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ザクとは違うのブログ一覧

2024年06月07日 イイね!

人生最後?の北海道旅行(その6)

次の日は札幌市内の美香保公園へ。
ここには旧日本軍の高角砲台座跡が残っています。


すぐ近くにある小高く盛られた土山の下には撤去出来なかった台座跡がいくつもあるそうです。わざわざ埋めなくてもいいのに…。

その後は小樽へ。
Yさんから「小樽のかま栄がオススメです」と聞いたのでそちらへ向かいます。
お店はなかなかの大きさで、駐車場は大型バス用が別に用意されているほどの人気ぶり。もちろん普通車用は長い列が出来ていましたし、店内も人でごった返しており、レジ待ちも40~50人くらい並んでました。
(写真撮り忘れました^_^;)

その後再び札幌に戻り、みん友のdie mrさん(通称・兄貴)宅へ。彼は私がみんカラを始めた当初からの友達なので、もう10何年の付き合い。スーパーガンプラモデラーで、過去にはGBWCのファイナリストも経験してます。



近年は3Dプリンターにどハマりしていて、対象はガンプラに限らず、キーホルダーやルアー、果ては自分の心臓まで印刷してます(笑)現在はプリンター4台体制で何でも出来ちゃいます。


兄貴「もうキットなんて買う必要ないね。プラモメーカーもこれからはデータを売る時代になるんじゃね?」
確かにそうかも。
私も先日の静岡ホビーショーで興味を持ちましたが、ここまでのスピードで安定して出力出来るようになるまでにはかなりの時間を掛けて努力する必要があるそうです。うーむ、自分に出来るかなー^_^;
そんな会話をうだうだとした後、ちょっとお高めの寿司屋へ。お店では「どこそこで捕れたなになにという魚」という触れ込みの品がたーくさん!
そこでも兄貴のタブレットを見ながら模型談義は続きました。
兄貴「NOMO研とかは基本だよね」
ザク違「最近の若いモデラーはどうやって勉強してるんだろねー」
などなど、話題に事欠きません。
そうこうしているうちに帰りのフェリーの受付時間が迫ってきたので、已むなく出発。

と、ここでトラブル発生。
兄貴宅の出発が少し遅れたので、苫小牧港まで高速を飛ばしたのですが、行き先を間違って西港へ行ってしまいました。西港に着いたのが乗船手続き期限の10分前!
西港から東港まで車で35分かかる?
ザク違「間に合えーーーっ!!!」

大慌てで東港へ向かい、漸く到着!
すると期限を過ぎていたものの割りと普通に手続き完了。
いやー、一時は本当に乗り遅れるかと思いましたし、東へ向かっている間、乗れなかったらどつしようかをずっと考え続けていました。
やーれやれ、全身汗びっしょりになりました^_^;
この時点での走行距離と燃費はこちら↓


そんなこんなで無事乗船(22時30分出港)しましたが、暫くは興奮状態で寝つけませんでした^_^;
翌日20時30分に敦賀へ到着し、高速を走って自宅へ到着。無事7日間のロングドライブは無事終了しました。

【旅行を振り返って】
トータル走行距離と燃費はこちら。

満タンスタートで途中25l入れましたが、結論からすると15l(総計55l)でも良かったかもしれません。
兄貴宅から東港まででかなり燃費が落ちましたが、それでもHONDAハイブリッドの力を存分に見せつけてもらいました。やれば出来るじゃん、HONDA(^ ^)

道内の道路はほぼフラットな直線で、信号もほとんどなく、両側に広がる景色も広大な牧草地が広がる向こうに山々が連なっているという開放感溢れたもので、大変快適なドライブが楽しめました。


似たような景色は長野県でも見られますが、やはりスケール感が違いますね。欲を言えば時々そうした道を走りたいものです。
道が直線なのは開拓当初にスクエアな区画を作るために直線道路を引いたためと思われ、その意味ではドライブで北海道の歴史を感じることが出来ます。

