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ザクとは違うのブログ一覧

2020年12月09日 イイね!

1/2000戦艦榛名の製作 煙突・後部艦橋等

第一煙突のリサーチです。

榛名の図面を見ると、蒸気捨管が画像に示したような配置になっています。
これを実艦の写真と比較しながら検証したところ、左舷側の2本は図面の位置よりも少し後に設置されていました。
またそれぞれの高さも調べた結果、メモ書きしたような高さ(H=煙突上端より高い、L=上端より低い)と推定しました。

次に第一煙突の破損状況について、右舷側の写真2葉で検証します。

左側の写真では、煙突頂部から少し下までのあたりが左舷側に傾いている様子が見て取れます。また煙突手前にある高角砲指揮所は大きな破損がないようなので、爆弾は煙突より右舷側で爆発したのではないと思われます。
さらに右側の写真では、爆発により傾いた煙突頂部の後端がその下部分のラインとほぼ同じであることが分かります。

同じく右舷側の写真です↓

煙突後端の蒸気捨管が右舷側に傾いていますが、先程の右側の画像ではまっすぐ立って見えることから、これらの蒸気捨管は先程の画像の手前側に傾いていると推定できます。

次に左舷側を検証します。

左舷の高角砲指揮所も右舷同様大きく破壊されていないことが、左側の写真で確認できます。
また右側の写真では若干不鮮明ではあるものの、煙突頂部がかなり後ろにずれていることと、破断面が水平であることが確認できます。

これらの検証から、爆弾は煙突内部の左舷側後寄りで爆発し、その圧力により煙突頂部が左舷側後方にずれたのではないかと推定しました。


キットの工作状況です。
煙突本体をプラ棒から削り出し、その周囲にプラペーパーを貼り付けて破断面を作りました。
この上にずれた煙突頂部を設置する予定です。
蒸気捨管は、折れ曲がり方の確認できる後端2本以外は適当に曲げて設置しています(笑)

次に後部艦橋周囲の機銃配置を検証します。

画像の左側は福井静夫氏がとりまとめた「各艦機銃、電探、哨信儀等現状調査表」の榛名のページで、右側の図は学研太平洋戦史シリーズ金剛型戦艦に掲載されたものです。
榛名の場合、第二次改装の際、後部艦橋の後端両側に25mm三連装機銃を増備(便宜上「既設」と表記)していますが、マリアナ後の増備において当該既設機銃座の他にどこへ増設したのかが、上記2つの資料では異なっています。
なお、丸スペシャルNo20戦艦榛名の解説イラストでは上記「調査表」と同様の配置で描かれていました。
困ったときは実艦の写真で確認するに限ります。

画像の①②とも不鮮明ではあるものの後部艦橋の後端ラインから後に出っ張った構造はないように見えます。
また①③では、既設銃座の艦首方向少し上に若干横長のスペースが設けられているように見えます。
さらに③からは既設銃座の支えは棒状ではなく三角板であることが見て取れます。

これらを踏まえ、第二煙突及び後部艦橋周辺に機銃座を設置しました。

後部艦橋の94式方位盤撤去跡はドリルで穴を開けました。またその後部(後部見張所の上)は露天見張所とされていたようなので、周囲にブルワークを設けました。


マストは主柱を0.5mm、支柱を0.4mmのプラ棒で作りました。
いずれもプラストラクト社の製品を使用しています。
同社のプラ棒は非常に柔らかくて加工しやすいので多用したくなりますが、取扱店が極めて少ないため入手困難です。ぜひとも大手量販店で取り扱ってもらいたいものです。
閑話休題。
マスト下段あたりには電探室を設けました。電探室はマスト主柱にめり込むような形で設置されているので、そのような表現を行っています。

既にこの段階で艦体色と甲板色はざっと塗りました。
艦体は佐世保グレー、甲板はフラットアースを使用していますが、甲板はデッキタンのほうがもう少し明るめになるので、やはりそのほうがよかったかも…。
ま、いずれにせよ完成前にはウェザリングを入れるので、あまり気にしないようにするかな(笑)

ということで、ザクレロも作らなきゃ。
あー忙し(笑)
Posted at 2020/12/09 20:37:04 | コメント(2) | 艦船模型 | 趣味
2020年12月07日 イイね!

