります(笑)
キットはハセガワ製品をメルカリで格安で購入。
しかし実物は少々ひどい状態でした。



ところどころに接着剤のはみ出し跡が残っており、パーツは手でもぎ取ったような形跡も見られます。

ということで、工作に移ります。
船体より艦底板のほうが大きいので一部を削ってやる必要があります。


甲板上には様々なモールドが施されていますが、雑に開けられた穴を塞ぐことも兼ねて、モールドをすべて削り落とし木甲板モールドなどをデザインナイフで引き直します。


いよいよ艦の作り込みに入りますが、伊370他の丁型潜水艦は手元に図面もなく、写真も以下の5枚しか見当たりませんでした。






この他、こがしゅうと氏の書籍に掲載されたイラストも参考にします。
それらを参考にした艦首付近のディテール工作はこちら↓


同様に艦尾付近もディテールアップしました。


艦橋は比較的鮮明な写真があるので、それを参考にしながら工作しました。
キットの艦橋は断面が六角形のようになっていますが、実艦はステルス性向上のため下向き台形が2つ重なったような断面なので、デザインナイフなどで形状の修正を行います。
潜望鏡のうち1本は艦橋左舷側にめり込むような形での設置なので、そのように表現しました。
その他、ディテールを入れたのがこちら↓


その後、墨入れ塗料を使って全体にウェザリングを入れて完成。





キットには回天がセットされていますが、十死零生の兵器は載せない主義なのでオミットしています。
さて、艦はこれで閑静なので、引き続き簡易ジオラマ化します
Posted at 2024/06/16 11:00:24 | コメント(3) | 艦船模型 | 趣味
2024年05月19日 イイね!

第19号輸送艦(捕鯨母船)の製作(煙突などの製作)

このところ仕事がそこそこ忙しくて家に帰るとグッタリという日々が続いているので、製作はあまり進んでいません。

前回は艦橋を設置したまででしたが、その後ろに機銃台と後マストを設置しました。

いずれも19号のディテールの分かる写真などがないため、9号の資料を参考にしました。

次に煙突の製作。これもディテールは9号ベースが基本となります。キットのパーツは煙突本体とその下部にある排気筒が一体成形されているので、両者を切り離します。


図面を見ると後部煙突基部の形状が異なるのでその部分をプラ棒で作り直して置き換えます。


先ほど切り離した煙突した排気筒の形を整えて再利用しようかと思いましたが、形状を9号写真で確認すると…

エッジが鋭角となっているのでプラバンで作り直します。
更に煙突後ろの機銃台とその下にある排気筒もプラバンでスクラッチ。


ここで注目したのは煙突下排気筒の前両側に立っている吸気筒の形状です。19号の写真を見ると↓のような形状をしています。


9号の写真でも同様の形状が確認できます。


この点は以前に第9号を制作した際に気づかなかった部分でした。
よって下半分を0.8mm角棒、上半分をキットパーツを整形して作りました。

捕鯨母船時代の19号は後部甲板の運搬軌条を撤去していました。甲板にはその跡のラインが入っているので、0.1mmチゼルで線を彫りました。


その後煙突などを船体へ設置した状態がこちら。


煙突のジャッキステーはほぐしたリード線を使っています。

後部機銃台の少し後ろにある排気筒は、前後に長い形をしておりキットパーツは使えないので、プラ板等で自作しました。


その後こちらの19号の写真を参考に、細かな艤装を行いました。



デリックブームやウインチを設置すると軍所属時代の第19号の姿がだいぶ見えてきます。その後は捕鯨母船時代の艤装である両舷のフェンダーなどを設置する予定。
まだまだ先は長い…
Posted at 2024/05/19 16:08:09 | コメント(2) | 艦船模型 | 趣味
2024年05月04日 イイね!

第19号輸送艦(捕鯨母船)の製作(艦橋の製作その2)

艦橋窓枠が中華帝国から届くまでしばらく時間がありますが、その間に窓枠以外を完成させます。
艦橋トップの防空指揮所両側は単装機銃座がありますが、後期建造艦は前期のそれに比べて広いスペースが確保されています。




3枚目画像の復員局資料にあるように、機銃座は艦の幅いっぱいまであり、鋼製ブルワークを備えています。
これらの写真の中で注目したのは19号のこちら↓


下段の銃座は平面が台形になっていますが、上段の銃座はどうやら複雑なライン構成の様子。青い線は上下がほぼ平行になっていますが、赤・緑と黄色は平行ではありません。
他艦の写真では上下とも台形に見えるものもあるので、19号だけ形状が違うというのは不自然。果たしてこれは目の錯覚なのか…。
暫く悩んだ挙げ句、赤・緑と黄色は平行ではないと結論付け、このように作ってみました。


その後、機銃座ブルワークと弾薬箱を設置。弾薬箱は撤去された可能性もありますが、物入れなどに使えるので残されたことにしました。


捕鯨母船時代の第19号の特徴の一つに、探照灯が艦橋トップに移設された点があります。これは捕鯨母船時代や引渡し前の写真で確認できます。



ここでその移設時期を検討します。
というのは、F様からの希望として「探照灯移設後の状態を再現してほしい」というものがあるので、移設時期を特定することでジオラマの場面をより具体的に特定できるからです。

