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ザクとは違うのブログ一覧

2025年11月22日 イイね!

久々のしっかりキャンプ

昨年は1年で40泊したキャンプも今年はまだ20泊に激減。
昨年は数ばかりで内容が薄かったとの反省があって、今年は数を減らして内容重視のつもりでした。しかし実際には内容も去年並み…

この間、「午後から仕事を休んでキャンプに出かけ、翌朝5時前に起きてそのまま出勤する」という手法を多用しました。
この方法だと近場のキャンプ場に限られ、しかも道中の寄り道はせいぜい1か所。夜は9時前に寝るので星空観測などの時間が限られるとともに、翌日の朝食は車中でパンなどになり、気持ちのよい朝日を浴びることもなく、テントを乾かす暇もありません。事実上、午後半日だけのキャンプです。
しかしそれは少し寂しい。

ということで、久しぶりにしっかりキャンプすることにしました!
金曜日にまる一日休暇を取り、お昼前に出発。行先は愛知県田原市です。
道中に新城市にある野田城へ立ち寄ります。

ここは菅沼氏の居城で、当初は今川氏に属していました。
その後、義元が桶狭間で討たれると徳川に属し、天正元年(1573年)の武田信玄による東三河侵攻が始まり、野田城攻め(野田城合戦)も行われました。
結局、野田城は落とされますが、その際に城内にいた村松芳休の笛の音に聞き惚れた信玄が、本陣を抜け出して城に近付いた所を鳥居三左衛門の鉄砲に討たれ、重傷を負って甲斐国に引き上げる途中で亡くなったとされます。

現地の詳細はフォトアルバムに譲りますが、城跡は本丸、二の丸、三の丸が残っています。
本丸以外は完全に森林となっていて倒木なども多いので、周囲の土塁や堀を眺める程度しかできません。
ただ、各曲輪の外側は断崖絶壁になっていて難攻不落具合がよく分かりました。

城から西に降りた地に法性寺があり、その敷地内に信玄が撃たれた場所もありました。

ちなみにお寺の山門は野田城の城門を移築したものだと伝えられます。ところどころが朽ち果てつつあるので、しっかりとした保存が望まれますね。



その後、キャンプ場へ移動。表浜ほうべの森キャンプ場です。
現地には3時半頃着きましたが、既に家族連れを中心に多くのキャンパーがいました。

私はその喧騒を避けて一番奥に一人寂しく設営w
日中は缶チューハイを飲みながら読書タイム。
そして夕飯はこちら↓

ピーマン玉ねぎを炒めて焼き鳥塩缶を入れたものです。手軽で美味しい♪
ちなみにピーマンは我が家の家庭菜園製です。

お腹が膨れると星空観測。
ふと見上げると雲一つない空に満天の星空が広がっています。
近年はスカッと晴れた夜空をなかなか見ることがなかったので、気分も上がります。
早速デジイチを取り出して撮影。
この季節は早い時間だと西の空に夏の大三角が見られます。
自分のテントとセットで撮ってみました。


そして東の空からは冬の星座が上がってきます。
まずは「すばる」ことプレアデス星団を300mm望遠で激写!

20時を過ぎるとぼちぼち星座の王者・オリオン座が登ってきます。

そしてオリオン、ふたご座、すばるの競演↓


ひとしきり撮影を終えると、椅子にどっかり座って星座たちを眺めます…。
今回は流れ星は確認できませんでしたが、風もなくて寒くもない穏やかな状態できれいに輝く星たちを眺めることが出来、満足感に包まれつつ床に就きました。

翌朝は少し早めに起きて、顔を洗いに行きます。
んー、このひんやりした空気と朝日が気持ちいい…。

そしてテントをひっくり返して乾燥させます。この作業も久しぶり。

朝食は湯豆腐、もずく酢、デミグラスハンバーグの3品。ハンバーグはコンビニで無料でもらったものです(笑)
その後は再び読書タイムで時間を過ごしました。

あー、楽しかった♪
やっぱり翌朝をゆっくり過ごせるとちょっと違いますね。
そうそう、ダイハツ・ロッキーさんのドライブも少し慣れてきました。
よし、来週も行くか?(笑)
Posted at 2025/11/22 21:45:22 | コメント(2) | キャンプ&温泉 | 旅行/地域
2025年11月16日 イイね!

