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大熊猫@のブログ一覧

2012年10月17日 イイね!

マイバッハの終了

都心を走っていると、2日に一回くらいはこのマイバッハを見かけます。

それもこの62と呼ばれるロングボディだけで、標準仕様の57に至ってはまず見掛ける事はありません。

そのマイバッハも新しいSクラスが登場するのとほぼ入れ替わりで生産が終了する事が決定したようです。そもそもメルセデスがロールスロイスやベントレーのカテゴリーに真っ向勝負を挑んだ感もありましたが、このマイバッハは過去に一度だけ乗る機会がありました。

今は閉鎖されてしまったようですが、六本木にマイバッハセンターと呼ばれるショールームがありました。そこではマイバッハとメルセデスSLRの顧客を対象に一日一組限定でオプションやボディーカラーをシュミレートするとても贅沢な空間でありました。当時こちらのパーソナルセールスリエゾンという肩書きをお持ちのO氏のご好意で何とマイバッハの試乗&本カタログを頂く機会に恵まれたのでした。

もちろん素晴しい車だった事は確かなのですが、私的には自分の人生の中では恐らく縁の無い車だろうなという感想を持ちました。それは最果ての地に旅に出た先で宿泊した旅館に「もうここに来る事はないんだろうな…」という感慨に近いものだったと思うのです。

実際にドライバーズシートに収まると、先代のS600をベースに作られた事が一目で分かるインパネが広がり、各部の材質には最高の材料が選ばれていました。走って見れば速いのは当然ですが、これだけ長いホイールベースを持ちながらも鬼のような剛性のボディでした。

後席に至っては、日本の障子を思わせるサンルーフと後席のパーテーションのセットで(このパーテーションがスイッチひとつでスモークになる)400万円を超える金額だったと思いますが、現代に蘇ったグローサーメルセデスそのものという印象を持ちました。

が、快適である事はこの上ないものの、この車の無表情ぶりはドライバーとしてこれだけの対価を支払って乗りたいという情熱が沸かない車でありました。ただ単に後席に乗って移動するアイテムとしては今でも地上最高のアイテムだと思いますが、やはりこの価格の車にとってはメカの優秀さ以上に必要な何かがあるように思いました。V12ツインターボの動力性能も、乗る者のドライビングプレジャーの為ではなく、有事に暴漢から逃げ切れる為の余力と考えると納得出来るほどに無表情に凄まじいスピードに達します。

対するファントムやミュルザンヌは、このマイバッハに比べればどこか抜けたユルい部分を持っています。しかしその抜けたファントムの牙城をマイバッハを持ってしても崩せなかったところを見る限り、4000万円を超える車に一番必要なものは機能としての優秀性ではない事が証明された結果が出たように思います。今後は次期Sクラスの最上級モデルの「プルマン」にバトンタッチされるそうですが、地上最高の移動空間となるのでしょう。

で、この一件以来、自分にとっての必要なセダン像はハードとしての性能以上に、もっと叙情的な部分である事に気付きました。ドイツサルーンが極めて優秀であるところは誰しも認めるものですが、幸い私は暴漢に追われるような日常を送っていない為に過度な動力性能も必要としておらず、今のX350ジャガーが最適な事を更に再認識する結果となったのでした。正直なところ、今現在適正価格でこれと同様なユルさを持ったサルーンが見当たらず、今後も登場する事は無いと思われる以上、ファーストサルーンはまだまだ当分、下手をすれば半永久的にこのXJに乗り続ける事になると思います。

最終的に日本に輸入されたマイバッハは140台弱だったと聞きます。後期にはこのランドレットモデルも相当なお値段でラインナップされていましたが、これは日本に居るのでしょうか…
Posted at 2012/10/17 18:18:41 | コメント(4) | トラックバック(0) | 日記
2012年10月16日 イイね!

古い免許証をどうするか…


机の引き出しを整理したら、前回更新時の免許証が出てきました。きっと探せばこれ以前のものも出てくると思いますが、皆さんはこの古い免許証をどのようにしているのでしょう…

これが今後何かの役に立つとは思えませんが、保存するか細かく裁断して処分するか…
考えどころであります。

Posted at 2012/10/16 20:22:12 | コメント(7) | トラックバック(0) | 日記
2012年10月15日 イイね!

