週刊「龍田改二」、今回はあまり進んでいません。
このところ日祝の出勤が何度かあったり、平日夜もなんとなくモチベーションが上がらなかったりで、作業時間が取れていないのです…。
まずはご報告から。
先日、燕雀さんから↓の画像の存在を紹介していただきました。

これは補充兵太郎という方のTwitter(
https://twitter.com/batahojyu/status/1180599443613085697)に上がっている画像で、UP主によれば龍田の8cm高角砲の装填演習中の写真とのこと。またこの写真ではリノリウムの横目地(赤の横ライン)が確認できることから、龍田も天龍同様、リノリウムは横敷きだったのではないかとのことです。
ただ、燕雀さんは左から二番目の水兵さんの足元に縦目地が確認できるので、これをもって横敷きだとは断言できないのではとおっしゃっています。
確かに燕雀さんご指摘の縦目地は横目地を止める形になっているので、リノリウムは縦敷きであると考えるほうが自然な気がします。
よって今回の改二の製作では縦敷きで作り続けようと思います。
いずれにせよ龍田は2番艦であることなどから写真が非常に少なく、特にディテールの分かる写真はごく限定されています。これが龍田の写真だとしたら、このあたりのディテールがかなり詳細に分かるので、大変貴重な情報ということになります。
補充兵太郎さん、燕雀さん、誠にありがとうございましたm(__)m
前回のブログで艦首の鉄甲板とリノリウム甲板の境目を検証しましたが、さらにその写真をよく見ると鉄甲板部に艦首-艦尾と並行にラインが入っていることなどが確認できます。

これを再現しつつ、アンカー関係設備(ホースパイプ、キャプスタン等)の位置決めを行いました。
先程の天龍の写真からは、艦首鉄甲板には滑り止め鋲が打たれていないことが分かります。ハセガワのキットでもそのようにモールドされています。

舳先の形状をスプーンバウから直線形に変更しているので、その改造に合わせて滑り止め鋲を打ったとしてもよかったのですが、作業が大変なので見送りました(笑)
次に艦尾付近の甲板です。
実艦では全面リノリウムですが、今回製作する改二では爆雷兵装てんこ盛りにするので、一部を鉄甲板とします。

ここは流石に滑り止め鋲を打つつもりでしたが、諸般の事情(超めんどくさいw)により取りやめました。
なお、リノリウムから鉄甲板に変更したのは、駆逐艦や海防艦も爆雷投射機周辺は鉄甲板になっていることによります。(↓世界の艦船320号より)

今回の製作では、概ねこのイラストのような姿にしたいと考えています。
改二の主砲は8cm連装高角砲3基6門で、艦橋前に1基、後部構造物付近に背負式で2基という配置とします。
1番3番は甲板に直置きするので、それぞれブルワークを作りました。

実艦の1番主砲は、他艦に比べて舳先からの距離が短く、しかも波除けがなかった(天龍は訓令工事で装着したらしい)ので、ブルワーク兼波除けということになります。
まだ艦橋を作っていませんが、船体への基本的な工作が終わりつつあるので、ここでリノリウム甲板の塗装を行いました。
3本ある煙突の制作です。
実艦はでは以下のように排煙が分けられていました。
・1番煙突:混焼缶2基と小型専焼缶2基
・2番煙突:大型専焼缶4基
・3番煙突:大型専焼缶2基
改二では混焼缶2基と小型専焼缶2基が大型専焼缶2基に換装されたという設定にするので、煙突の太さも1番と3番を同じとします。
燕雀さんのブログによれば、3番煙突は1/700で4mm、2番煙突は同じく6mmだそうなので、1・3番は4mm丸棒から作り、2番は2mmプラ棒の前後に4mm丸棒を半円で切断したものを接着して作りました。
龍田のジャッキステーは↓の写真で確認できます。

画像が粗いので分かりづらいですが、煙突頂部の黒帯より下に3本の横線が確認でき、それらは甲板とほぼ並行に走っています。

↑は2番煙突に極細伸ばしランナーでジャッキステーをつけている途中です。
あまりにも細いので、力加減を誤るとすぐに切れてしまいますorz
艦橋の製作です。
燕雀さんのブログには龍田の艦橋は図面もディテール写真も無いので、平面は天龍と同じにしたとあり、そのサイズもアップされています。
今回はこれを全面的に活用させていただき、まずは羅針艦橋床面を切り出します。

羅針艦橋下部前面にある司令塔は、燕雀さんのブログでは直径3.5mmの円形とされていますが、前回ブログで検討したことを具現化しようとすると4mmにするほうがよいと思われたので、そのように製作する予定です。
燕雀さん、ごめんなさいm(__)m
ジオラマベースの製作も始めます。
ダイソーの300円ディスプレイケースを活用しつつ、ベース部の周囲に0.4mm透明プラバンで枠を作ります。

その枠は、先日製作した戦艦榛名のジオラマの時と同様、内側からブルーを塗っておきました。
こうすると表面は透明で、その奥にブルーが透けて見えるという形になり、「海」らしさが演出されるかなと思っています。
枠が固定されたら、その内側に石粉粘土で海面を作ります。

枠の強度が低いので、石粉粘土はセリア製品よりも柔らかいダイソー製品を使用しました。
GWももう2日終わってしまいます。
5連休も残り3日。
さて、どこまで進むかな…。
Posted at 2021/05/02 21:22:49 | |
艦船模型 | 趣味