10月に突入しても雨やら暑い日ばかりが続いた感がありますが、ようやくカラッとした涼しい秋晴れの一日となりました。しかし今はエアコンに頼らない気持ちの良い陽気は極めて短いので、つかの間の好天という感じがします。
このところ多忙による疲労が激しく、とにかく惰眠を貪る日が多かったように思います。そんな時にはとにかく寝て、好きなものを食す事が一番の回復出来る方法なので、食欲の無い平日昼もなるべく食べます。
で、先週の木曜日…
大手町の事務所ビルの交差点の反対側のサンケイビルの広場には、お昼になると沢山のキッチンカーが現れます。その中にいつも行列を作っている車があり、昼の時間帯に「何のお店だろう?」と前々から気になっておりました。
その行列も女性だけならそれほどの関心は持ちませんが、男女問わず様々な年代が並んでおり更に興味をそそられてネットで検索すると、どうやら「東京パエリア」というキッチンカーでありました。
このキッチンカーは海外を渡り歩いたベテランのシェフが始めたそうで、何とサンケイビルに来るのは木曜日のみと言う事で、「お!丁度今日じゃん」と11時前に広場が見渡せるトイレの窓から様子を見ると5人くらいの列が出来ていました。
そこですぐにエレベーターで降りて広場に向かうと更に行列が増えて10人程度になっていましたが、このくらいなら許容範囲なので並んでみました。
メニューはパエリア一種類のみの週替わりで、そこに好みで副菜やスープが選択出来るようなので全部付きのスペシャルセットを選択します。が、前の男性客のほとんどが大盛りを注文しているのに釣られて大盛り1200円を注文します。

自室に戻り開封すると、イカ墨のパエリアにサラダ、チキンのオリーブマリネ、オニオングラタンスープとかなりのボリュームであります。
結論から申し上げて、これはかなり美味いです。この量で同じものを近隣店舗で提供すればランチで1600円以上のプライスが張れるほどに充実した内容でありました。加えて私はあまりオリーブオイルが得意ではなかったのですが、これは香りの良いオリーブオイルであります。
私の場合食事は自主規制で一日2100kCalを遵守しているのですが、これはそのリミッターを超えても食べる価値があるテイクアウトで、時間に余裕のある木曜日は定番になりそうです。

さて、今日は久々にこちらの車で買い物を兼ねて少し走って来ました。
ようやくエアコンを切ってサンルーフを開けて走れる季節になったのと、今月から19年目に突入したこの車と向き合う時間は至福であります。
思えばこの車を検討していた時に自動車雑誌「NAVI」誌で『長く乗るならこの一台』という特集を組んだ記事で、今は亡き御大である小林彰太郎氏が挙げた一台がこの車であり、その理由として軽さとパワーのバランスとコスパの良さを述べておられました。その中で「これから先はガソリンが高くなる時代になる。長く乗るなら燃料代や税金が抑えられるものが好ましい」という行があり、20年を待たずして氏の先見の明には感謝であります。
その際はV8の4.2NAを発注予定でしたが、この記事と営業氏の勧めでひとつ下のV6の3.0を選び、その差額でフルオプションにして発注したのでした。
その後これを上回るハイパワー車も迎えましたが、ハイパワーの魅力と共にそのマイナス点も感じるようになり、少なくともゴー&ストップが多い都心に於いては有り余るパワーが寧ろストレスに感じる事もしばしばでした。
このジャガーは確か240ps程度の極めて普通のパワーですが、都心での使用が99%の私には充分な訳です。購入当時仏蘭西料理シェフの友人が「それはロースのブロックをドンと使うよりもスジ肉を使ったほうが料理的には楽しいのと同じ」と言った意味がよく理解出来たのでした。更にTVKの「新車情報」で三本和彦氏がハイパワー車を試乗した際に必ず『パワーは麻薬』という名言を遺された通り、どんなにハイパワーであってもそれが当たり前になってしまう魔力には屈さなかったと言えます(笑)
納車当時は茶髪にしていた持ち主の髪も白髪交じりのグレーになりましたが、車の状態は正直なところ納車直後より今のほうが綺麗だと自負しております。19年目に突入しても飽きず、加えて欲しい車が存在しない以上はまだまだこの相棒との付き合いが続いて行くものと思われます。

フロントのナンバープレートに1mmに満たない飛び石傷を見付けました。

使用するのはタッチペンではなく、タミヤのエナメル塗料です。
今回はナンバーなのでそのままホワイトを使いますが、ボディの場合でも目視で数種類を混ぜて似た色を作ってこの塗料を使い続けて数十年になります。どうも普通のラッカー系の場合は下地の隠蔽力がイマイチで、私的に使い勝手が良くないのです。
因みにジャガーは18年乗っていてこれが初めての飛び石であります。しかもナンバープレートであれば夏のクラウンエステートの時と同様に再発行可能ですので、この程度の修復で無問題です。
このタミヤのエナメル系塗料、恐らく50年くらい前から同じ容器で存在すると思われます。少し前ならアキバあたりのホビーショップに行かないと入手出来ませんでしたが、我が家の近くのスーパー&ホームセンター併設の家電量販店の模型売り場が思いの外充実しており、徒歩圏で入手可能な喜びを噛みしめる一日でありました。
Posted at 2024/10/20 18:50:48 | |
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