あちこちで見られる景色は、本州とは桁違いのスケール感で、自然の偉大さと人間のちっぽけさを存分に感じさせてくれます。今回見て回った場所の中ではオンネトーと神居古潭が特に良かったですが、いずれも厳粛な神々しさを感じました。これも自然の偉大さなのかもしれません。

Yさんやdie兄貴に会えたのは本当に良かったです。お2人とは長い付き合いになりそうなので、関係は大事にしていきたいですね。普段はLINEなどでのやり取りとなりますが、直接会って会話するのはやはり有意義さが違います。

一方で、どこからどんな動物が道に飛び出してくるか分からないという恐れや、エキノコックスの恐ろしさ(潜伏期間が数年から10年と長く、しかも治療は患部の切除しかない)を考えると、そうした環境での生活はなかなか大変そうだと感じます。

ブログタイトルは「人生最後?」と付けましたが、機会があればまた行きたいな~。
そのための時間とお金が欲しいです(笑)


今回の1週間旅行のフォトアルバムはこちら
その1
その2
その3
その4
その5
Posted at 2024/06/07 21:34:11 | コメント(2) | キャンプ&温泉 | 旅行/地域
2024年06月07日 イイね!

人生最後?の北海道旅行(その5)

この日も6時に出発し「幌舞駅」へ。
こちらは元々はちゃんとした駅でしたが、映画「鉄道員」のロケに使われたことで有名になりました。映画は見てませんが(爆)



観光客はいませんでしたが、独特の風情がありますね。なぜか昭和な佇まいに惹かれます(^ ^)

次に行ったのは深山展望台。



見事な景色を楽しめました♪

そして昨日に引き続き、牛乳探索。
改めて調べ直すと、旭川の手前に1箇所発見!

新鮮な牛乳とプレーンヨーグルト、各220円也。

いずれもめっちゃ美味しかったです!
出来れば牛乳をお腹いっぱい飲みたかったですね(笑)

次に行ったのは神居古潭。「神のいる場所」という意味だそうです。がっしりと作られた吊り橋を渡った先には小さな駅の跡があります。





流れる川が大きく蛇行していてアイヌの船頭にとって難所だったため、「魔神がいる」とされてきました。つまり「神」とは魔神のことです。
その魔人がある時アイヌ人を根絶やしにしようと準備していたところ、熊が邪魔しようとし、そこへアイヌの神が現れて魔人を倒したという伝承があります。
当時はアイヌ人と熊が仲良しだったんですね。

次は滝川市にあるスカイミュージアム。
ここにはグライダーが置いてあるとのことなので、物珍しさで見に行きました。



更にここには長大な滑走路があり、実際にグライダーの離着陸が行われています。ちょうど離陸場面に遭遇しました。


着陸も見ましたが極めて短距離、僅か数十mくらいでふわっと降りてました。
こういう姿を見ていると、自分も飛んでみたくなっちゃいます。綺麗な青空の下で自由に飛び回るのは楽しいだろうなぁ(*´ω`*)

今回の旅で見てみたかった動物は、エゾシカ、キタキツネ、そしてエゾリスです。シカとキツネは見たので、あとはリス。それが見られるというのが浦臼神社だそうなので、行ってみました。


長い階段の先に立派な本殿があり、その周囲が原生林のようになっています。

恐らくこの何処かに居るのだろうと目を凝らしてあちこち探してみましたが…
見つかりませんでしたorz
運が良くても3時間で数回程度遭遇する頻度だそうなので、まぁ仕方ないかな(笑)
次の予定まで少し時間があるので神社の向かいにある道の駅つるぬまで温泉に浸かって身を清め、更に岩見沢市にある北村中央公園でデイキャンプしました。
キャンプ場は市街地から比較的近く、天候も良かったので家族連れなどでいーっぱい。

