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皆さんは記憶にあるだろうか、約２年前に起きた秋葉原無差別殺傷事件。
今年から、公判が始まり、事件の詳細や、被害者の心情、憎しみ等が明らかになった。
実際に、読んで行くと、事件の凄惨さや、生々しい惨状が克明に記されており、
目を覆いたくなる事実もある。

なぜ、この事件の事を、書こうと思ったには、日常の中では考えられない事実であると言う事。
また、秋葉原に良く行くので、身近なエリアで事件が発生した事、ふとした瞬間に
事件の詳細を知りたいと思った事である。

ここから、記載する内容は、あくまで一個人の考え方であり、事件とは直接関係の無いです。

被告の背景を考えてみたい。

被告は、自身のコンプレックスやレッテルを自身で築き、
その内面を誰にも告白する事無く、自身の殻に閉じ込めていたと思う。
それは、人との関わり合いを、自身で避けていた事で、
他人に打ち明ける時期を見失っていたのではないかと考えられる。
人との関わり合いを自身で避けていた為、
人との接触する機会があっても、上手く関わり合いが持てず、
自身はより硬い殻に閉じこもり、負の感情の連鎖が始まったのではないかと思う。
より硬い殻の閉じこもってしまうと、
全ての考え方が負の考え方しか出来なくなり、
自身でだんだん考え方のコントロールが出来なくなると、
今度は、憎悪が生まれ、溜まり、自身の感情もコントロールが出来なくなると思う。

その憎悪そのものは、自分自身に対しての苛立ちだったり、
コンプレックスやレッテルを作っている自身そのものを
打破したい気持ちではないかと推測する。

感情そのものが自身でコントロール出来なくなっている事で、
その憎悪そのものの存在は自身が作り出していると思わずに、
社会の対しての不満だったり、他人から受けた事と誤認したのでは無いかと思う。

自己の感情を自身で解決するのでは無く、
全くの他人に、自身の憎悪や感情を理解して欲しいが、
自身の表現が出来ないので、実際に物理的な表現を通じ、
感じ取って欲しいと言う事で事件が起きたのではないかと思う。

被告が、裁判所内で、ネットの書き込みをする事で愚痴のはけ口と言っていたが、
私は、それは異なると思う。
インターネットそのものを否定しているのではなく、
ネット上の書き込みは、どうしても無機質になり、
自身の人生相談は、ネット上の書き込みには不向きだと思う。
人生相談は、人との関わり合いが１番大事であり、
そこに価値が存在していると思っている。

もちろん、私は、被告のした事が決して許される事では無いと思うし、
遺族の気持ちに賛同できる状態だが、この様な事件が起きる背景を考えた段階で、
他人事ではすまない話だと思う。
つまり、僅かながら、被告に同情出来る所があるって事です。

自身も恥ずかしながら、コンプレックスは持っている。
ただそれは、自身で何らかの解決したり、誰かに聞いて和らいでいる。

被告は、事件が発生する前の段階で、誰かに何らかのアクションを起こし、
相談し、同情され、心身共に和らぐ機会があれば、
この事件は起きなかったのではないかと思う。

被告が、人との関わり合いを避け続けていた事が、事件の最大の原因だと、
私は推測する。