
2011年11月13日に行われた、Party RaceⅡ 最終戦の報告です。毎回、「ダラダラと長い」 と好評のレースレポートも、本戦としては最後となります。
予選
クラスの違う車が混走することによる混乱を減らすためか、今回は NC がまとまって コースインし、NB は後からコースインすることになりました。
この試みは結果的には良かったのだと思いますが、私は ポジション取りがまずいところもあって、前走車のスピン や ペースの遅い車にひっかかってしまい、若干の不発。ここ最近の定位置である 12位 をゲットします。
今回は 先行して NB に追いつきたくないという考えのためか、先頭の車でスロー走行する車を我慢できなくて抜きにかかった車、「頭を押さえられるとタイムが出ない」 と慌ててタイムアタックに入った車と、混沌とした状態でのアタック開始でした。
普段から練習で一緒に走っていると、お互いのタイムがだいたい判っているのでそれなりに詰めたり空けたり、速い車は前に行かせたりと、コースイン直後に並び替えと間合いができてくるのですが、今回は 各車 冷静さを欠いた感じもありました。
どんなケースであれ、上位の方々はきっちりとタイムを出してきます。状況判断のうまいドライバが結果を出します。
NC2レース観戦
上位4台が最後まで団子となる、密度の濃いバトルで、大変見ごたえがありました。途中、3号車さん が諸事情により消えると、シリーズチャンプのかかる45号車さん を 後ろからアグレッシブなドライブで追う 86号車さん。ダンロップ先で豪快にリアを流す走りは危険な香がプンプンします。
万が一の被害を 「撃墜」 ではなく 「被弾」 くらいで最小限に留めようとする? (※きっと、本人はそんな気持ちだったと思うので代弁しておきましょう(笑)) 45号車さんの防戦ラインと、ひたすらインだけを狙う 86号車さん。最後の、2、3周 となったころには サイド・バイ・サイド の壮絶なバトルを繰り広げ、あわやトップ入れ替わりかという展開にギャラリーは大喜び。
3位を走る 123号車さんを、後ろを走る 75号車さん が執拗にを狙います。123号車さん としては、このまま行けば 少なくとも今シーズン初となる表彰台、ですので、決して譲れないポジションです。また、シリーズポイントの 3位 もかかっており、自力奪取の為には何としても前を行く 86号車さん の前に出たいところですが、後ろに 75号車さん 居る以上は捨て身の攻撃をしかけるわけにもゆきません。
結局、順位を保ったままチェッカー。お尻を奪われたお返しに、45号車さん のシャンパンの中身は表彰台の上で全て 86号車 さんの背中に注ぎ込まれたそうです...
時間待ち
戦隊モノのショーや、お姉さんたちのライブを見ながら過ごします。やっぱり OLD/NOW は楽しいですね。参戦したばかりの頃と違い、色々なものを楽しむ余裕ができました。各ピットを除いて回ると、お昼寝中のレーサーの方々。平和な時間が過ぎてゆきます。
決勝(スタート)
そして決勝。私は アウト側 の 12番グリッド。右前方に 6号車さん、目の前には 久々に参加の 66号車さん。右後ろに 100号車さん。真後ろには 51号車さん。前の 2台 は経験上 スタートが上手い。後ろの 100号車さんはそんなでもない(失礼!)。「後ろを気にせずに、前に空いたスペースを利用して、1コーナはなるべくアウトに飛び込む」と、勝手なスタート予想を立てながらグリッドに付きます(笑)。
赤 → 消灯、スタート。どちらかというと成功。まずますの加速。前方視界、そしてミラーを駆使し、前後左右、360°、意識を分散させ、周囲の状況をスキャンし、各車との相対速度を計り、各車の動きを予測し、自分のポジション取りを考える。レースの中で、最も大好きな瞬間のひとつ。
直線で予想外にも 66号車さん に並びかけることに成功すると、1コーナは予想通りアウトからの飛び込みに。比較的無難に1コーナ、1ヘアを抜けてゆく。各車ポジション取りのために微妙にラインを調整。
ダンロップ下で 66号車さんに 完全に前に出られてしまう。しかし、2ヘア手前のアウト側にスペースができたことを 「よんよんセンサ」 が見逃さない。タイヤも、ブレーキも元気な勝負所。一気に レイトブレーキ で 66号車さん の前へ、そしてさらに前の車の横にまで飛び込む。ラインを膨らませることなく、狙った車の アウト に ピタリ とつける。「決まった!」
直後、真横から聞きなれた衝撃音。「いや、俺じゃないぞ?!」。直観的にハンドルをアウトに切ってラインを膨らませて回避操作。右サイドに軽い接触。浅い。何が起きたかはわからないが、そのままアクセルを踏んで立ち上がり、同じく抜けてきた 66号車さんと裏ストレートで 並走、そして前に出させて頂く。
後で知ったところによると、普段から仲の良い某氏と某氏が、仲が良くなりすぎて禁断の一線を越えてしまったということらしい...