ザクレロ製作記 その1

皆さんからいくつもアイデアを頂いたザクレロさん。
それらはできるだけ作品に盛り込みながら製作していきたいと思います。

さて、まずはキットの切り刻み。



機械獣の象徴でもある大きく開いた口は開閉式のカバーを付ける予定です。ちなみにカバーはペットボトルの一部を利用します。

2基の大型バーニアは、根元のミサイルランチャーを切り離すだけで、ほぼそのまま使います。

改造と言えばバーニアノズルを加えるくらいです。なおノズルはドダイのパーツをリューターでウスウス攻撃を仕掛けたものを使います。

両腕のうち右腕についてはヒートナタを尊重しつつ、SDアッガイのパーツなどを活用して複合大型アイアンネイルにしようと考えました。


とりあえずここまで。
このペースだと年内完成はまずむりぽ^_^;
Posted at 2020/12/07 22:13:32 | コメント(2) | ガンプラなど | 趣味
2020年12月05日 イイね!

1/2000戦艦榛名の製作 煙突周辺の工作その2

ケーシング天井上に設置される高角砲弾薬供給所を作ります。

図面を見ると上から見た形状はハート型のような形をしていますが、太平洋戦史シリーズ金剛型戦艦に掲載されているイラストでは「拡張天井板」と表記があるので、前部は天井のみのようです。
これらの形状が写真で確認できればよいのですが、手元の資料ではそのようなものはありません。写真集などの解説でも金剛型の中央構造物付近は不明な部分が多いと書かれているので、更にリサーチを加えてもどこまで成果が上がるかは不明です。

これまでの検討を元に、第二煙突と高角砲弾薬供給所を作りました。

第二煙突は前方の一部が破損している状態としてあります。

煙突基部のケーシングは、キットでは第一煙突から第二煙突を経て後部艦橋までつながったパーツで作られていますが、霧島の図面(↓)を見るとマスト基部でいったん途切れているようなので、榛名も同様だろうと推定しました。


ケーシングはキットのパーツを前後に切断して作ろうかとも思いましたが、高角砲座などの修正も必要なことを考えるとあまり効率的ではないと思われたので、プラバンからスクラッチしました。
その際、図面などにあったケーシング天井の開口部も再現しました。



高角砲弾薬供給所の拡張天井板の下部にステーを設けるとともに、5番6番高角砲座下に1mm丸棒で支柱を追加しました。

更に1番2番高角砲座を設置しました。
砲座は円形の周囲が一段高く、その部分が操作フラットとなっているので、プラバン2枚重ねでその表現をしてみました。

後部艦橋の形状について検証します。

霧島の図面では後部艦橋の背面上方に後部見張所が設置されています。
ネットでググって出てくる作例の多くはこれが省略されているので、霧島と榛名では異なるのかと思って調べたところ、丸スペシャルのイラストでは霧島同様の作りになっていました。

第二次改装後の榛名の後部艦橋について、詳細が分かる画像は手元にありませんが、S10年10月の写真(↓)では、どうやら丸スペシャルに書かれた形状をしているように思われたので、今回の製作ではそのように作ることとします。


現時点での状態です。

後部艦橋は先程の検討を元にしつつ、頂部に94式方位盤を設置しました。なお、今回は昭和20年7月の呉軍港空襲時を再現するので、方位盤は撤去済みです。
第二煙突頂部にはリード線をほぐしたもので雨除けを作りました。
3番4番高角砲座は、1番2番と平面形も高さも異なるので、極力図面通りになるように作ったつもりです。
副砲は、右舷側は全て撤去されていることが実艦写真から確認できますが左舷がどうなのか確認できませんでした。海側に当たる左舷は残した可能性もありますが、今回は全て陸揚げされたものと推定しました。
Posted at 2020/12/05 20:13:17 | コメント(1) | 艦船模型 | 趣味
2020年12月01日 イイね!

すごいぞ北畠!

プラモサミット見学で津まで来たので、城跡巡りも楽しみます。
まずは続百名城の津城
津城は1560年代頃に築城された後、築城の名手・藤堂高虎が改修し難攻不落の城に生まれ変わったという経過を持ちます。
現地を訪れると…





櫓は元あった場所とは異なるところに復元され、二重に巡らされていた堀のうち外側は埋められ、内堀も改変され、本丸と二の丸をつないでいた土橋は取り壊され日本庭園になっていました。
当時の面影は石垣に見ることが出来る程度です。

平城は街中にあることが多く、それゆえ縄張りが破却されることが多いですが、この城も例外ではありませんでした…。

もう1ヶ所は北畠氏庭園
津市でも奥地に入った美杉町にあります。
立地的には北畠神社の一角にあります。境内の一部にはまるで城跡のような風景も↓

画像の左手側では日本最古の石垣が発掘されたようですが、なぜか今は埋め戻されていました。見たかったのに…。

社務所で拝観料を支払って小さな木戸をくぐり抜けると、そこが庭園。


作ったのは北畠顕能で、巨石が並んだ池泉庭園は見事な作り。ゆえに「三大武将庭園」に数えられています。
もう少し早く訪れていれば紅葉とセットで見られたのではないかと悔やまれました^_^;