昭和の香りを懐かしむ浅草

週明けの月曜日、今日の午前中は会議やら来客が続いておりました。そんな状況下ではリフレッシュが必要となる為、少し長い昼休みに浅草までひとっ走り出掛けて参りました。

馴染みの寿司屋さんで軽く食して散策をしましたが、ここ浅草は観光地としてほとんどテレビやガイドブックで出尽くした感もあるので、ここはあまりメディアに登場しない一角について触れたいと思います。

さて、車のオーディオからカセットデッキが姿を消してから久しくなると思いますが、比較的中高年向けの車種には根強く生き残っていたような記憶があります。そんなお父さん達はCDからテープにダビングするような面倒な事はせずに、カセットで販売されているアルバムを車用に買う習慣があったようです。で、そうしたお父さん達が御祖父さんになった今、あまりカセットテープのソフトを見かけなくなったと思います。

が、ここ浅草にある宮田レコード店には、演歌や落語のカセットテープがまだまだ健在です。恐らくそのあたりの品揃えは他の追随を許さない程に充実しています。

その宮田レコードの脇に、あまり知られていない浅草地下街の入り口がひっそりあります。

本当にここを降りていいの?と心細くなる雰囲気ではありますが、その先に…

仄昏い照明に照らされた昭和の雰囲気満点な飲食店が広がります。この地下街も私の子供時代から何も変化がありません。

浅草公会堂の横には、日本の歴史に残るスターの手形が数多くあります。

伝法院通りを六区に向かう途中には、平日の昼でも屋台の飲み屋さんが盛況なようです。

よく昭和を演出したテーマパーク的な扱いの場所は色々な場所で見かけますが、実際に昭和50年代の姿を留めた場所は少なくなりつつあるようです。こうした場所はあまりメディアで取り上げる機会があるとは思えませんが、だからこそ天然の昭和を今まで留めていたと言えるかも知れません。

もちろん長い昼休みの代償として、会社のメンバーに和菓子を買って帰りましたが…
Posted at 2012/10/15 17:12:16 | コメント(4) | トラックバック(0) | 日記
2012年10月14日 イイね!

メッシュグリルの清掃

考えてみれば、今年もあと2ヶ月半を残すところとなりました。

今年は私的には様々な出来事がありすぎて、夏の暑さを乗り越えた今は少し疲労が蓄積した感があります。ここ最近はいつも休みの前の日に「明日は外出しないで休養しよう」と思うのですが、それが出来た日は稀で、必ず何かしらの用件で動いてしまう為に「来週こそは…」と思うだけで終わっています。

しかし今日は早い時間に赤坂~青山に買い物に出掛け、午前中に帰宅する事が出来ました。そこで乗りかかった船という訳ではありませんが、いつも気になっていたフロントグリルのインナーメッシュの部分をクリーニングしてみました。

幸いにもこのX350のメッシュ部分は樹脂メッキではなく金属を使っています。なので柔らかいブラシとクリームクレンザーを使ってみましたが、多少は輝きを取り戻したように思います。ただしグリルのサラウンド部は樹脂メッキなので、ブラシが当たりそうな部分にマスキングテープを貼っての作業ですが、考えてみれば嘗てのディムラーダブルシックスなどはこのグリルが丸ごと金属製という贅沢な作りだったのですね。

ついでに気になっていたテールランプのメッキサラウンドは樹脂なので、細~かいコンパウンドで磨く程度に留めましたが、こうした部分が光ると全体が締まって見えるものです。

と、結局あまり休養にはならなかった感もある一日ですが、結局のところ一番の休養とは充実感を味わう事ではないかという結論に達した秋の一日でした。
Posted at 2012/10/14 13:12:05 | コメント(3) | トラックバック(0) | 日記
2012年10月11日 イイね!

