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2019年01月22日 イイね!

1/2000空母天城の製作記

長きに渡ったジオラマ・ダブルヘッダーもようやく終わり、一息つきたいところ…ですが、まだまだ我が家には山盛りの罪があります。
これらを成仏させてあげないと、死んでも死にきれません(笑)

そして次のターゲットはこちら↓

1/2000空母・天城。
F-TOYSが何年か前に出した「艦船キットコレクション(FINAL・呉空襲編)」の一つです。
同シリーズは以前に戦艦山城を製作しました

この舞台も呉軍港でした。

今回もいつものようにジオラマ化の予定。
場面はこちらです。
1945年に米軍によって行われた呉大空襲により無残に転覆した姿を再現します。



天城は、ミッドウェー海戦で4隻の主力空母(赤城、加賀、蒼龍、飛龍)を失った日本海軍が、戦時急造型として建造した正規空母です。
しかし完成した頃には搭載すべき飛行機も、それらを操る搭乗員も、さらには艦を動かす重油なども底を突いていました。結果、呉軍港に繋がれたまま、空襲に晒され沈没。活躍の機会は一度も訪れませんでした。
ジオラマでは、「IF」として戦闘機・烈風や攻撃機・流星、偵察機・彩雲などを満載して、波濤を蹴立てて海原を突き進む勇壮な姿を再現しようかとも思いましたが、呉在住のみん友・ARIA-Rさんのご希望により呉で大破着底した姿を再現することにしました。

まずはキットのチェック。
そのための資料はこちら↓

特に写真日本の軍艦第3巻は大変参考になります。
これらの他、ネットで拾える実艦の画像や、1/350、1/700などで作られた模型も参考にします。

キットはフルハルバージョン(喫水線下もキット化された状態)なので、船底から工作します。

造形は良好です。2枚の舵や4本のスクリューもきちんと再現されており、好感が持てます。
ただし、ディスプレイ用台座を差し込む穴が2箇所開いているので、これらを塞ぐとともに、両サイドに走るビルジキール前後のパーティングラインを消します。
ちなみに瑞鶴以降の正規空母ではバルバス・バウ(球根状艦首)が採用されていますが、天城(雲龍型)の場合、飛龍の図面を流用しているので、ダブルカーブド・バウのままです。

次は飛行甲板。

平面形などの基本的な形状は良好なようですし、裏面についてもきちんとモールドされています。
ただし、迷彩塗装が…
いろいろ調べた範囲では、天城が実際にどのような迷彩を施していたかの資料は無いようですが、少なくともダークグレーで塗られた「目」のような形をした塗装は、エレベーターの位置を誤認させるためのものなので、実際のエレベーターの位置とは異なる場所に描かれているはず。しかしキットでは2基のエレベーターと同じ場所にそれが塗られています。これでは迷彩の意味が半減します。
また中央付近に矢印状の迷彩が施されていますが、この形状は同型艦である雲龍や葛城に見られたものです。近年発売された各メーカーのキットでも、それらの作例でも、多くの場合、雲龍などとは異なる「エ」のような形の迷彩を施しています。
ただ、これらを修正するためには、甲板全体を塗り直す必要があります。
今回は見送りかな…(^_^;)

そして乾舷上の船体。

これも基本的な形状をよく捉えています。
ただ細かいことを言えば、高角砲・機銃・噴進砲などを設置するスポンソン(ステージのようなもの)が分厚すぎ、さらにはブルワーク(スポンソンから人などが落ちないように設置した壁)が省略されています。
ここは面倒でもプラ板などで作り直すべきかな…
なお、ジオラマ化の場面は終戦後であることもあって、武装は全て撤去されています。よってキットにモールドされている武装も全て削り取ります。
同様に艦尾付近に置かれている短艇も削り取り、短艇甲板から海面に向かって伸びる舷外ラッタルを増設し、艦尾に設置された機銃スポンソン支柱のベースを艦後端に追加します。

お次は艦橋などの艤装。

艦橋は頂部の21号電探や右側の94式高射装置を別パーツにしていたり、左側面の黒板がモールドされていたり、雲龍と異なるマストの位置を正確に再現しているなど、このサイズにしては素晴らしい造形です。
制作にあたっては、マストを伸ばしランナーに替えて13号電探を設置する他、細かなディテールを追加するくらいでよさそうです。
2基の煙突に至っては、ほぼ見えないにも関わらず下向きの穴(排煙口)がきちんと再現されており、緊急排煙孔のモールドが若干オーバーな印象であるほか、特に手を入れる必要を感じません。
ちなみに3番艦・葛城では急造対応が進められた結果、煙突の断面を丸型から六角形に変更していますが、天城は丸型のままです。
4本の空中線支柱は伸ばしランナーで作り変えるつもりです。艦尾付近のクレーンは実艦の状態に合わせて設置しません。

以上が基本的な工作。
ジオラマ化の際は左舷全体が海中に埋まった状態となるので、工作は右舷中心に行います。
また爆撃跡の再現のため、煙突上部と後部エレベーター右側の飛行甲板は破損状態にします。

こうして書き出してみると、全長わずか11センチのキットに、えらく手の混んだ作業を行うことになりそう。さて、私のモチベーションはキープできるかな…
目標、年度内完成!
Posted at 2019/01/22 22:10:03 | コメント(2) | 艦船模型 | 趣味

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