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ザクとは違うのブログ一覧

2014年03月30日 イイね!

「史記」(北方謙三著)

「史記」(北方謙三著)ずっと以前に、北方謙三氏の「三国志」を読んだことがあります。

私と三国志の出会いは、大学生時代にまでさかのぼります。
三国志ヲタの友人に感化されて、「字(あざな)で会話できるのは、ザクとは違うだけだ」とまで言われる状態でした(^^ゞ

時は流れ、通勤電車の中で文庫本を読むようになり、北方氏の三国志に出会いました。
氏の作風はハードボイルドと言われますが、それまでに読んだものと異なり、大変衝撃的で印象的なものでした。
三国志は大変多くの人物が登場する物語ですが、氏の作品ではそれをごく少数に絞込み、かつそれぞれの人物の内面を克明に記述していくことにより、その人物の「ものの考え方」や「行動規範」自体が理解できるような感覚に陥りました。

さらに時は流れ、先日。
職場の後輩から同氏の「史記」を貸してもらえるという話になり、全7巻中、5巻まで読み進んだところです。
初めて読む物語なのですが、これまでのあらすじは以下のとおりです。

前漢の劉徹は幼くして帝(武帝)となったが、当初は周囲の側近たちの強い圧力により、思うような行動・言動がとれない忍従の日々が続く。
北では匈奴から略奪などにより脅かされていたが、劉徹自らが見出した武将・衛青、霍去病などの活躍により殲滅寸前まで追い詰める。
また内政面では、洪水に悩まされていた地域に莫大な費用を投下して治水工事を行う。
こうした功績により徐々に「名君」と呼ばれるまでになる。
しかし、自分の意に沿わぬ側近を次々と排斥したり、衛青たちが亡くなっていくことなどを通じて、帝に対して意見できる者がいなくなり、さらには帝自身の死への恐怖=生への執着から、「暴君」へと変貌していく。


個人的には、三国志のような戦主体の物語のほうが、「血沸き肉踊る」感があって好きなのですが、史記は前半は戦主体、後半は内政主体といった趣があり、それはそれで北方流の面白さが詰め込まれています。
特に後半では史記の元々の著者である司馬遷が物語に登場し、帝とのさまざまなやり取りを繰り広げます。こうした部分はこれまでの私ならあまり興味を持たなかった部分ですが、北方氏の巧みな筆致により、ぐいぐいと引き込まれていく感覚がはっきりと分かるほどであり、今後の展開が非常に楽しみです。

一方で、5巻を読んでいる途中、少し奇妙な感覚に囚われました。
それは、さきほどの「あらすじ」に書いた「暴君」の部分。
社内ではよくこう言われたりします。

「位が上がっていけばいくほど、孤独になっていく」

史記における劉徹も、若い頃に苦労しながら自分の意思を少しずつ具現化していった頃は名君とされていましたが、意に沿わぬ側近を排斥していくうちに、自らを「天の子」と思い込み、自分の意思=天の意思と考えるようになり、その様子を見る側近達もYesマンばかりが揃うようになる。
なんだか、我が社のイメージにかぶるような・・・。

時々思います。
トップダウンという言葉の意味を、我が社のおえらいさん達は勘違いしていないだろうかと。
私が思うに、トップダウンとは「とにかくオレ様の言うことを聞け!」という意味ではなく、発案が現場からではなく上からということなのではと。
つまり決定までの過程に、下が検討を加えたり意見を具申したりするチャンスがあるかどうか。

位が上がると孤独になるというのは、Yesマンばかりをかわいがった結果、つまり自ら招いた災厄なのではないかと。

私もいわゆる中間管理職のはしくれ。
つまり部下を使う立場にあります。
そうした中で常々意識しているのは、「現場第一」。
あらゆる仕事は、最前線に立つ担当者が最もその苦労を知り、問題点を知り、解決案を知っているのだと思っています。
無論、役員などの立場からは経営的な視点も重要なので、現場がすべてとは思っていません。
ただ、どちらかが常に一方的な勝利を得られ、他方は一方的に虐げられるだけというのは、組織運営として決して理想的ではないのではないかと思います。

劉徹は、夢の不老不死を求めて呪術師などに大金をつぎ込む日々を送りますが、果たして我が社の幹部の方々は、何を追い求めているのでしょうか。

そして私は4月から職場を変わります。
周りの人も組織目標も大きく変わるので、今は期待と不安がハーフハーフといった感じ。
少なくとも晩年の劉徹のようにはならないようにしないとね(^。^)
Posted at 2014/03/30 16:38:24 | コメント(4) | 仕事 | 日記
2014年03月26日 イイね!