本日発表、新型レクサスLS試乗記

現行のレクサスLSも早いもので、登場してから6年が経過しました。

私もその最初期モデルには先日まで乗っておりましたが、今日大幅なマイナーチェンジモデルが発売となりました。初期モデルに8万㌔近く乗った経験上、今回の改良が果たしてどのようなものかは非常に関心があり、今回もディーラーさんのご好意により発売日に試乗の運びとなりました。

まずは一番の変貌を遂げたのは、このフロントマスクだと思います。

どちらかと言えば控え目に見えた前期型に比べ、相当に迫力が増した顔付きになりました。年末登場すると言われる新型クラウンのスクープ写真をご覧の方も多いかと思いますが、今後のトヨタはこのアウディを連想するグリルで行くのでしょうか。

とは言え想像していた以上に無難に纏まっていると思います。前期モデルには無かったフード上のプレスラインが出来た事でフロントの高さ感が出て、このクラス相応の威厳みたいなものが出てます。

リアのランプ周りも一番新しいGSと同じテイストです。

ようやく全てのウィンカーがLED化されました。

あくまでマイナーチェンジという事で、タイヤサイズに変更はありません。ホイールの色味が若干ガンメタ系に変更されています。


私的に一番大きく変わった事を感じるのがこのインパネです。画面タッチパネル式からマウス式に変化しましたが、これは慣れの問題でしょうか。ウィンカーレバーはGSでBMWっぽい操作感のものになりましたが、LSは従来と同じです。

先代モデルのアンケートに「安っぽい時計を何とかして」と書いた記憶がありますが、ようやくそれなりになりました。


実際に今日走ったのは460Lというロングボディのものでしたが、パワーユニットには変更が無いので慣れ親しんだLSの味そのものという感じです。ただ前期モデルのセルシオからあまり変化を感じなかったシートは中身の変更があったようで、沈み込みが少ないものに進化しました。

コンソールのダイヤル式のセレクターはエアサスペンションの調整で、コンフォート・ノーマル・スポーツの他にスポーツプラスという更にその先のモードが新設されました。とは言ってもノーマルの足はあくまでソフト向けなので、スポーツプラスを選んでも柔らかい印象があります。前期モデルで気になった路面の大きな入力後のうねりみたいなものは依然として残っており、ここはもともとスポーティー仕様のFスポーツのほうが良さそうです。因みにスポーツを選択するとメーターに赤いイルミネーションが表れるのは現行ジャガーXJと同じです。ここはジャガーやフェラーリの「マネッティーノ」と同様に足回りだけでなくエンジンのマネージメントも選択出来ると面白いのですが…

このLS、今回のマイナーチェンジであと5年生産されて次期モデルにバトンタッチとなるそうです。ここ数年の間に大型サルーンを取り巻く環境が大きく変化したことで、次期モデルをどの方向に向けるかは相当難しい仕事ではないかと思われます。どちらかと言えばこのモデルも従来の価値観の範疇にあるので、この手の車がお好きの方には大きくて立派なLSを手に入れるチャンスだと思います。

私的には今からこの車を買うなら600hがオススメです。単にハイブリッドというだけでなく、今までの国産高級車とは思えない程のしっかりとした落ち着きは素晴しいものがあります。正直LS460と比較するとワンランク以上の差を感じます。逆にドライバーズカーとしての軽快なものをお好みでしたら、LS460のFスポーツが宜しいかと存じます。ただ単純にドライバーズカーとして見た場合、新型GSのほうが運転を楽しむには向いているように思います。それほど新型GSの完成度の高さは素晴しいものがあります。

私の乗っていた前期モデルに点数を付けるなら、70点というところです。残りの30点はこのモデルが持った宿命というか、良くも悪くも極めて特殊な感性の古いお得意様を裏切れない部分にあります。こうしたお得意様は決して客観的に他メーカーの車との比較は考えずに、確実に数年に一度は同じ車種に乗り換えてくれる本当にいいお客様なのでしょう。が、そうした人の声がこの車を一気に進化させる事をスポイルして来た事も事実で、ただでさえソフトなLSの標準仕様の足回りを「もっと柔らかく出来んのかね?」という大胆な?注文を付けると聞きます。しかし徐々にそうした顧客も世代交代が進んで、少しずつではありますが本当に良いモノを作ろうという熱意を感じました。

次に新型になるのはISで、もう登場まで1年を切った様子です。最近のレクサスを見るとこの次期ISは相当に気合の入ったモデルが期待出来そうです。




Posted at 2012/10/11 19:30:45 | コメント(3) | トラックバック(0) | 日記

プロフィール

「タイヤに関してはミシュラン信者の私ですが、レストランガイドに関しては今ひとつ信用出来ません。」
何シテル?   06/17 06:57
東京は日本橋を中心に活動しております。 趣味としての車は輸入車贔屓で、中でも英国車を好みます。また実用品としての車はトヨタ&レクサスを愛用し、好き嫌いを抜...
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