深宇宙展に行ってきました

徐々に寒くなってくると夜半には冬の星たちが見られるようになってきます。
今年は仕事の関係でなかなかキャンプに行けず、曇りや雨の日が多かったこともあって「見事な夏の星空」というのをほとんど見た記憶がありません。
そんな中、豊田市博物館で「深宇宙展」が開催されるという情報が!
早速チケットをゲット。

招待券とありますが、メルカリで買ったものです。前売りよりも安くてよかった♪
そして先日、会場へ。

受付前にはルナクルーザーの模型がどどーんと鎮座しています。

高さは5mくらいありそうで、これほど大きいとはちょっと驚きです。
受付を済ませて展示スペースに入ると最初に出迎えてくれるのが宇宙飛行士3名のサインです。

そしてそのすぐ近くにはH3ロケットのフェアリング(実物大模型)。

巨大!
大迫力!
近づいて表面を見ると、意外とツルツルではありません。音速以上で大気圏内を飛行するにあたっては僅かな凹凸も空気抵抗になりそうなものですが、意外と大丈夫なんでしょうか。
さらには実際に使われて海に落着したフェアリングの破片も展示されていました。



さらにはロケットを構成するパーツの実物を触ることもでき、いかに軽く作られているかを体験することも出来るようになっています。



燃料タンクの断熱材は、表面部分は固く作られていますが内部の材はぎゅっと押すと少しへこみました(笑)イメージ的にはスタイロフォームのような硬さですね。
展示の後半部でははやぶさやはやぶさ2が持ち帰った試料の実物も展示されていました。


大変貴重な展示であり、実物を見ることが出来てうれしかったです♪
今回は実物や実物大を展示することで、その迫力や説得力を感じさせるという展示方針があると感じられました。これだけでもチケット代は安いと思いました。

更に奥に進むとソユーズで宇宙へ行った前澤友作氏が着用した宇宙服もありました。


そのソユーズのフェアリングもあり、大きく「M」と書かれていました。

ロシアもお金で動くのでしょうか(笑)
前澤氏が乗って地球に降りてきたソユーズ本体も飾られています。



大型モニターでは前澤氏が今回の宇宙飛行について語っていましたが、「挑戦していないと生きている感じがしない」というフレーズが印象的でした。
既に語りつくされているかもしれませんが、彼はなぜ宇宙に行ったのか。
 ・子供の頃からの夢の実現
 ・民間人でも宇宙に行けることを示す
 ・自身の話題作り

主にはこの3点だったようですが、軸は「夢」と「お金」ですね。
民間人がほとんど宇宙に行けない世の中で、彼のように宇宙に行けるのはお金の力以外の何物でもありません。羨ましいけど。
ではそこで彼は何を得たのか。
 ・青い地球を見たことによる人生観の変化
 ・月旅行に向けた経験
 ・世間からの注目

人生観の変化は宇宙飛行士の多くが同様の感想を語っています。宇宙からは国境は見えない、美しい地球の環境を守り続けなければならない、など、時の為政者にも感じてほしいものです。
彼は地球帰還後に以下のような行動を取っています。
 ・スペースデブリ問題に取り組む企業「アストロスケール社」へ約30億円出資
 ・衛星データを使って地球を仮想空間で再現しようとする企業「スペースデータ社」へ出資

この他にも事例があるようですが、特にデブリ問題には強い意欲を示しているようです。これまでは特にロシア中国がデブリを膨大に増やしてきた経過があり、今後の宇宙開発の障害となり得るため、こうした取組みに熱意を示してくれているのは嬉しいことですね。
彼の宇宙飛行に関する見方の一つに「単なる売名行為じゃないか」というものもあるかもしれませんが、月旅行や宇宙ホテルなどといった夢やロマンの側面ではなく、デブリ問題という地道な世界に巨額の投資をするという方向性を取ったのは価値のあることだと思います。
願わくばこれを一過性のものとせず、今後も継続的に関わっていってほしいものですね。

さて、こうした前澤氏の支援などもあって、国内の宇宙開発企業も近年は精力的に活動しているという展示もされていました。北海道のインターステラテクノロジズ、和歌山のスペースワンなどがその代表的な事例です。

またNASAが進めている月面探査プログラム「アルテミス計画」にはTOYOTAなどの日本企業も参画しており、入り口にあったルナローバーの開発などを進めています。そのローバーのタイヤはブリジストン製でした(笑)


