世間はぼちぼちお盆休みモード。
私の会社は、期間を定めた盆休みというのがありませんが、今日は月曜日=週休日。
そしてその休みを活用して見てきました、
映画「宇宙兄弟#0」。
画像は、映画鑑賞者全員に配布される、「#0」の脚本の一部。
家族4人で観に行ったのですが、チケット取得場所ともぎり場所でそれぞれ一人一冊もらえたので、合計8冊にもなってしまいました。
もし「ほしい!」という方がいらっしゃったら、メッセくださいませ。
以下、
若干のネタバレを含みますので、「まだこれから映画見に行く!」という方は、ご注意ください。
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さて、本編を見た感想ですが、
「ん~(^_^;)」
という感じ。
宇宙兄弟=南波兄弟という基本設定がありますが、もう一組の宇宙兄弟はエディ&ブライアンのジェイ兄弟。
映画ではこの二組の兄弟を通して「さよなら」と「勇気」について描かれるとの触れ込みでした。
確かにその通りのストーリーではありましたし、アポの出自や名前の由来、勇気のポーズが生まれた背景なども語られ、トリビア的な楽しみもありました。
しかし、しかしです。
感動で涙が止まらなかったかというと・・・。
ネット上では総じて好意的に捉えられているようですが、個人的にはそういう感覚になりませんでした。
原因はいくつか考えられますが、ひとつは「山場」らしきものに欠けていたこと。
ジェイ兄弟と南波兄弟との対比を心理面から深く描くという流れを想定していたので、少し淡々とした展開という印象を持ちました。
例えばブライアンが死んでしまう場面などは、緊張感を持たせられるところだと思うのですが、わりとあっさりとした描かれ方。
あるいは「お涙頂戴」的に行くのなら、ブライアンの遺書のくだりは、もっと深く描いてもよいと思います。
端的に言えば、脚本の練り込み不足ではないかと。
なぜそうなってしまったのか。
(以下、邪推です。)
宇宙兄弟は少し前にTVシリーズが終わってしまいました。
終わった理由はいろいろあるのでしょうが、そのひとつとして言われているのが「連載中の漫画に、テレビが追いついてしまいそうだから」というもの。
確かにモーニングの連載は休載の連続でした。
ただ、コンテンツとして非凡なものを持つのは間違いなく、故に
実写映画化もされました。
そうした中でのTVシリーズ中断は、関係者に
「宇宙兄弟は終わったと世間に思われてしまうのでは」
という危機感を抱かせてしまったのではないかと思います。
そうさせないためにも、ここらでひとつ、ロケットを打ち上げないと。
それが今回の「#0」だったのではないかと。
それが急な話であったために、脚本を練り込む時間が足りなかったのではないかと。
宇宙兄弟の魅力の一つは、各キャラクターの心理描写が非常に巧みなことだと思っています。
それが今回の映画で今ひとつ感じられなかったのは、ちょっと残念でした。
ま、こうしたことを経て、連載やTVシリーズの続編化が進んでくれれば、それはそれで嬉しいことですけどね。
期待してますよ、
小山さん!
Posted at 2014/08/11 22:30:48 | |
宇宙ネタ | 音楽/映画/テレビ