Safety Car 導入
前方の36号車さんを追い、66号車さんに追われる展開。リタイアする車両が出たが、レースの全体的な流れには支障が無いと思っていたところ。最終で黄旗の振動。最終出口で最徐行する SC を先頭に、レーシングスピードの車両が次々に急減速する。「うはぁ!」という感じで渾身のブレーキ。咄嗟にハザードを付ける。追突を警戒して後方を見ると 「うはぁ!」「うはぁ!」...と皆 急ブレーキで続いてゆく (笑)。
FIA国際モータースポーツ競技規則 附則 H項 「黄旗の振動は何があっても停止できる速度」って書いてあったような記憶あり。突然の抜き打ちテストみたいなもの。テストの結果、全員止まれみたいで落第者なし(笑)。
レース再開
非競技化の2周を経て、2ヘアを抜けたところで SC のパトライト が消えると、そのまま SC はピットロードへ逸れる。レース再開だ。この後のメインポストでグリーンを振られると、その後は追い越しも可能。と、前方の 36号車さん が加速をせずに前側に大きくスペースを空ける。裏ストレート。真ん中あたり。
予選 5番手だったはずなのに、何故ここに居るのだろうという突込みは ナシ にして、とりあえず 「はよ行かんかい」 とクラクションを鳴らしてみる。真意を量りかね、いつでも加速体制に入れるように若干前を空けておく。
これは、この 44号車 と 1年間 の因縁 (そんなに無いが) に決着をつけるべく、前走車の邪魔を受けずに、サシで勝負をしたいとの意味と受け取った。お望み通り、勝負を受けることにしよう (笑)。1度、2度、切り結ぶうちに 先行する 6号車 さんに追いつく。「シリーズポイント関係ないし~」 と イマイチ ヤル気のなかった 6号車さん に譲って頂いて 2台とも前に出てフリーになると、36号車さん にじわりじわり と離される。
はるか前方でバトルを繰り広げる、27号車さん、88号車さん。何度か並びかけるディープなバトル。ここに 36号車さんが追いついた。この映像を見た、15号車さん が感想一言。「3台とも赤っぽくって判りにくい」。まあ、確かにそうだ(笑)。
自分も、何とかその赤っぽいのに追いつきたい。チェッカー振られた時のタイム差があんまり離れていると、チギられたみたいで恰好が悪い(笑)。残り周回を気にしながら、何とか詰めてゆく。頑張った甲斐があって、前の2台にひっかかった 36号車さん とは 結果的に 0.3 秒差でチェッカー。記録上は、そんなに負けていない。うん、上出来だ(爆)。
最後のラップで、88号車さんが 27号車さんの前に出る。私はあれやこれやで予選から 3位 上げて 9位 で 4ポイントゲット。シリーズポイントも確定。
本年度のレースを振り返って、シリーズポイント 7位 は、昨年の17位に比べると、自分の実力に照らし合わせて十分に納得の行くものだったと思います。このレース、このメンバーの中では、たかだか 10位 の 2ポイントを取ることすら簡単ではありません。運にも助けられながらも、すべてのレースでポイントを取ることができたのは、大変誇らしいと思います。
最後に、主催頂いた 株式会社ビースポーツ様、協賛メーカ、協力頂いたすべての方にお礼を申し上げたいと思います。
Posted at 2011/11/14 22:50:58 | |
トラックバック(0) | 日記