隙間を見つけてソロテントをどうにか設営し、紅茶を作ってまったり読書を楽しみました。

とあるお姉ちゃんは3歳くらいの子を見つけて「私、この子と遊んであげる!」と言っていたり若いお母さんが2歳くらいの子を抱っこして高い場所に上げてあげてたりなど、ほっこりする場面が次々見られました。
これまで人の全くいない環境ばかりを好んでキャンプしてきましたが、こうして目の前で小さな子どもが遊んでいる姿を見ながらというのも、たまにはいいですね(*´ω`*)

そしてこの計画のきっかけとなった艦船モデラー友達(Yさん)宅へ。
Yさんとはとあるサイトで偶然知り合いましたが、これまでずっとリアルな艦船モデラー友達がいなかったという共通点があり、LINEでの情報交換などを日常的にする仲になりました。
そこでしばしば出るのは
「酒飲みながらお互いの作品を見せ合いっこしたいですねー」
というフレーズ。特にYさんはSNSなどネット上にも作品を上げていないし、何故か大都市札幌では作品を自由に持ち込める模型展示会がなかなかないので、実作品を誰かに見てもらう機会が全くないのだそうです。
私は最近になっていくつかの展示会に出すようになりましたが、模型サークルに入っていないとそういう機会に恵まれづらいですね。
てなわけで、到着直後からお互いの作品の紹介開始!と思ったのですが、その後すぐに夕飯を食べに出掛けました。メニューはジンギスカン!北海道のソウルフードです。


↑の丸い薄切りは「円盤」と呼ばれるもので、スーパーなどでも普通に置いあるそうです。私は初めて見ましたが^_^;

そこでの会話は模型談義のみならず、日本社会についてや北海道での生活など多岐にわたって閉店間際まで盛り上がり、更にご自宅に戻ってから二次会。そこで改めてYさんの作品をじっくり拝見しました。


Yさんはエッチングパーツの取扱いが非常に上手く、接着跡が全く分からないほどきれいに仕上げる技術を持っていました。
更には雑誌の艦船模型スペシャルやネイビーヤードなどから常に最新の工作方法などを勉強しているそうで、「ここはどのように作ったんですか?」と尋ねると、情報源のページをすっと取り出して「このようにやりました」とさらっと答えてくれます。やはりひとかどのモデラーは普段からの努力の積み重ねが違いますね(^ ^)
調子に乗って飲みすぎたため、翌朝は少し頭痛がしました^_^;

その6へ続く。
Posted at 2024/06/07 21:12:03 | コメント(2) | キャンプ&温泉 | 旅行/地域
2024年06月07日 イイね!

人生最後?の北海道旅行(その4)

この日も6時に出発し、阿寒湖近くにあるアイヌコタンへ。




到着時間が早すぎたのでお店は開いていませんでしたが、お店の間にアイヌの祭壇が祀られていたり、木彫りの人形が店頭に飾られているなどアイヌ民族の生活をほんの少しだけ垣間見たような気がします。
とはいえ現在は純粋なアイヌ人は殆ど居らず、2世3世となっているのでしょうね…。
阿寒湖からは雄阿寒岳がきれいに見えました。



次の場所への道中、反対車線にシカが倒れていました。その後、車線の左側にシカが2頭こちらを見ていました。
こういう場面に遭遇するとやはり注意して運転すべきだなと実感。
前後を走る車がなく、両側にガードレールなどがない場所では時々クラクションを鳴らしながら慎重に走りました。
ちなみに道内で見たシカ注意の標識は、シカ1頭、シカ4頭、シカ親子の3種類ありました。

そして阿寒湖の西にあるオンネトー。



ここも時間が早かったので、この静かで神々しい景色を独り占め♪
天気にも恵まれたので雌阿寒岳と阿寒富士もくっきり見えました。
似た情景に長野県の御射鹿池があります。何年か前に訪れましたが、個人的にはあまり感動がなく、むしろオンネトーの方に神々しさを感じました。

