
2013年10月20日(日)
午前4時にFSW到着。
夜明け前に現地入りしたのは、雨が降り続くことに備えて「屋根がある席を確保」するため。
雨は降ったり止んだりの繰り返し。
この時点では、午後から回復の予報もあり「楽観視」していた。
富士の『名物』、いや『魔物』である「雨」が、
レース関係者もファンも予想がつかない、
「非常事態」を巻き起こすことに・・・。
予選順位は、アウディ1号車がポール、トヨタ8号車、トヨタ7号車と続き、アウディ2号車。
レース開始時刻は午前11時。
各車がグリッドに並び終わるも、トヨタ8号車がピットに取り残されたまま・・・
8号車はウエットコンディションをドライバー3人に確認させようとするも、ピットクローズに間に合わず。
予選2位のポジションを「自ら捨ててしまう」結果に。
スタートはセーフティーカー先導であったため、「最後尾&1周遅れ」となり優勝候補からドロップアウト。
雨は降り続き、セーフティーカー先導が続き、とうとう「赤旗中断」。
この時点で、1号車、7号車、2号車が、トップ3。
再び、セーフティーカー先導で1号車がトップの走行。
富士の魔物は1号車にも牙を剥く・・・
雨水がインダクションに流れ込み、フィルターが水を吸い込み、エンジンが吹けない模様。
無常のピットイン。「周回遅れ」にならないように、数回に分けてのピットインで作業。
ほぼ最後尾となってしまった1号車、ここで再び「赤旗中断」。
無常にも雨は降り続く。
この写真からも雨の激しさが・・・
1号車の後退により、トップはトヨタ7号車、2位はアウディ2号車。
ようやくレース再開(いや開始)かと思いきや、これ以上の続行は「危険」と判断されレース打ち切り。
トヨタ7号車が富士大会「連覇」となりました。
現地で観戦された皆様、雨と寒いなか、お疲れさまでした。
結果として「1度もレースペースで走らない」という、後味の悪いレースとなってしまいましたが、
大きな事故を起こさないためにも、オーガナイザーの判断は正しかったと思います。
ドライバーの「観客の皆さんに申し訳ない」というコメントに加えて、
表彰式終了後の「ピットウォーク」など、できるかぎりの対応はできていたのではないでしょうか。
Posted at 2013/10/22 20:26:04 | |
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