ぼちぼち回復モード♪

昨年末に倒れて以来、もう3ヶ月ちょっとが過ぎました。
当初は頭痛とめまいにしょっちゅう悩まされていましたが、最近では軽めの頭痛が週に数回程度となり、めまいも寝返り時などに限定されてきました。
そして今日、経過観察のため、医者へ行ってきました。

まずはMRI。
ゴンゴンゴン!ビービービー!という爆音の中、約30分かけて脳と血管の状態を撮影。
その後、診察なのですが、待ち合いにいる人の数がものすごい!
どうやら春休み期間中のため、子供を診てもらいに来る親が大量にいるようでした。
約2時間ちょっと(!)待たされてようやく診察室へ。

・画像を見る限り、比較的順調に回復している
・まだ脳の一部に損傷の跡が残っているが、あと数ヶ月でより改善すると思われる
・血管に動脈瘤が発生する恐れもあったが、画像ではそうした症状は見られない
・寝返り時等のめまいは、脳の損傷が原因であり、数ヶ月後もまだ続くようなら、一生続くと考えたほうがよい
・脳の損傷が原因のめまいは、薬で回復する種類のものではない


当初の診断では「2~3ヶ月程度で回復するでしょう」とのことだったので、多少ペースがゆっくりではありますが、一応、快方に向かっているようなので、とりあえずほっとしました(´▽`)

念のため、6月上旬に経過を見るためのMRI撮影をすることとなりましたが、この感じならさほど心配することはないのではないかと思われます。
やれやれ。

皆様もくれぐれも健康にはお気をつけくださいね。


~~おまけ~~

診察が終わった後、こんな買い物をしました。


下の3品はいずれも100円商品で、0.3mm&0.5mmのドリルと精密彫刻刀です。
軍艦色は、「2」がどこの店を回っても品切れでしたが、ようやく入手することが出来ました。
もしかして、これも「艦これ」効果なのかな?ww

あ、1/1200ムサイの製作ですが、この前の三連休に集中的に作業したので、かなり進んできました。でも、年度内の完成アップは厳しいかな~。
期待しないでお待ちくださいねm(__)m
Posted at 2014/03/26 17:57:31 | コメント(7) | 健康ネタ | 暮らし/家族
2014年03月22日 イイね!

卒業おめでとう!

一昨日の木曜日は、長女の小学校の卒業式でした。

事前に、お父さんに来てほしいか聞いてみたところ

長女 「やだ」
ザク違「え?なんで?」
長女 「だって、お父さんイケメンじゃないから」
ザク違「そんなの、関係ないよ」
長女 「とにかくやだ。来ないで」


まぁ、そこまで言うなら・・・。
ということで、仕事から帰ってくると、卒業証書が置いてありました。


ついこの前、1年生になったと思ったら、もう卒業。
心身ともに大きく成長しました。

ザク違「卒業式、どうだった?」
長女 「ん?あぁ・・・」
ザク違「なんだ、感想もなしか」
長女 「だって、特に言うことないんだもん」


6年生になって、生意気にもなってきました(^_^;)
卒業式が終わった後、同じクラスの男の子に告白されたそうですが、秒殺したそうです。
意外と冷たいのね(汗)

それでも彼女なりにこの6年間頑張ってきていたので、ささやかなプレゼント。



さっきまでの仏頂面が満面の笑顔に変わりました。
なんて現金なやつ( ̄▽ ̄)


そして、短い春休みが終わったら、いよいよ中学生。
今までとは全く違う、少しだけ大人の世界に、喜んだり悲しんだり戸惑ったり、そしてたくさんの出会いがあるのだろうと思います。

頑張れよ、中学生!
お父さんお母さんは、全力で応援してやるから。
Posted at 2014/03/22 08:46:38 | コメント(11) | 家族 | 暮らし/家族
2014年03月15日 イイね!

1/1200ムサイの製作 その2

長かった冬も、ようやく終わりが見えてきて、少しずつ暖かくなってきました。
このところ、仕事も忙しかったため、平日はガンプラ製作の時間がまったく取れない状態でしたが、土日などに少しずつ進めています。

さて今回は、ムサイ工作の2回目。
今回は、ムサイ本体の工作などを行なったところの状況記録です。

今回のムサイ製作のテーマは「防空巡洋艦ムサイ」。
宇宙世紀のジオン軍艦船、特にムサイは対空防御が極めて貧弱です。
ムサイ改となって、ようやく多少の対空火器が設置されましたが、高機動のMS戦を編み出したジオン軍が、連邦のMS対策をまったく考えていなかったということは考えにくい気がします。
よって、今回のムサイはそこに重点を置いた工作を行なっていく予定です。