更に西へ進んで十勝ネイチャーランドへ。
ここでは気球に乗れるということで、行程検討時からすごく楽しみにしてきました。
しかしっ!
到着直前によくよく調べ直すと気球に乗れるのは早朝のみとのこと。遅かったorz
急遽別の観光地をチェックし、「幸福駅」を見学してきました。


「幸福」というフレーズは昔からある地名などではなく、元々の地名の幸震という地に福井県から人が移り住んだということで、両者から1文字ずつ取って幸福という名前を付けたのだそうです。
今日の日付や自分の誕生日などを印字したキップを作ってもらえますが、恥ずかしいのでスルー^_^;

道中、道路脇に「牛乳」の看板を見かけました。牧場で作った牛乳を現地で販売しているようです。
これを見た瞬間、猛烈に牛乳が飲みたくなったので早速そういう牧場を探索。
しかし、数箇所を回ってみましたがいずれも「ここでは売ってません」と。牧場内には殺菌施設などがなく食品衛生法をクリア出来ないということかもしれません。
残念…

観光地をもう少しあちこち見て回ろうかとも思いましたが、長旅の疲れが出つつあると感じたので、キャンプ場に向かいました。この日は狩勝高原キャンプ場。公営で無料です。

残念だったのは若い男女4人組が真夜中までバカ騒ぎを続けていたこと。無料キャンプ場あるあるですが、未だにこんな連中いるんですね。何時まで経っても終わらないので、警察を呼びました。連行もお願いしましたが、どうなったのやら…。

この日までの走行距離と燃費は↓


その5に続く
Posted at 2024/06/07 20:14:47 | コメント(1) | キャンプ&温泉 | 旅行/地域
2024年06月07日 イイね!

人生最後?の北海道旅行(その3)

この日は北海道上陸後、初めて青空が見えました。
日の出は5時前なので5時半頃起床、早速出発して向かったのはハルニレの木。


だだっ広い草原の中にぽつんと立っています。
この木は2本の木が1本のようにくっついて立っていることから、夫婦円満を表すものとされているとのこと。ハモン様と一緒に来ればよかったかな(^ ^)


そしてここから東へ100km以上のロングドライブ(その道中、GoogleMAPさんから「82km先を右折です」と言われて爆笑!)で到着したのは、厚岸町にある愛冠岬。






時間が早かったこともあり、誰もいません。
モニュメントの近くにはたくさんのシカさんがいます。
シカは臆病ですぐ逃げていってしまうので、少しずつ近付いては止まっての繰り返しで距離を詰めます。
それでも5mくらいまでが限界。
驚かさずに撮影することが出来ました。
近くの木陰にもシカさんがいました。可愛い…


更に東へ走るとあやめヶ原 原生花園があります。

タイミングが良ければ一面にあやめの花が咲き誇る景色が見られたのですが…
しかしここではそれに勝るとも劣らない絶景が見られます。それがこちら。



ここも私以外に誰もおらず、この絶景をまたもや独り占め!
天気が良かったこともあって、素晴らしく良い気分になりました。

この前後にみん友のdie mrさんから連絡が。
die兄貴「厚岸に行くなら野呂田商店がオススメ♪」
よし、行ってみるか。

店内に入ると新鮮な魚介類がたくさん並んでました。兄貴のお陰で夕飯の食材をゲット!

そして向かったのは釧路湿原。
まずは東側にある細岡展望台です。



「雄大」「壮大」「広大」「悠久」…適切に表現する言葉が見当たらないほどの迫力に圧倒されました。
展望台から少し降りた所には小さな駅があります。

時刻表を見ると、ものすごく少ない運行本数。

しかしたまたま数分後に列車が来てくれました!