展示にはこんなグラフもありました。

合計123社。
スタートアップだけでもこれだけ多くの企業が取り組んでいるんですね。こりゃ打ち上げ需要が高まるってもんだ。
少し前は「宇宙開発なんて、学者が遊んでるだけでしょ」とか「税金使って余計なことしてんじゃねーよ」などの冷めた意見が多く見られましたが、スマホやカーナビにGPSが仕込まれ、衛星画像に基づく天気予報が当たり前の時代になった今では、そのような意見はほとんど聞かなくなった気がします。それは「自分の生活に密着した話だから」でしょう。
そう考えたときに問題となるのが「月や火星にはなぜ行くのか」。
考えられる要素は主に3つ。
 ①資源を持ち帰って地球で活用する
 ②宇宙開発の過程で得られた技術を民生転用する
 ③国家間競争
(例えば月の土地を独占するなど)
①はコスト的に全く見合いません。②は現在の宇宙開発でも一定に実現されます。結局③となるのではないでしょうか。いずれにせよ日々の生活には直接的な関係性を見出しづらいです。このあたりはこれからの議論や研究などに期待したいと思います。

場内各所で流されている映像のナレーションは女優の蒼井優さんが務めていました。彼女の声は落ち着いた印象なので、こうした役割は合っている気がしますね。

さて、これらの他にもものすごく多くの展示があり、一通り見終わると既に2時間が経過していました。平日午前中にもかかわらず場内にはかなり多くの来場者があり、この展示の注目度の高さを物語っていました。
東京開催時の総入場者数は現時点で未発表のようですが、かなりの入場があったものと推察できます。豊田の総入場者数がどのくらいになるのか楽しみです♪

豊田市博物館の常設展でも深宇宙展関連の展示があり、地元企業による宇宙開発が紹介されていました。

発射場からロケットへ液体水素を注入するためのホースです。こうした製品の開発技術が民生転用されることで、私たちの生活水準が上がっていくのでしょうね。

館内のミュージアムショップでは私の星座の箸置きを買ってきました。

図録も欲しかったのですが、ちと高かったので断念…
その脇に置かれていたチラシを見ると、会期中に豊田市内で様々な宇宙関連イベントが催される様子。

こうした連携イベントは市全体で盛り上げる動きとなるので、大変よい取組みですね。
ここでふと思い出したのは名古屋市科学館。
豊田の深宇宙展は当然ながらJAXAの協力のもとに開催されていますが、名古屋市科学館はかなり前からJAXAとの連携協定を結んでいます。しかし、その後JAXAと連携したイベントはごくごく少数しか開催されていません。しかもその開催に合わせて名古屋市内で関連イベントがあるわけでもない。そんなことだから名古屋は「豊田の城下町」などと揶揄されるんじゃないの?大都市名古屋のプライドはないの?などと悪態をつきたくなります(汗)

閑話休題。

先ほどのチラシには興味をそそられるイベントがいくつかあったので、早速参加申し込み。しばらくは宇宙漬けの日々が過ごせそうです♪
イベント参加までにキャンプ場で宇宙を見上げてくるかな(笑)


↑以外の画像はフォトアルバムに収めました。
深宇宙展(2025年豊田市博物館)
Posted at 2025/11/16 20:55:57 | コメント(2) | 宇宙ネタ | 趣味
2025年11月15日 イイね!

MSドックを作りました

重巡鳥海の製作は今年3月半ばから始め、まだ道半ばに至ったかどうか。
この間、ひとつのパーツを作るのに図面やイラストとさんざんにらめっこして、多くの時間をかけて形状やサイズを確定しながら少しずつ進めるという過程が続いており、さすがにちょっと疲れてきましたorz
ということでちょっと寄り道。
100円で売られているMSドックを作ります。
製品は言わずと知れたこちら↓

ボンビーモデラーの味方・山田化学㈱さんの製品です。
そして同社はこのドックに使うためのデカールまで発売してくれました。


ドック本体は全体をブラックで塗装後、斜め上からグレーを吹き付けることで立体感を出しました。
その後、デカールを貼り貼り…。
1時間くらいかけてあちこちに貼り続ける作業のなんと楽しいことか♪
そして完成!


おー、いい感じ♪

RGザクを入れてみました。



あれ?
一生懸命貼ったデカールが全然目立たない…
まいっか(笑)
ドックとデカールはもう1セットあるので、2基並べるのも楽しいかもしれませんね。
そして寄り道はもう一つ。
それはまた次の機会に。
Posted at 2025/11/15 20:06:43 | コメント(1) | ガンプラなど | 趣味
2025年11月15日 イイね!

