このところ毎年恒例となっている「静岡ホビーショー」参り。
今年は行こうかどうしようか迷いました。
というのは、基本的に新製品発表にあまり興味がなく、しかもハセガワブース吉例のジャンクパーツ激安販売も、ほしいパーツが思い当たらなかったからです。
でも、同時開催の合同展示会の作品群は、やはり見ごたえがあります。
迷った挙句、例年のような泊まりではなく、日帰りにすることにしました。
では画像を交えながら。

MS01改造のモビルワーカー。
発想がいいですね~♪

ハンブラビちゃん。
すごく自然です。

子供が銃口を向けているということは、中に誰かがいるということでしょうか。
そして艦船。

洋上と水面下を見事に融合させた秀逸な作品。
作者の方と会話することができました。
沈んでいるUボートは、カットモデルを利用したとのこと。
破損状態の再現はプラでは難しいと考え、釣り用の板錘(0.3mm)を利用しているとのことでした。
また、浮かんでいる船を水面に浮かばせた状態を再現するには、水面になる板に船が入る穴を開けなければなりません。その方法について伺ったところ、ボール紙に船の大きさより少し大きな穴を最初に開けて、その状態で喫水線の高さでその船と板を固定し、その状態で細長く切ったボール紙などを、船の舷側に当たるようにのりで水面の板に少しずつ貼り付けていきます。
その作業を船の全周でやると船のサイズの分だけの穴が残ります。
これで型紙作りが完了するので、あとはアクリル板などにその型紙を当てて穴を開けます。
なるほどっ!
実は以前から、「岩風呂につかるザク」を作りたいという構想を持っていましたが、岩やザクと水面の境目をどのようにしたらきれいに仕上げることができるかが悩みで、手がつけられずにいました。
教えてもらった方法なら、なんとなくできそうな気がします♪
ちなみにこの方に、一日あたりの製作時間はどのくらいですかと伺ったところ「3~4時間位ですね」とのことでした。けっこうがっつり製作されているようです。

重巡洋艦・高雄(1/700)。
旧日本海軍の艦船の中でも、私が最も気に入っているフネのひとつです。
製作者の方はたまたま席を外されていたようですが、同じクラブの方とお話しすることができました。
その方も高雄型は大好きだそうです。
特にあの艦橋の巨大感や密度感。
近年のイージス艦などとは違いますよね!などと話が盛り上がること盛り上がること♪
つい話し込んでしまいましたww
その方の作品も展示されており、加古や古鷹などが並んでいました。
そちらも細部をよく見るとすごく作りこまれています。
特にファンネルキャップ。
キットの部品を、小さなドリルやリューターなどで少しずつ削り、見事に開口されていました。
これには驚き。
作業は非常に神経を使ったとのことでした。
画像を撮り忘れて、お見せできないのが残念です。
この方にも一日あたりの製作時間をうかがったところ「1時間くらい」とのこと。
意外と短いと感じましたが、艦船のように根を詰めて製作するものの場合、そのくらいの時間でコツコツと続けるほうが長続きするのだとか。
なるほど、それも一理。

この作品は台湾のモデラーのもの。
場面設定が心憎いですね。

こういうサビサビの表現とか、大好き!!!
ちなみに全体に張り巡らされている植物の葉はすべて1枚1枚の手作りとのこと。
作者の方は60代後半くらいとお見受けしましたが、数百枚にも上る葉をすべてコピー用紙を切り取って作り続けるというのは、本当に途方もない作業量と想われます。
心より感服いたしました。

こうした整備工場内という場面設定も大好物です♪
そんなこんなで約半日を過ごし、帰路に就きました。
ここしばらく、仕事等の関係で製作意欲が大きく落ち込んでいましたが、やはりこうした素晴らしい作品群を目の当たりにしてしまうと、「作りたい!」という気持ちがむくむくと湧いてくるのを実感することができます。
特に艦船。
高雄について語り合った方との短くも楽しいひとときは、今でも強く印象に残っており、ずっと永きに渡って寝かし続けてあるWLシリーズ高雄を、再び作ってみたいという衝動に駆られています。
ま、その前に消化しなければならない罪がたくさんありますが(^^ゞ
その他の画像も含めて、フォトアルバムに収録しましたので、興味のある方はどうぞ。
280514 静岡ホビーショー 合同展示会
Posted at 2016/05/22 18:17:52 | |
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