予期せぬ偶然で良い写真が撮れました♪

更に西へ移動し釧路市湿原展望台へ。
こちらは一周1時間程度で歩ける散歩コースが設定されており、その途中にあるサテライト展望台からの見晴らしが良いとのこと。早速歩いてみました。
道中は木材による通路が作られており、歩きやすいです。
15分ほど行くと展望台に到着。



ここもまた素晴らしい景色です。
湿原展望台の建物の屋上にも有料の展望施設があるようですが、そこに登った人によるとこちらの方が見晴らしが良いそうです。
釧路湿原を東西2箇所から眺めましたが、個人的には蛇行する釧路川が見られる細岡展望台がお気に入りです。

この日の行程はこれで終了し、キャンプ場に向かいます。場所は阿寒丹頂の里 自然休養村 野営場。
道の駅のすぐ裏手にあり、駅内には温泉もあるので何かと便利な立地。
しかもこの日は完ソロだったので、池の前の最高の場所にテントを立て、まったり(*´ω`*)

夕飯1品目は野呂田で買った天ぷらカマボコ。

これ、激ウマです!
お店でも人気商品だそうなので、買って良かったです!愛知県にも出荷してくれないかなー(^ ^)

次は真たらホルモンのキムチ漬け。

コリコリとした食感が焼酎に合います。美味。
もうひと品はアサリ。

調味料がないので茹でただけですが、それでも磯の香りがして美味しかったです!
いやー、やっぱり現地モノで食べるキャンめしっていいですね~(*´ω`*)
いいお店を紹介してくれたdie兄貴に感謝!

ちなみにここまでの距離と燃費は↓


その4に続く。
Posted at 2024/06/07 20:03:36 | コメント(3) | キャンプ&温泉 | 旅行/地域
2024年06月06日 イイね!

人生最後?の北海道旅行(その2)

車中泊ポイントは日高のサラブレッド駐車場。
小さな場所ですが、眼下に馬牧場が広がっていてきれいなところです。



そこから30分ほど走るとシベチャリチャシがあります。ここはアイヌの指導者・シャクシャインの最後の地であり、小高い山の上に作られた山城です。


敷地内には大きな像も建てられていました。

和人とアイヌ人は古くから交易がありましたが、その条件は和人側に有利なものだったためアイヌ側に不満が出ました。そして争いを起こしたのが「シャクシャインの乱」です。乱は和人によるシャクシャインの謀殺で幕を閉じました。
悲しい歴史ですね。

次に訪れたのはエンルム岬。



たまたま天候が優れず、絶景が堪能できたという訳ではありませんし、決して有名な観光地ではありませんが、晴天時に訪れたならばきっと大きな感動が得られたであろうことが想像に難くない場所です。

恐らく北海道にはこうした場所が無数にあるのではないかと思います。そのひとつが次に訪れた日高耶馬渓。





決して目立たない観光地ですが、大変見事な景色を存分に堪能出来ました。ろくに調べもせずに立ち寄った場所がこんな素晴らしいとは、北海道の懐の深さを感じます。

次は襟裳岬。
実は学生の頃の北海道旅行では襟裳岬方面にだけは来ていなかったので、今回の旅行で北海道全土ローリングが達成されます。
到着時は一面に霧が出ていて「まぁ仕方ないかな」と思いつつ、お土産屋を見ているうちに少しづつ晴れてきました。
そして岬の先端に着くと…



奇跡的に見事な景色が目の前に!
この辺りは暖流と寒流がぶつかるエリアのため霧が出やすいそうなので、本当にラッキーでした(^ ^)

そしてお次は大樹町。
ここの海岸には旧日本軍が構築したトーチカがいくつも残っています。



銃眼は横に向けてあり、上陸してきた連合軍を横から狙い撃つ構造です。砂浜に作られているため長年の潮の干満により傾いていますが、基本的な構造はまだ保たれています。
外壁の一部は欠けていました。

壁内には石が大量に入っており、コンクリートの質の悪さ=資材不足を実感させます。
そのうちの1つは中に入れました。

砂で埋まっていますが、面積は非常に狭く、数名が入れる程度。

既に戦後約80年が経過し、当時を知る人は極めて少数となりました。本当ならそうした方々から話を聞くと最もリアルな現実を知ることが出来ますが、それが難しくなったなら、こうした戦争遺産に語らせるのが良いと考えます。
ドイツでは通りのあちこちに「当時ここではこんなことがあった」という説明板とともに当時の遺産が保存されているそうです。日本も同様の努力をしていくべきではないでしょうか。