間野四郎模型同好会展示会2025

間野四郎模型同好会展示会2025今年8月24日に参加したボッチャーズ展示会。
そこで会話を交わしたモデラーさんから「今度、ウチの会の展示会があるので、ゲスト参加しませんか?」とのお申し出を頂きました。
もちろんOK!
そして当日。前日に体調を崩していましたが、なんとか気合いで持ち直しました(笑)
展示会は「間野四郎模型同好会展示会2025」。場所は愛知県刈谷市の総合文化センターです。


会場には既に多くのお客様が。
受付を済ませて出展作品をセット。限られたスペースなので今回はフネばかりです。


その後は場内の展示作品を見て回ります。
作品はフォトアルバムに収めたので、そちらをご覧下さい。
20251109間野四郎展示会

ブログではモデラーさんとの会話などを中心に綴ります。
まずは今回誘ってくださった光照さんの作品。
中でも注目したのはこちら↓

このアンドロメダの船体に施されたブラックのグラデはエアブラシではなく、タミヤのウェザリングマスターだそうです。
グラデ=エアブラシと思い込んでいましたが、これほど美しく出来るとは…


こちらは普通に作ったセンチュリオンに見えますが、脇にあるプロポで履帯が前後に駆動し、砲塔が左右に動き、更に砲身も上下し、それだけでなく履帯駆動音に加え主砲発射音まで出せます。

ユニットは車内に仕込まれていますが、そのような動きや音を再現できるセットが販売されているのだとか。
これは楽しい♪
男の子心を思い切りくすぐられました。
ちなみに先ほど上げた旧1/100ガンダムの白は塗料ではなくホワイトサフだそうです。
光照さんは絶妙のアイテムチョイスと工作・塗装で見る人を惹きつける作風ですね。素晴らしいモデラーさんと出会うことが出来たと実感しました。

そしてこちらはYAMAさんの作品。


銀河英雄伝説の1場面です。宇宙の一部が液体金属化し、そこへ宇宙船団が滑り込んでいく瞬間に船体が液面に映った様子を、上下に船を貼り合わせることで表現しています。
この情景を作ろうと考えた発想力に脱帽しますし、更に上下に船を貼り合わせるというアイデアも素晴らしいです。
少し前の模コンに出したそうですが、コメントをもらえず悔しい思いをされたそうです。しかしきっと見る人全てを引き付けている作品だと感じました。


こちらはファレホ社から送られた試作品を1ヶ月で作ってくれと依頼されて急遽製作したものだそうです。
エヴァ本体は部位によってグロスとマットで光沢を変えてあり、流れ出た血液と共に作品の迫力を大幅にアップさせています。
これで僅か1ヶ月とは…。YAMAさんの技術力の高さを見せつけられました。

YAMAさんは模型グループに入っていないそうで、ほぼ独学でここまで技術を付けてきたのだそうです。すごい…。
私も特にグループには入っていませんが、独学の限界を感じる場面は時々あります。近年はネット上で様々な技術を得ることが出来るようになったので、昔ほど独学のハードルは高くなくなったとも思いますが、やはり同好の士と語り合える環境があると実際の手の動かし方や道具の使い方等もリアルに共有できるので、そういうメリットは大きいかなとも思っています。
実は今回の展示会参加では、モデラー同士で作品を前に語り合いながらモデラー仲間を増やせないかなという思いも持っていました。
今後も展示会があれば積極的に訪れてモデラーさんたちとの交流を深めていきたいと思います♪
Posted at 2025/11/15 19:53:48 | コメント(2) | ガンプラなど | 趣味
2025年11月02日 イイね!

重巡鳥海の製作(艦橋の工作その3・リノリウム押さえの施工)

重巡鳥海の製作(艦橋の工作その3・リノリウム押さえの施工)上部艦橋あたりまでだいたいの形が出来てきたので、このあたりで船体へ設置します。そして艦橋前面と中部艦橋をつなぐ斜めの外板を設置。

これだけバシッとハマると気持ちいですね♪
そして90式見張方向盤を製作。1/700では直径1.8mmのはずですが、そのサイズの丸棒がないので少し小さい1.5mm丸棒で作りました。


艦橋両側には斜め後ろ向きの排気口がありますが、それと艦橋壁面との取り合い部分が直角に接合されているのかRが付いているのか分かりませんでした。
しかしなんとこのタイミングで鳥海の動画が公表されるという僥倖!
旧海軍の巡洋艦鳥海とみられる映像発見 将校が撮影、魚雷発射訓練も
その動画の中で排気口との取り合い部分がはっきり写っていました。