ということで、本体に機関砲を設置するためのバルジを増設することにしました。
まずはそのための穴あけ。



さらには主砲の工作。
右が工作後の状態です。



そして本体下面。



いやぁ、けっこう大変(汗)
まだまだやることいっぱいあるし(汗×2)
でも、ひっさしぶりに艦船モデルの工作をすると、つい萌えてしまいます♪
3月中に完成させたいと思っていましたが、どうやらそれは無理そうですorz


今回もちびっとフォトギャラってありますので、興味のある方はご覧ください。
1/1200ムサイ(製作編 その2)
Posted at 2014/03/15 15:55:06 | コメント(2) | ガンプラなど | 趣味
2014年03月08日 イイね!

メガネ交換・・・?

相変わらず、体調が全快に至らないザクとは違うです。
1月から2月にかけて少しずつ上向いている実感があったのですが、今週は仕事も忙しく、加えて気候も真冬に戻ってしまったため、ほぼ毎日、頭痛、めまい、疲れに悩まされました。
なので、1/1200ベストメカ・ムサイの製作も一休み。

で、話は変わりますが、12月に倒れた際、掛けていたメガネが変形してしまいました。
行きつけのメガネ屋さんにハモンさんが持っていってくれて、一応直してもらったのですが、店員さんいわく

「直るかどうか分からない」

という状態だったそうです。
となると、直してもらったとはいえ、完全復旧したのか、一抹の不安があります。

そこでメガネを新調しようと考えました。
行きつけのメガネ屋は価格が高いと評判なので、今回は違う店に行ってみることにしました。

今まで使っていたものがこちら↓


新調後がこちら↓


丸から四角へイメージチェンジです。

ただ、実際かけてみると、どうもおかしい。
見え方が今までと全然違うのです。
いろいろ試してみたところ、目とレンズの距離がおかしいのではないかと感じたので、買った店に持って行き、調整してもらいました。

しかし、それでもおかしい。
どうやら、正しく見える範囲が非常に狭い(ほぼ中心部のみ)のです。
そこで、以前の行きつけの店で見てもらいました。

店員「度数は今までのものと同じですね。」
ザク違「中心部分しか正しく見えない気がするのですが」
店員「ちなみにどこで買われました?」
ザク違「○▽市場です」
店員「・・・、同じ話を何人かのお客様からいただいたことがあります。」


その店でレンズのみ交換してもらえるかを聞いたところ、まずは買った店で相談してみたほうがよいと言われました。
(他店のフレームに自店のレンズを入れた場合、何かあったときの責任の所在が不明確になることを恐れたのかも・・・。)

そして今日、買った店に行き、目とレンズの距離を元に戻してもらうよう、お願いに行ってきました。

ザク違「元に戻してほしいのですが」
店員「は?モノによってすべて違いますので」
ザク違「いや、同じフレームがありますよね?それと同じにしてほしいということですけど」
店員「わ、分かりました。」
ザク違「メガネのレンズって、球面、非球面、両面非球面の3種ありますけど、このレンズはどれですか」
店員「(0.2秒後の間の後、視線を外しながら)非球面です」


球面レンズの場合、中心部は正しい形を見ることが出来ますが、周辺部が大きくゆがみます。
これが非球面、両面非球面となるにしたがって、周辺部までゆがみが少なくなります。
人間の角膜は両面非球面の作りになっているそうですが、新調したメガネのレンズはどう考えても、球面レンズです。

私の眼は特別な状態なので、レンズも特注となりました。
でもプラスの費用を請求されていません。
普通に考えると、その条件でそれなりの利益を生み出そうとすると、経費を抑えるはず。
となると、レンズのグレードを落とす、つまり球面レンズで作ったのではないか。
店員の微妙な対応も含めて考えると、つい疑ってしまいます。

本当なら返品&返金を求めたいところですが、この程度の対応しか出来ない店に、私の要求が通るとは思えなかったので、
「臥薪嘗胆!」


の思いで諦めました。

ま、レンズはダメでもフレームは使えるので、また別の店でちゃんとしたレンズに入れ替えればいいですもんね。
ていうか、最近、LOW眼の進行が激しい気が・・・(^_^;)
Posted at 2014/03/08 21:27:15 | コメント(6) | もろもろ | 日記

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「重巡鳥海の製作(船体の修正その4) http://cvw.jp/b/488285/48472648/
何シテル?   06/07 13:55
模型工作とキャンプが大好きなヘタレをやぢです。 私がフォローする方には2種類あります。 一つは「以前からのみん友さん」 もう一つは「ちょっと興味を持っ...
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