そのすぐ近くの民間ロケット発射場を訪ねます。
その前にホリエモンロケット会社のインターステラテクノロジーズ本社を発見。

この斜向かいには工場建物もありましたが、いずれも決して大きな建物ではありません。少数精鋭の会社なのでしょう。
そこから少し離れた場所にこんな所が。

滑走路?
敷地内には小さな見学施設があるので入ってみました。管理人は横山さんという方が1人だけ。
横山さん「ここを訪れる方は、堀江さんのロケットを知って来たという方が多いですね」
という説明から始まり、実際にここで打ち上げられたロケットの実物(海で回収されたもの)の展示説明や、この施設が単なるロケット発射場でなく、1000mの滑走路を持ったJAXAの試験施設であり、日本版スペースシャトルの着陸実験、飛行船や気球による生物採集、はやぶさのターゲットマーカーの機能試験などが行われたなどの説明を受けました。
発射場はここから少し離れた場所にあるそうです。
意外だったのは、ここがホリエモンロケット会社の資産ではなく、大樹町が中心になって企業などと共に立ち上げた会社の持ち物であり、民間ロケット会社、大学等の研究機関やJAXAがここを借りて各種試験やロケット打ち上げを行っているということ。やはり先程見たような小さな会社ではロケットエンジンの燃焼試験施設などを含むこの施設全体を管理するにはお金も手間もかかり過ぎますね。
ロケット発射需要増を見込んで、全体の拡張も進められています。

またインターステラの新型ロケットも来年度完成を目指して作業が進められているそうです。楽しみですね~♪


横山さんによくよく話を聞くと実はJAXA出身者と分かりました!
更に突っ込んで聞いてみると、JAXAができる前の航空宇宙技術研究所(NAL)の企画室所属だったそうです。企画室は新たな技術開発や研究をするためのお金を国などからもらえるよう交渉する役割。なのでエンジニアの方々とも仲が良かったそうです。
NAL退職後は各務原航空宇宙博物館に招かれたそうで、同博物館の航空機関係の展示は横山さんが全て企画したとのこと。この施設に貼り出されているこちらの系統図↓は横山さんが作ったのだそうです。



これだけの膨大なデータの整理を僅か3ヶ月で成し遂げたと聞き、大変驚きました。
以前「飛鳥」という短距離離着陸機があったのをご記憶でしょうか。あれはNALの研究ですが、結局ニーズがなくなって頓挫。するとマスコミが「税金の無駄遣いだ!」などと騒ぎ立てました。しかし1つの機体が頓挫したからと言ってそれまでの研究成果まで全て無駄になる訳ではありません。そこでの成果は必ず次に繋がる。それを繰り返してきたのが技術開発の歴史です。僅かな現象のみをつまみ上げて安易な批判を展開するのは慎みたいものです。

そんな会話を2時間ほど楽しみ、漸くこの日の行程を終了。
近くにある晩成温泉キャンプ場へ移動します。
こちらはキャンプ+入湯料で1000円。
海を見ながら今日の汗を流し、美味いツマミと共に酒を喰らう。
と…

キタキツネが挨拶に来てくれました。
慌てていてフラッシュがたけなかったので、心眼でご覧下さい(うーっすら写ってます)。

ということでその3に続く。
Posted at 2024/06/06 22:00:15 | コメント(2) | キャンプ&温泉 | 旅行/地域

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「重巡鳥海の製作(艦橋の工作その3・リノリウム押さえの施工) http://cvw.jp/b/488285/48743067/
何シテル?   11/02 11:41
模型工作とキャンプが大好きなヘタレをやぢです。 私がフォローする方には2種類あります。 一つは「以前からのみん友さん」 もう一つは「ちょっと興味を持っ...
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