現在Hondaの主力Ｌ型エンジン（ハイブリッド用）を考えてみる（２）

i-DSI＆２バルブ仕様の1.3Lエンジン
Hondaとしては・・・
高回転域に難が有るi-DSI＆２バルブ仕様の1.3Lエンジンは
現在ではハイブリッド用エンジンのみに絞られました。
ハイブリッド用エンジンには気筒休止機構を組み込み・・・
そして・・・モーターアシストが加わる事で
低速域ではありえないトルクを絞り出せる特異なＬＤＡエンジンに・・・
高回転域は諦めた低速重視のこのエンジンは
普通に乗る分には素晴らしい性能を発揮いたしますが
昔のVTECの車に乗っていた方・・・　更なるパワーを求める方には・・・
ハッキリ言って物足りないでしょうね～
そんな訳で当然ながらアフターの世界では過給機を取り付けるメニューも
個人的にはIMAに過給機を組み合わせるのは理に適っていると思いますね～
過給機が苦手な低速域はモーターがアシストしてくれますので・・・
中回転域からは過給機がしっかり働きます。
それでも・・・２バルブのエンジン・・・
高回転域までは回るエンジンでは無いので
Hondaが出した答えは原点回帰！
４バルブ＆ⅰ-VTEC＆排気量UP＋IMA
高回転まで回ってパワーもそれに付いてくる
パワーＵＰした分・・・低速域はそれなりのモーターアシストを！
その為バッテリーの容量的にモーター走行させる余裕は無！
なので気筒休止機能は未搭載、モーター走行はしない仕様なのが
現在のＣＲ-Ｚ／インサイト（ＺＥ３）のＬＥＡエンジン
そして・・・新しいＬＥＡエンジンが登場～
フリードハイブリッド（スパイク含む）のＬＥＡエンジンは・・・・
なんと２バルブ仕様のⅰ-VTEC1.5Lエンジン
高回転域は改めて捨てた実用重視！
車重が有るミニバンに合わせた仕様のエンジンに仕上がっています。
気筒休止機能は復活、モーター走行も可能に
コストが掛かるi-DSIは採用を見送ったみたいですね～・・・・・
で・・・本日ディ－ラーで調べてもらった所・・・
え！？・・・・プラグは８本って・・・
カタログでは謳っていませんが・・・
i-DSI仕様の模様・・・
それじゃ～ⅰ-VTECって何やってんの？
どうやら気筒休止切り替えの事を言っているみたい・・・
と・・・言う事は・・・
インサイト1.3Ｌ版の『ＬＤＡ』の単純排気量ＵＰ版って事なのか～
これは面白いな～
スペックを比べると・・・
インサイト1.3Ｌ『ＬＤＡ』
　最高出力　：5.800rpm　 88PS
　最大トルク ：4,500rpm 12.3kg·m
フリードＨＶ（スパイク含む）『ＬＥＡ』
　最高出力　：5.400rpm　 88PS
　最大トルク ：4,200rpm 13.5kg·m
最大馬力は変わらず・・・ただ発生ポイントを400rpm下げてきています
最大トルクの発生も300rpm下げてトルクはＵＰ
インサイト1.3Ｌの『ＬＤＡ』よりも
より実用的なエンジンになっていますね～




そんな訳でHondaのハイブリッド車用のエンジンは
低速重視な低燃費仕様の『ＬＤＡ』
実用重視なミニバン仕様『ＬＥＡ』
全回転域スポーツ仕様の『ＬＥＡ』の３種類のエンジンが有ります。

ちなみに・・・・
このエンジンに組み合わせるモーターは全て馬力14PSの『ＭＦ６』になります。
IMAバッテリーは100Vです

個人的には・・・・
ＦＤ３に使用していた馬力20PSの『ＭＦ５』も使って欲しいな～
このモーターに使うＩＭＡバッテリーは158V
面白い車が出来そうなんだがね～