すぐ近くには霧山城があります。
こちらは北畠氏の本拠。小高い山の上に作られており、往復1時間のハイキングとなります。
この日はそこまでの時間が取れそうになかったので、後ろ髪を引かれながら撤収。


昔から
「伊勢は津で持つ、津は伊勢で持つ、尾張名古屋は城で持つ」
と言われるほど、津と伊勢(神宮)は密接な関係にあります。
特に都が奈良にあった頃は美杉町を経由するルートが伊勢街道だったので、多くの参拝者が津を訪れたと思われます。
現在はその街道を、当時を偲びながら歩く人の姿が多く見られます。
そういった立地を押さえていた北畠氏はさすが国司といったところでしょうし、それゆえの豪壮な庭園なのだろうと思います。

すげーぞ北畠氏!
Posted at 2020/12/04 22:25:44 | コメント(1) | 城めぐり | 旅行/地域
2020年12月01日 イイね!

三重プラモサミット、見てきました

コロナ騒動のおかげで、例年開催されている模型作品展示会はことごとく中止になっています。
ただ最近は少しずつ再開の動きもあります。
先月は静岡でモデラーズクラブ合同作品展が2週間に渡って行われました。
そして今回行ったのは三重県津市で開催される「三重プラモサミット」(略称ミエモ)です。
一昨年行った時は作品のレベルの高さとすごい盛況ぶりに驚いたのものです。
さて今年は…。


11時の開場直後に入ったのですが、既にたくさんの来場者が!
入り口で出迎えてくれた作品はこちら↓

それでは作品をいくつか紹介しましょう。
まずはガンプラ。










会場内の一角は「魅惑のジオラマ展」として、大きなジオラマがいくつも展示されていました。

↑の作者と会話することができました。
アイテムの一部はジャンクパーツを使うものの、ほとんどを百均グッズや身の回りにあるもので作ってしまうそうです。
例えば↓の煙突はリコーダーw

↓の屋根材はダイソースタイロフォーム。

↓のドラム缶は紙で作った本体にマスキングテープを貼ることで凸凹を表現しています。

特にマスキングテープはディテール表現には便利とのこと。今度やってみようかな(´ω`)


その他の作品↓








別室ではプロモデラー・リョータ氏の指導で模型を作れるスペースもあり、多くのモデラーが一生懸命工作していました。

1時間半ほど会場を見て回り、お腹いっぱいに。
やはり作品展はいろいろ刺激を受けますね。
特に作者と会話できるのは、そこで色々な技法などが教えてもらえるので非常に楽しいです♪

その後はキャンプ場へ。
今回は津市美杉町の「清流の里ぬくみ」です。
キャンプ場推奨ルートの県道15号経由で現地へ。
小さなキャンプ場ですが、バカにできません。
水場にはタワシ、スポンジはもちろん、薄めてない洗剤も置かれており、無料使用可の冷蔵庫やガスコンロまであります。
さらにシャワーも無料であり、有料ですが貸切風呂まであります。果ては焚き火用の薪も100円で使い放題(斧を貸してくれます)。
しかもこれでソロ1泊??円!!!
(施設に迷惑がかかるといけないので伏せました)

せっかくのご厚意なので、がっつり焚き火を楽しませて頂きました(´ω`)

この日は満月だったので、月明かり+焚き火があればランタン不要。
燃え盛る炎を見ていると、心が落ち着きますね。
そんな炎を脇に作った夕飯はこちら↓

さば味噌煮缶と絹ごし豆腐を鍋で加熱、ふつふつとしてきたらバターと黒胡椒をかけて完成。
これ、簡単で美味いです!
バターの代わりにコチュジャンなどだと中華風になるかな(´ω`)

午前はプラモデル、午後はキャンプと、私の2大趣味を満喫したこの日。
満足感で満たされました(ノ´▽`)ノ♪
Posted at 2020/12/01 20:47:47 | コメント(2) | ガンプラなど | 趣味

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「重巡鳥海の製作(船体の修正その4) http://cvw.jp/b/488285/48472648/
何シテル?   06/07 13:55
模型工作とキャンプが大好きなヘタレをやぢです。 私がフォローする方には2種類あります。 一つは「以前からのみん友さん」 もう一つは「ちょっと興味を持っ...
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