今週の日月の2日間で舞鶴港と三方五湖に遊びに行ってきました。
舞鶴は我が家から最も近い軍港。
自衛艦がたくさん停泊していました。
実は近くの桟橋に行くと、目の前に停泊している自衛艦をどアップで撮影できたのですが、それに気付いたのは桟橋が閉鎖された時間の後。
残念orz
写真を撮っているとお昼を迎えたので、赤レンガ工場群を再生した建物内で海軍カレーを食しました。
港では、港内一周の遊覧船があります。
コースは二つ。
一つは自衛艦観覧コース、もう一つは引揚ゆかりのコース。
自衛艦が見たかったのですが、時間に間に合わず、引揚コースへ。
そこではこんな光景が。

これ、なんだと思いますか?
実は桟橋の柱。
太平洋戦争が終わって、シベリアなどからの引揚者が船に乗ってここ舞鶴港へ到着した、その跡です。
港いっぱいに広がる柱の群れは、当時、万感の思いを持って、この桟橋に降り立つ人と出迎える人、そして周りの景色を眺めたことでしょう。
その日の宿では窓から港を眺めつつ、1人ビールを飲みながら地元の海産物に舌鼓を打ちました。
さて2日目。
三方五湖へ移動します。
ここには「レインボーライン」なる有料道路が走っており、ワインディングドライブを楽しみます。
ちょうど11月末までの期間限定で、料金が半額になっていました。
ラッキー♪
そのルートの中ほどに、山頂公園というのがあり、そこからは5つの湖すべてが見渡せるということで、上ってみました。
するとなんということでしょう。
雨天の影響で360度真っ白。
何も見えませんorz
仕方なく、用意しておいたシングルバーナーとコーヒーのセットを取り出し、公園内の東屋でコーヒーを飲んで霧が晴れるのを待ちます。
しばらく経ってから再度覗きに行くと…

どうにか少しだけ。
でも晴れていれば絶景が望めたはずだと確信できました。
これはまた再訪しなければ!
そう心に誓った2日間でした(´▽`)
ここで少し舞鶴港についての個人的な意見。
一時期ほどで無いにせよ、艦これはまだその力を維持しています。
最近では「アズールレーン」なる艦船ブラゲーも人気だとか。
でも港周辺ではそうしたPR戦略は取っていない様子。
お土産屋さんでもそうした商品は全く扱っていませんでした。
むしろ「引揚」をテーマにしたお菓子などが多くあったことに驚きました。
恐らく引揚は当時の舞鶴として非常に重要な、そして非常に感動的なテーマだったのだろうと思います。
しかし戦後長い年数を経て、そうした実体験(引揚者及び迎える人たち)を持つ方は高齢化の一途を辿っています。
港周辺には飲食物販ともお店らしいお店はほとんどなく、市役所と公園があるだけという寂しさ。
仮に「まち起こし」という観点で考えるなら、引揚をテーマとする部分は博物館などでしっかりと残しつつ、国内に数少ない軍港としての魅力を前面に押し出した観光戦略を進めるほうが、アイデンティティが明確化するのではないでしょうか。
自衛隊も隊員確保に難儀しているようですから、積極的な協力も得られそうな気がします。
先日行った呉は、大和ミュージアムの隣に大きなショッピングセンターもあり、周辺にも軍港であることをテーマにした観光スポットが多く点在するため、短時間では回りきれないと感じました。
呉や横須賀・長崎などに比べると規模の小さな軍港ですが、ポテンシャルは十分なはず。
今後の舞鶴に期待したいと思います。
Posted at 2017/10/21 17:20:56 | |
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