今回は煙突の製作です。
煙突本体の細長い部分は2.5×1.5mmのプラ角棒のカドをヤスって作りました。
頂部のファンネルキャップは0.5mmプラバンを2枚重ねにして整形、基部の少し膨らんだ部分は厚さ1.7mmくらいで整形しました。
続いてジャッキステーを取り付けます。

まずは紙に煙突の角度とジャッキステー取り付け位置を書きます。(画像左)
その上に製作した煙突を乗せ、ジャッキステーの位置にカッターで線を入れます。
その線の上にほぐしたリード線を一本ずつ貼り付けていきます。
しかしこの方法ではリード線を真っ直ぐに貼り付けるのが予想以上に難しいと分かったので、極細伸ばしランナーで再チャレンジすることにしました。
画像右の上2本はリード線、下2本が伸ばしランナーです。
結局伸ばしランナーのほうが施工しやすかったので、そちらを採用。
こうしてできたのがこちら↓

一番左に写っているキットの煙突は断面がほぼ円形ですが、実物は縦長の円形をしています。
次は煙突前後に設置される吸気筒の製作です。
缶室及び機械室へつながる吸気筒は大型4本、小型4本の計8本あります。
まずは大型のものから作りますが、詳細な構造を示す写真が乏しいため、図面に頼ることとしました。
その際、カドが鋭角なのか丸くなっているのかが気になり、手元にある限りの写真を何度も眺めました。
すると、こちらを発見↓

梨(橘型)から改造された護衛艦わかばです。
第二煙突の向こう側にちらっとだけ吸気筒が見え、カドは丸めてあることが分かります。
小型の4本についてはその形状が艦ごとに異なるようです。
こちらは槇。
こちらは樅です。
槇は先端が丸まっており、槇は角張っています。
竹がどちらのタイプなのか判別できる写真がありませんが、図面では槇と同じ形をしていること、竹と同じ横須賀で建造された樅は四角いものを設置していることの2点から、角張った形で作ることにしました。
こちらが制作した吸気筒。
松型は工事の簡易化を目指したことが特徴のひとつですが、大型吸気筒は4つとも異なるサイズと形状であることが意外でした。
Posted at 2020/03/28 17:33:46 | |
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