約2年ちょっとぶりでしょうか。
月曜休みを生かしての、久しぶりの京都ドライブ。
今回の訪問場所は、北野天満宮と源光庵です。
北野天満宮といえば学問の神様。
そういえば来年は長女が高校受験。
ついでにお守りでも買っていくか。
と、そこでふと思ったのですが、お守りのご利益っていつまで?
ググリました。
どうやら基本は暦年の1年間(1~12月)のようですが、受験等に関してはその結果が出るまで、などの考え方があるようです。
なんだか都合がいいですね(^_^;)
ちょっと胡散臭い気がしたので、あえてお守りは買わず、合格祈願の学業鉛筆(6本入り)を買ってきました。
さて、今時期の北野天満宮と言えば梅。
苑内に設けられた2箇所の梅園は見事な満開でした。
愛機K-30で撮った画像をいくつか。
そして今回の私のお気に入りの一枚。

もう少し絞りを開けたほうがよかったですね(^^ゞ
実は北野天満宮、「宝刀展」なるものを開催していました。
せっかくなので300円を払って入ってみると、中には若い女の子がいっぱい!
どうやら「刀剣乱舞」(通称とうらぶ)ファンのようです。
私のような戦国野郎はほぼ皆無。
居場所がありませんでした(^_^;)
そんなこんなで少し遅めのお昼をいただき、続いて源光庵へ。
幸い、北野天満宮からほど近い距離にあります。
こちらの見どころは「血天井」と「迷いの窓・悟りの窓」。
血天井はこちらです。

画像中央あたりに足跡が確認できます。
これは関が原の合戦前に、大坂方が徳川軍の鳥居元忠守る伏見城を攻めた際、守兵の討ち死ににより床に血の跡が付いたのですが、その床を供養の意を込めて、ここ減光庵始め5箇所の寺に分けたのだそうです。
他の部分には手跡も見られ、なかなか生々しい光景でした。
もう一つの見どころは「窓」。
窓を通して見えるのはこちらの庭です。
これを見るのに一つの部屋に二つの窓が設けられており、それが「迷いの窓」「悟りの窓」。
上が迷い、下が悟りです。
4つの角で人の一生を表し、丸い形で大宇宙を表現しているのだとか。
このところ様々なことがある私の境遇では、やはり悟りの窓よりも迷いの窓のほうがしっくり来る気がしました。
平日昼間だったこともあり、室内はほぼ貸切り状態。
迷いの窓に吸い込まれるように腰を下ろし、じっとしたまま来し方行く末をぼーっと想う。
明日はどんなことが待っているのだろう。
これから自分はどうなるんだろう。
そんなことを考えたところで、何か答えが出るわけでもありませんし、何かが見えてくることもありません。
少し曇りがちで風もない穏やかな京都の日に、ただひたすら迷いの中に吸い込まれていました。
その後、もう一度悟りの窓を覗いてみましたが、なぜか心がざわつきます。
何か落ち着きません。
そして再び迷いの窓へ。
やはりしっくり来ます。
とっくに不惑に達している私には、まだまだ迷いが多いようです。
その後も微動だにせず吸い込まれていました。
ずっとずっと吸い込まれていました。
そして、再び訪れようと思いました。
このブログを読まれた皆様は、↑の画像で見る限りどちらの窓がしっくり来そうですか?
Posted at 2016/03/13 21:49:01 | |
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