F様より頂いている文献資料を読み込みます。
1つ目は19号の副長・細谷氏の日記です。これによると昭和20年12月1日に艦をドックに移動させ翌2日より改装を開始し、7日には「大体に於いて工事の見通しつき」とあり、19日に全艦塗装を開始し「工事どうやら完成」、25日に「外舷塗装終了」とあり、大掛かりな工事は最初の6日間で終えているようです。しかしながらこの記載の中には探照灯について触れた部分はありません。
このあと操業中の3月12日に「サーチライトにより本船位置を知らす。仰角40°位になすを要すべし。」とあります。
40°とする必要性が、遠くから本船の位置を認識できるようにするためのものなのか、40°以下では探照灯の光線が外へ向かないということなのか不明です。というのも、元々の探照灯位置は中央機銃台の真ん中ですが、復員船時代にその両側=三連装機銃の跡に木造建屋が作られており、その状態で探照灯を水平に照射すると建屋に光線が当たってしまうのです。いずれにせよ先程の表記だけでは位置特定に至りません。

次が3月26日で「探照灯にて海面照射せる」とあります。この時は捕鯨船が19号に近づいて捕獲した鯨を19号へ引き渡す場面なので、かなり近い場所を照らしていると考えられます。その場合、中央機銃台に探照灯があると艦の近くは照らすことができないため、この時点では既に艦橋トップに移設されていたと考えるのが自然と思われます。
ただ、探照灯の光量で至近距離を照らすと明るすぎるのではないかという気もするので、実際は探照灯ではなく作業灯だった可能性も否定できません。

3月23日には「本艦型輸送艦の母船改装案作成、上伸するに決す。」「今回装備せる諸施設をそのままにし、更に一部改造して使用せば」とあります。
これは今後、他の一等輸送艦を捕鯨母船に改装する際のポイントをまとめたものと思われますが、今回装備はそのままということなので、この時点で探照灯は艦橋トップに移設されており、その運用実績も蓄積されていたものと考えられます。

そして操業終了間近の4月18日には「探照灯を時間一杯使用す。探照灯を指揮所に移動、本操業中極めて有効に使用し得たり。」とあります。
この「本操業中」という表現を、「操業中に移動させてから」と読むのか「操業前の改装時からずっと」と読むのかはっきりしません。

別資料として雑誌「キング」に掲載された作家梶野悳三氏による「小笠原捕鯨記」も確認しましたが、こちらには探照灯にかかる記載は見当たりませんでした。
また「船の科学」1989年7月号及び8月号に「鯨船物語」と題する記事がありますが、小笠原捕鯨についての記載はありませんでした。

改めて19号の画像を眺めていると、復員船時代のものがこのようになっています。

19号の復員従事は昭和20年10~11月と21年6月~12月の2期あり、その間に小笠原捕鯨の1回目操業が、昭和22年3月以降に2回目の操業が行われています。↑の画像では艦橋後部に22号電探が見られますが、1回目操業期間中に破壊されてしまったので、この画像は1回目操業前の撮影と断定できます。
そして先ほど上げた捕鯨母船時代や引渡し前の艦橋シルエットと酷似しています。
これは…と思ってF様へお尋ねしたところ、次のような返答がありました。
武装解除時の引渡し目録には、測距儀は「兵器」であるとして撤去された(↓画像でうっすら赤線で抹消してある)こと


復員船時代の↓の写真では艦橋トップに何もないこと


捕鯨出港時の写真に探照灯らしきものが写っていること


これらに基づき、捕鯨母船改装時でなく小笠原捕鯨に出港後、操業中に移設したのではないか、とのことでした。

一方で私の推測は以下のとおりです。
・武装解除後の引渡時に艦橋トップの測距儀撤去
・復員船改装時に中央機銃台に木造建屋を設置し、同時に探照灯を艦橋へ移設(建屋中央では探照灯の機能が果たせないため)
・探照灯移設はかなり大変(探照灯の重量は約1t)だったと思われ、操業期間中に移設したならその記載が日記等にあるはずだが、それが見られない
この推論の場合、捕鯨出港時の写真に写っている探照灯らしきものとの矛盾が生じます。
F様の推論の場合、1回目復員船改装時の艦橋トップの物体の説明が付きません。
うーむ、どちらと考えるべきか…

何日か悩みましたが、私の推論根拠の一つである1回目復員船改装時に写っている艦橋トップの物体が探照灯であるという根拠がないことから、F様の推論どおり操業中に移設したものとしたいと思います。
この場合、移設方法は2つ。
①デリックのけんか巻きで艦橋後ろ右舷に下ろす→艦首甲板に滑車を設置し海側に展開した右舷デリックとの間にワイヤーを張り、探照灯を艦首へ移動→艦橋後部デリック2本を目一杯艦首方向に向け、艦首滑車との3点でワイヤーを支持して探照灯を艦橋トップへ
②鯨肉運搬船(播州丸、新生丸等)の接舷時に、同船の大型デリックを使用して移動

作業の簡便さからすれば②ですが、①は19号単艦で出来るメリットがあります。
いずれにせよ操業前半は探照灯移設前なので、ジオラマの場面は操業中盤以降ということにすべきでしょう。

なお、以前に第9号を作った際、探照灯サイズを90cmと推定しましたが、図面には75mと書かれています。また先程上げた引渡し目録には70cmとあります。

75cmは駆逐艦などの小艦艇に搭載されていますが、70cmというのは見たことがありません。1/700では5cmの違いは0.1mm以下となるので無視することとします(笑)
キットのパーツは直径が1.5mmくらいなので、ウォーターラインシリーズの小艦艇用パーツセットの60cm探照灯を使います。
長い長い考証を経て出来たのがこちら↓



はー疲れた(笑)
Posted at 2024/05/04 21:18:01 | コメント(3) | 艦船模型 | 趣味

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「視力問題 さらにその後 http://cvw.jp/b/488285/48565005/
何シテル?   07/26 20:58
模型工作とキャンプが大好きなヘタレをやぢです。 私がフォローする方には2種類あります。 一つは「以前からのみん友さん」 もう一つは「ちょっと興味を持っ...
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