直角でもRでもなく、斜めの板で接合されていると判明したので、そのように再現してみました。


さらにその他の細かい装備品などを付け、いったんここで艦橋の製作を中断します。


若干工作が粗いものの、艦橋フルスクラッチは自己満足度高めで推移しています♪

ここで上甲板のリノリウム押さえを施工します。
リノリウムは幅1.83m、長さ27.3m、厚さ3mmの薄い板で、主に乗組員の歩行による疲労軽減の効果を狙って甲板に装着されたものです。
ただ、↓の記事によると、被弾等によって破壊された場合、リノリウムは細かい破片になるので、乗組員の負傷防止にもなるため多用されたとのことです。知らなかった…。
リノリウム甲板って何?(タイムクラフト造船所)
リノリウム板は帯状の押さえ金具によって甲板に固定されます。今回、その幅と色について調べてみました。
まず幅ですが、こちら↓の記事によれば実物は4cm程度、1/700だと0.06mmということだそうです。
1/700 冬月 リノリウム甲板(25)(北鎮海軍工廠)
ほとんど見えないくらいの太さですね。
そして色ですが、多くの艦船模型作品ではゴールドで表現されています。しかし何かの記事で灰色と見たような記憶が…。
改めて調べてみました。するとこんな記事を発見。
高波1942 その四(ブリキ缶建造記)
なんと、艦政本部の法規集のなかに、リノリウム押さえ金物を昭和13年12月付で黄銅製から亜鉛メッキ鋼板に代用改正する旨の記載があるとのこと。
またこちらの記事にも同様の記載がありました。
EXPLANATION(企画室S&Sホームページ)
文中には「昭和12年頃から(原材料としての)銅の統制が始まり真鍮製部材の他材質への変更が検討され亜鉛メッキ薄鋼板を使用となったものです。」とあります。
これらを前提とすると、第一次ソロモン海戦時の鳥海に装着されたリノリウム押さえは金色の真鍮製ではなく灰色の亜鉛メッキ鋼板だった可能性が高いと思われます。
しかしながらリノリウム押さえをゴールドでなくグレーとすると模型としての見栄えは大幅に違ってきます。よって今回は史実と異なる可能性が高いことを承知の上でゴールドとして工作することにします。

リノリウム押さえはリード線をほぐすと出てくる極細真鍮線を利用し、これを先に甲板にデザインナイフで入れておいた細い溝へ貼り付けます。真鍮線は手持ちの0.1mm金属線と比較すると同じくらいの太さだったので微妙にオーバースケールくらいの感じです。
真鍮線はプラ用接着剤を使って甲板側のプラを溶かして接着する方法もありますが、接着力が弱いためマスキングテープの粘着力に負けてしまうらしいので、瞬間接着剤を使います。
まずは真鍮線の7割がたの長さを甲板に接着します。次に残り3割をデザインナイフで立ち上げておきます。

セリアで手に入れた瞬間接着剤用ハケを使って3割部分に接着剤を塗布し、甲板へ設置。

ひたすらこの繰り返しを行います。
ちなみにセリアのハケはすごく使いやすいです。これで100円は安い♪

途中で気分転換も含めて、艦尾付近の洗い場と靴底消毒槽の壁をプラペーパーで立てました。
若干ガタついているのは見なかったことにしてください(汗)

鳥海動画にも両者はちらっと写っています。



更にリノリウム押さえを貼り続けます。特に運搬軌条周りはかなり短い真鍮線を貼り付けるので、なかなか大変…。約4日の作業を経て、甲板全体への施工を完了しました。


鳥海動画では艦尾端も写っていたので、以前に検証した鉄甲板の範囲を再検証してみました。

これを見ると、鉄甲板の範囲は倒された旗竿の長さと同じのように見えます。
図面から算出した旗竿の長さは11.3mm。
私が施工した範囲は12mmなので、ほぼ正解だったことになりますね。ほっ(^^)
Posted at 2025/11/02 11:41:34 | コメント(2) | 艦船模型 | 趣味

プロフィール

「重巡鳥海の製作(艦橋の工作その5) http://cvw.jp/b/488285/48802516/
何シテル?   12/05 20:49
模型工作とキャンプが大好きなヘタレをやぢです。 私がフォローする方には2種類あります。 一つは「以前からのみん友さん」 もう一つは「ちょっと興味を持っ...
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