DA63T・キャリイ ： コンデンサーASSY（エアコン）の観察。

車に向かって左側（車輛右側）が
エアコン用のコンデンサーASSY。

こんな感じの部品形状。

コンデンサー上部。

冷媒ガスの入口＆出口。

円筒部を冷媒が流れますが、
赤矢印部には隔壁（二重？）が有るようです。

下部側の隔壁（一重？）は一ヵ所だけのようです。

冷媒経路を図式化すると、おそらく
こんな感じなのだと思われます。
（但し、下部の隔壁は上部と違って一重？っぽく見えるので、
全閉ではなくて若干貫通していて
液化した冷媒がスルー出来るのかもしれない。）


入って第1段目ではチューブは 11本。
第2段目では 7本。第3段目で 5本。
最後の第4段目では 3本。

　11 → 7 → 5 → 3

というように、だんだん流路の本数が減っていきます。（想像）

なお、コンデンサーの入口では
冷媒ガス（HFC-134a）がほぼ気体で入ってくると思われますが、
徐々に放熱されていくことで液体になって
体積が一気に減っていくので、流路本数が減っても
大きな抵抗になる訳ではないと思われます。

このような方式の物は
マルチフロー型/マルチフロータイプ
と呼ばれるようです。

　>
　>https://aftermarket.denso.com.sg/product_sub_info?cat_id=183&sub_cat_id=175&lang_id=5

上記の「U字型ターン」「S字型ターン」
という呼び方にならうと、この
DA63T・キャリイ用のコンデンサは

　「W字型ターン」（M字型ターン）

と呼ばれるのではないかと思われます。