
先日、「サーキットの狼」ミュージアムを見学してきました。
お目当ては、1994年のF1マシン「ロータス無限ホンダ」107Cです。
コーリン・チャップマンが興した「本来の」チーム・ロータス最後のマシンで、日立、シオノギ製薬、コマツ、田宮模型といった、日本企業のスポンサーが懐かしいです。
名義上は「94年仕様」を名乗っていますが、実態は92年仕様の107でした。
2年前のマシンに戦闘力があるワケもなく、ジョニー・ハーバート選手と無限エンジンの奮闘むなしく、入賞なし。
結局、107Cは無限ホンダ専用の109がデビューするまでの「つなぎ」でした。
新型エンジンを搭載し、戦闘力アップが期待されたモンツァでは・・・いきなり「おかま掘られて」終了。
あれは悔しかった・・・
慢性的に資金難だったチーム・ロータス。
まともな開発やテストもできないまま、無得点のままシーズン終了、チーム消滅。
のちに優勝を成し遂げる、ジョニー・ハーバート選手や無限エンジンの活躍を考えれば・・・
「資金さえあれば」
この一言に尽きるマシンです。
Posted at 2015/02/26 20:27:32 | |
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