ATFクーラーをリアクター化してみました。
目的 |
チューニング・カスタム |
作業 |
DIY |
難易度 |
 初級 |
作業時間 |
1時間以内 |
1
またリアクター関連のお話です。
デリカのATFクーラーにリアクター施工してみましたのお話です。
ATFとは Automatic Transmission Fluid です。このATFは8ATの他フロントトランスファーとフロントデフも潤滑させているそうです。
後期デリカd5はアイシン製の8ATです。
ATハウジングは純正でバッテリーと直でアースが繋がっています。
よほど電荷が溜まるのでしょうか?
大小合わせて8個目となるリアクターは駆動系周りに施工したいと考えておりましたが、この純正アースがある関係で設置場所に悩みました。
2
8ATのボディにバッテリー直のアース線が繋がっているのでリアクターをどう施工しようか?迷っておりました。
このアース線と並列に設置しても効果が薄いように思いました。
この画像はバッテリーとその下のバッテリーステイを外したATの上からの画像だそうです。
ちなみにこのレバー付きのワイヤーはシフトレバーと直結してます。
バッテリー下ろすのも一苦労だし
下からは取り外してもAT動作に影響しなさそうなボルトはないし
この画像はバッテリーの裏の画像なので無断拝借しました。
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代わりにと言ってはなんですが、ATFクーラーに設置してみるのはどうかな?と考えました。
アンダーガードを外せば出てくるので安易にアクセスしやすい場所にあります。
直径φ80程度で巻きつけるのにも良さそうです。
クーラーですが見てわかる通り水冷です。
黒いパイプには冷却水が通っています。
ATF温度が低い時はヒーターにもなるようです。
リアクターを設置するのはATFクーラーに決めました。
ATFクーラーを流れるATFにマイナス電荷を付加してATFのプラス帯電の中和を狙いとしてます。
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設置場所が決まったので設置します。
いつもはリアクターを作成してから設置しますが、今回は対象物を外すと面倒な事になるのでデリカの下に潜って作業しました。
パーツクリーナーで表面を綺麗にしてアルコール拭きしてから銅テープを巻き付けました。
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もう写ってますが今回も銅アルミの平編みを作成して巻き付けます。
左側はラジウムの低硬度シリコーンゴムシートです。
シリコーンゴムなので耐熱性ありと判断しました。
一周巻く為には少し短すぎて付け足しました。
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巻き付けに邪魔なインタークーラーパイプは外しました。
ラジウムシートは一周させるように巻きました。
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銅アルミの平編みは約1周半させました。
この編み方だと縦に若干伸ばす事ができます。引っ張ってテンションかけて密着させました。
巻端は銅テープで止めました。
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銅アルミの平編みが巻けたら導電性アルミテープで封止します。
ずらして巻いて左右の端部を封止できるようにしました。
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ラジエーターの後ろですので自己融着テープで防水しました。
万が一水が入るとガルバニック腐食が起きてアルミニウムがボロボロになってしまいます。
相手がATFなのでここでは磁石は使用しませんでした。
下手に鉄粉が溜まっても困りますので
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ATFクーラーにいろいろ巻き付けたので径が大きくなってしまいました。
インタークーラーのパイプの取り付け部と近い所があるのでインタークーラーパイプの取り付けステイをベルトサンダーで削ります。
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こんな感じで近い所を削りました。
ステイの色が変わっている所が削ったところです。
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ターボパイプの銅平編み線のアース位置も一部変更しました。
チョイ乗りの確認です。
最初はATの変速にもたつきがでました。なので先に紹介したガレージシフトショック学習を実施してみました。
ガレージシフトショック学習しかしてませんが変速のもたつきは収まりました。
その後遠出しました。
これも効果が出ました。
300km程度走った後、エンジンそのものが静かになり、振動が激減しました。
シフトショックやダイレクト感には変化が感じられませんでした。
でもリアクターが送り込むマイナス電荷が中の流体のATFに作用しているのは間違い無さそうです。
クーラーに変なモノを巻きつけて良いのか?
については本来水冷式なので問題無い筈です。
心配になって先日の帰りの高速で水温とATF油温を比較して確認してましたが、高速を走ってる分には差は出ませんでした。
差が出たのは高速を降りた後、ATFの温度が5℃程度上がりました。
市街地速度で走ると少しずつ差が小さくなっていきました。
リアクター取り付け前と比較した訳ではないので夏場に向けて継続モニターしていきます。
あとはATF圧送交換した方が効果があるかなぁ?
この8ATは先行する独車ではトラブル出てるみたいですね〜
次の駆動系はあそこですね。
以上です。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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